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ソウシ | enrich the world
2022年8月24日 12:32
この本は私が大学1年生のとき、絶望感に苛まれる状況に追い込まれた際に、先輩から無言で渡されたものでした。この本は、筆者が奥さんと一緒に1年6ヵ月の間、世界を放浪して、目にしたものをデジカメで撮り、現地の人たちをコミュニケーションをとり、体験したことをしたためたものとまとめたエッセイ本です。特に目的を持ったものではなく、世界に飛び出すには「今しかない」と思って旅に出たというもの。今回の言葉は
2022年8月25日 19:19
適応障害で悩む方々にとって、とても他人事とは思えない言葉ではないでしょうか。いい子、完璧主義、負けず嫌い、強がり、我慢。。。挙げればキリがないでしょう。かくいう私もそう。だいたい、爆発するまで我慢し続けて大爆発。少しずつ小噴火を繰り返せばいいものを、キャパぎりぎりまでマグマを溜めて大噴火を起こします。この小説、この続きは主人公によりこう続きます。適応障害の人々の中で、割合多くの人た
2022年8月26日 16:00
HSP(Highly Sensitive Person)に関する本で紹介された、HSPの方からの投書です。HSPの人たちは揉め事や不穏な空気に出くわした際、他人のせいでそうなったとしてもどうにかしないといけない、と責任をとりがち。私もその一人です。この本では、どんな人でもすべての世界で責任をとることはできない、誰かの責任を肩代わりしてしまうことになるが、他人の責任はその人がとって過ちから学ぶ
2022年8月27日 12:08
IKKOさんの本に戻りますが、IKKOさんは子供のころ人にやさしくされる経験が少なかったと言います。小学生の時に立ち居振る舞いを罵られた経験や、スポーツで周囲の足を引っ張った経験から、周囲とのコミュニケーションや一緒に何かをやることが怖くなったそうです。それがいずれ大人になったとき、もう二度とあの頃には戻りたくない、嫌な感覚を払しょくしたいという強い思いになって現在に至っているようです。そ
2022年8月29日 11:56
子どもを褒める場面を想像します。「テストで100点とったよ!」「すごいじゃなーい!よくがんばったね!」その子どもが獲得した結果(ここでは100点のテスト)は「Having」といいます。「今日はサッカーの自主練習を1時間やったよ」「がんばってるねー!えらい!」その子どもががんばった行動(ここでは自主練習)は「Doing」といいます。どうしてもHavingやDoingばかりが褒めら
2022年8月31日 09:30
ベストセラーとなった「神との対話」シリーズの冒頭部分にある言葉です。タイトルからして胡散臭い感じがします。しかしレビューでは「人生が変わった」などの壮大な感想が並べられています。一度騙されたと思って読み通そうと思います。(まだ全然読了していません。)喜び、ワクワクなどのポジティブな感情だけでなく、不安、怒り、焦り、悲しみといったネガティブなものも、まずは自分が何かの問題に対してどう感じ
2022年9月1日 10:02
今日は9月1日、防災の日です。私が住む地方も豪雨災害を経験し、そのときの雨は異常であっという間に道路は冠水。地域では防災の意識が強まっているようです。自分自身の防災も考えておかないといけないと思いました。ここでいう防災とは豪雨対策といった天災などではなく、自分自身にふりかかる自分ではすぐに手の施しようがないような災難のこと。私の場合は会社の状況、パワハラ、それに自分の性格も相まって5
2022年9月2日 09:42
コーヒー豆の自家焙煎してる私は数年前から趣味でコーヒーの自家焙煎をしています。自家焙煎と言っても立派な焙煎機があるわけではありません。ゆめタウンで買った直径15cmの手鍋が焙煎機です。これをカセットコンロにかけてお豆を焙煎します。最初はいろんな加減が良い加減にできず苦労しました。火加減、煎り加減、一度に焙煎する量の加減…浅煎りだと青臭さが残っていたり、深煎りだと苦味だけが前面に出てい
2022年9月5日 10:36
IKKOさんは若い頃、先輩たちに対して自分の方が上手だと驕っていたといいます。それは自分の自信のなさであったり羞恥心がそうさせたと分析しています。けれど、こんなことをして得るものはなかった、と。自分と他人を比べないということにもつながりますが、自分と他人を比べてしまうとどうしても劣等感だとか優越感につながってしまいます。そんな優劣ではなくて、純粋に相手のいいところ、素晴らしいところ
2022年9月7日 09:40
「絶望している暇はない」はこの本の帯に書いてある文言です。著者は「物心ついたときから耳が聞こえず、近い将来目が見えなくなる病気にかかっている」方です。私は完治が難しいと言われる自己免疫疾患(血管炎)患者であり、さらに適応障害患者なのですが、診断が下されたときは「なんで自分ばかりこんな目にあわなきゃいけないんだろう」と落胆したものです。しかしこの著者は私をはるかに超える難しい状況におかれて
2022年9月8日 11:00
本書は著者がさまざまな著名人の心の拠り所となっている宝物を、そのエピソードとともにかき集めた物語です。1人目としてベテランイラストレーターの田村セツコさんのお話。田村さんの宝物とは、一目見たときから欲しいと切望したというほどのポスター。アメリカの友人に探してほしいと頼んで半年後に送られてきたものとのこと。加えて、日々の暮らしの中で積み重なったメモや小物類をあつめた箱。そのエピソードの続きで
2022年9月9日 10:24
著者は「物心ついたときから耳が聞こえず、近い将来目が見えなくなる病気にかかっている」方です。ハワイで雰囲気のいいレストランに入ったときの出来事。このウェイターさんは、著者が呼ぶのに困らないように常に視線を著者に向け、目が合ったときは微笑んでくれたといいます。「なにが問題? 心配ないですよ!」自分の言動で誰かが気分を害してしまわないか、自分は間違っているのではないか、迷惑になってや
2022年9月12日 09:21
前回(↓)に続いて、イラストレーター 田村セツコさんの宝物のお話。漫画ブームで仕事が増えてきたころ、分業体制のお誘いがあって仕事をどんどんとって裕福な生活を、なんていうお話に、最初こそ契約したもののすぐに契約をやめたそうです。その理由が、興味がない気持ちが乗らなかったこれでいいと思うんですよね。もっと自由に、自分の好きなことを、やりたいと思うことをやる。反対に、自分の意志に反して、嫌
2022年9月13日 10:08
『あの人の宝物』からの引用です。家事評論家、随筆家の吉沢久子さんの宝物を紹介した章に差し掛かりました。吉沢さんの宝物はフランスの古い器。格式高いように見えるが、他の皿も含めて普段からいろんなことに使うようです。気高そうなお皿はここぞというときにしか使わない、といった決めつけを嫌うそうで、自由に使っていると。吉沢さんのもとに寄せられる相談の中に、コンビニの総菜をよく買うが、ご主人も美味しいとい