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手書きの温かみ

コンピュータ上の文字って、ちょっと味気なくはないですか。
書いているときの気持ちは温かいのに、ちょっと冷たい印象を与えることもあります。
その点、直筆のハガキはなかなか味わい深いのです。
その人らしいクセのある文字。
わすか3行の走り書きでも、遠くからはるばる旅してやってきたハガキを、すぐにはゴミ箱に捨てられないものです。
なんだか有り難味が違ってくるのです。
中井 俊己(著) かたぎり もとこ(絵) 「ラッキー!いつもいいことが起こる人のちょっとした習慣」

適応障害と診断されてから、文字を丁寧に書くように心がけるようになりました。
上手ではなくとも、丁寧に。
変態と思われるかもしれませんが、書いた文字をまるで自分の子供のように思えて、簡単には消したくない。ゆえに丁寧に書くわけです。
文字を眺めているとそのときの気分や感覚、考えていたこと、前向きか焦りか、などがありありとわかるように思えます。
他の人が書いた文字を眺めると、その人がどんな思いで、何を伝えたくて(書いた文章の行間みたいな)、この文字を書いたのか。
PCのフォントではなかなか出来ないですよね。
手書きの文字を書き始めた理由はここにあります。

また、同署ではこうも書いてあり、「そうだなぁ」と共感しました。

旅先から届く絵葉書、いいですね。
「あっ、こんなきれいな場所で、ぼくを思い出してくれていたんだ」
もらった相手は、あなたをもっと好きになります。
中井 俊己(著) かたぎり もとこ(絵) 「ラッキー!いつもいいことが起こる人のちょっとした習慣」

実際にどこまで思い出していたのかは別として、受け取り手はうれしいですよね。

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