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障がい者は果たして本当に生産性がないのか?

みなさんこんちわ。

今日は「障がい者は果たして本当に生産性がないのか?」というテーマで記事を書きたいと思います。

これについての動画も撮りました。

相模原障がい者施設殺傷事件とは?

相模原障がい者施設殺傷事件はみなさんも良く知っている事件だと思います。


2016年(平成28年)7月26日未明に神奈川県相模原市緑区千木良476番地にあった、神奈川県立の知的障害者福祉施設「津久井やまゆり園」にて発生した大量殺人事件[1]。元施設職員の男A(犯行当時26歳)が施設に侵入して所持していた刃物で入所者19人を刺殺し、入所者・職員計26人に重軽傷を負わせた。

この事件を題材にした、テレビ番組

で、視聴者から以下のようなコメントが投稿されたことで、Twitter界隈で炎上していました。内容は以下の通り。

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・容疑者の意見には賛成です。正直、今の日本に、障がい者を保護する余裕はありません。

・普通の人でも生きるのが精いっぱいなのに、生産性のない障がい者を守ることはできません。

・障がい者は私たちプロの社会人戦士から見たら、目障りかつ邪魔以外なにものでもありません。

・お願いですから、障がい者はこの世からすべて消えてください。

と、言った内容です。

福祉分野で働く僕からの意見ですが、

シンプルに思ったのが、ちょっと視野が狭すぎないかい?ってことです。

障がい者を保護する余裕がないというのは、この人の世界の中だけでの、この人の考え方にすぎない。

障がい者を保護する人は実際いるし、障がい者がいることで恩恵を受けている人も実際にいます。医療現場で働く人、福祉現場で働く人。

もちろん僕も、障害を持つ人を対象にお仕事をしているので、いなくなると困ります(笑)

「健常者」「障がい者」と分けることが良いかどうかは別にして、

障がいを持っていても、健常者のことを養っている人も実際にいるのです。


そして、この世から全て消えてというのは、自分の存在すらも否定することになります。

それはなぜか?

障がい者という大きなくくりで考えたとき、人間は誰しも生きていて、老いていけば、自然といつかは障害を持つようになるからです。


認知症という病気を知っていますよね?2025年には認知症罹患者は700万人となり、65歳以上のうちの5人に1人が認知症になると言われています。

認知症はなんらかの原因で、脳が障害を受けることで発症する進行性の病気です。

少しずつ生活に支障が出てきて、生活に障害が生じるようになります。広義で考えると、認知症患者も障がい者ですよね?


そして、発達障害という障害もあります。引用します。

「日本では「発達障害」とひとくくりで呼ばれることが多いのですが、世界的には発達障害とひとくくりにするよりも、「ADHD」「自閉症」「アスペルガー症候群」などそれぞれの診断名で呼ぶことの方が一般的のようです。」

「日本における発達障害児の割合については、2002年に文部科学省が日本全国各都道府県の公立小中学校を対象に行った調査結果が一番参考になると思います。
その調査結果では発達障害の可能性がある児童の割合は6.5%と報告されています。
1クラス30人程度とすると、1クラスに2〜3人の割合でADHDやアスペルガー症候群などの発達障害児がいる計算になりますね。」

ということです。つまり、障害というものは、生まれつきなっている可能性もあるし、児童の段階でなる可能性もあるし、年老いていけば誰しもなりうる可能性があるのです。

このような考え方を踏まえたときに、先ほどのテレビ番組コメント投稿した方の意見がどう感じるのか?ってのを少し考えてもらいたいなと思って、記事と動画にしました。

最後まで読んでくれてありがとう。

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