えの

アニメとか漫画の話になる予定

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最近の記事

漫画に手書きセリフを入れるべきか問題

最近Xで某手書き日記が流れてくるようになって、活字じゃない手書き文字の効果を考えたりしています。 『手書きの文字には力が宿る』と誰かが言ったような言わないような曖昧な記憶を辿りつつ、noteのトップ画像は手描きにしたりしているわけです。が、どうなんでしょうね。紙に絵を描く延長で字も書いたというのは流れとしてよくわかりますが、タブレットで描いた絵には素直に活字を置けばいいじゃんって気にもなります。 これまで描いた漫画では、たまに手書き文字も入れてました。でも、最近は書き文字

    • 凄い言葉リスト

      フォロワーの方が何人かやってたので、記憶力を刺激するためにやってみます。 別に名言とか箴言とかじゃなくて、「お前の信仰がみたい」ということらしいので、自由に行きます。 多分秤は原作読んでないんだよな。 このセリフで感動するのがすごい。 それぞれ宮崎駿、富野由悠季、庵野秀明です。 三文字の威力。 予想通り、だいたい漫画アニメからの引用になりましたね。 ギャグやコメディ漫画のセリフを考える人はほんとに凄いと思う。

      • 『トラペジウム』呪術が作ったアイドルユニット

        観てきました。いろいろと賛美両論な映画みたいですが、私の感想は上のような感じで、補足的にここに書いておきます。 主人公の東ゆうちゃんは、アイドルになるという目標のため、『住んでいる地域の東西南北から一人ずつ美少女を集め、アイドルユニットを結成する』という行動を起こします。なぜ東西南北なのか? というのは当然の疑問ですが、そこは説明されませんし説明してはいけません。なぜなら『東西南北縛りを課した仲間を自分の足で集める』という行為は、多分に呪術的な側面を持つからです。 呪術は直

        • 『オッペンハイマー』の時間演出

          観てきました。特に光と音の演出がすばらしく、映画館で観る価値のある映画でした。 原爆に対する視点については各所で感想が出ているので、ここでは演出について書いときます。 本作はだいたい2つから3つの時間軸が平行に流れていて、学生だったオッペンハイマーが原爆開発して実験に成功するまでのストーリーを軸に、戦後の聴聞会シーンが適宜挿入される形で進んでいきます。 その時点でノーラン監督らしい『時間の演出』が挟まれているといえますが、私が気に入ったのは原爆投下のあとの演説シーンです。

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          ブルーアーカイブ3周年で始めた人向け生徒紹介(リセマラランキングではない)

          結論だけ先に書きます。 これからブルアカを始める方は、1/30までの無料100連ガチャを回して、1/31から始まるアニバーサリーガチャ(星3確率2倍)を石の続く限り回してください。評価5点の生徒が引けると嬉しいですが、ピックアップされていない生徒を引き当てるのは至難なので、あまり気にしないほうがいいです。むしろブルアカは育成コストが非常に高いので、早く始めて先生レベルを上げたり配布アイテムを貰いにいくほうが、総合的な満足度は高くなると思います。 ということで本文。タイトル通

          ブルーアーカイブ3周年で始めた人向け生徒紹介(リセマラランキングではない)

          スタァライトAdvent Calender 2日目担当しました

          ぼくのわたしのスタァライト Advent Calendar 2023 - Adventar この『ぼくのわたしのスタァライト Advent Calendar2023』という昨日発足した突発企画に参加を決め、今日この記事を書いています。 アドベントカレンダーという文化は寡聞にしてよく知らなかったのですが、もともとは12/1~12/24までの1日ずつ、穴を開けてクリスマスまでのカウントダウンができるカレンダーのことらしいです。 そこから転じて、参加者が何かしらの記事を1本ずつ

          スタァライトAdvent Calender 2日目担当しました

          映画感想『アリスとテレスのまぼろし工場』

          感想です。ひとことでいうと傑作でした。 私はオリジナルアニメに対して贔屓目に見るタイプで、さらに何か新しい試みがされていると大幅に加点してしまいます。この作品はどっちも満たしているので超好きアニメです。 じゃあ何が新しいかというと、まあやっぱりラストの展開ですね。 世界を永続させるために五実を神に嫁がせたい佐上と、どうせ自分たちが幻ならこのまま滅んでもいいという市民たち。そのどちらでもなく、正宗が出した『いずれ滅ぶとしても変わりたい、変わっていける』というメッセージ。

          映画感想『アリスとテレスのまぼろし工場』

          読切感想『わたしひとりの部屋』誰かのそばにわだかまる絶望

          ヤングスペリオールの新人賞大賞を受賞した読切の感想です。下のリンクから本編を読めますので、まずそちらをどうぞ。 スペリオール新人読切・【読切】わたしひとりの部屋/udn | ビッコミ(ビッグコミックス) (bigcomics.jp) 読みましたか? 読みましたね。 では感想書きます。 沁み入るような絶望が全編を覆っている作品でしたね。 その日を生きるぶんにはなんとかなるものの、その先がどうにも見えない、ぬるい泥濘に膝まで浸かっているような毎日。焦燥感と苛立ちがゲーム内の

          読切感想『わたしひとりの部屋』誰かのそばにわだかまる絶望

          毎週4コマを描いて6ヶ月目の記録

          以前描いた記事の続きです。 漫画自体はこんな感じ。3ヶ月前よりちょっと主線を細くしています。 結果 前回は13週目までの集計だったので今回は14週目からです。 ちょっとサボってたのがバレてしまう。 ※インプレッション:ツイートがTwitterで表示された回数。  エンゲージメント:ツイート、プロフィール画像のクリック、RT、返信、いいねなどの総数。 考察 14週目が目に見えて跳ねていて、実際私の人生で一番見てもらえたツイートになりました。ただPixivのほうはそこ

          毎週4コマを描いて6ヶ月目の記録

          映画感想『M3GAN ミーガン』

          公開から時間が経ってたので微妙な時間の上映ばかりでしたが、ちょうど観る機会ができたので行ってきました。一言でいうと、『アイの歌声を聴かせて』を苗床に誕生した『チャイルド・プレイ』と『ターミネーター』のキメラがこの映画です。 全体のプロットを整理すると、びっくりするほど古臭くて予定調和です。が、ロボットのミーガンが絶妙に怖かわいいデザインなのと、開発者のジェマとその姪ケイディの関係性が良くて、最後まで楽しく鑑賞できました。 AIがモチーフのフィクションだと、もはや胸焼けする

          映画感想『M3GAN ミーガン』

          映画感想『青春ブタ野郎はおでかけシスターの夢を見ない』

          みなさんがアクロス・ザ・スパイダーバースを観ている間に私は青ブタを観てきました。 このシリーズ、他作品でたとえると物語シリーズ的な会話劇+不思議現象が繰り広げられるわけですが、今回はどちらかというと思春期症候群よりも普遍的な『自身の選択と未来』にフォーカスして、『誰にでも起こりうる苦しみ』を描いている感じでした。 というわけでネタバレ感想します。 舞台挨拶ライブビューイング付きで観たので、そこでやっていた好きなシーンを語る流れに倣って私も好きなシーンを挙げてみます。 い

          映画感想『青春ブタ野郎はおでかけシスターの夢を見ない』

          毎週4コマ漫画を描いて3ヶ月目の記録

          今年頭から毎週1作4コマ漫画(主にブルーアーカイブの二次創作)を投稿していたので、現状の閲覧数推移を記録しておきます。本当は6ヶ月続けたらと思っていたけど、長続きさせるコツは小さなゴールをたくさん作ることとどこかで読んだので、一旦このタイミングで振り返ることにします。 作品サンプル 下のようなサイズ、描き込みの作品をTwitterとpixivで公開しました。 作業環境:iPad Air+Clip Studio Paint EX 作業時間:アイデア出しを除いて10~20時

          毎週4コマ漫画を描いて3ヶ月目の記録

          劇場版スタァライト演出考察補足

          前回の記事のおまけです。 ほぼツイッターで書いた分の焼き直しになります。また、前記事と重複する部分がけっこうあります。 前提 映像の演出には、舞台の上手(右側)、下手(左側)の関係があり、おおむね右にいるものは強く、左にいるものは弱いとされます。 右から左への動きは自然な流れと受け止められ、逆に左から右への動きは逆境への対抗となります。 登場人物の上と横にはそれぞれ下図のような空間があります。 ヘッドスペースは図に描いた程度の広さ、もしくは完全に無くして画面をシャープに

          劇場版スタァライト演出考察補足

          列車は右から左へ走っている-舞台少女に吹く風とその立ち位置-

          この記事は、2022年10月10日に頒布された有志による劇場版スタァライト考察合同誌『舞台創造科3年B組 卒業論文集』に私が寄稿した原稿を、Webで読む用に手直ししたものです。 リンク:劇ス卒論合同 (saboteng23.wixsite.com) Webでの公開にあたり、図の挿入位置等が書籍版と異なっている場合があります。また、書籍版には全部で99本(本原稿含む)もの熱い論文が掲載されておりますので、興味があればぜひお手にとってみてください。 1.はじめに 劇作家、別役

          列車は右から左へ走っている-舞台少女に吹く風とその立ち位置-

          【HUNTER×HUNTER】キメラアント編で頭を使うシーン

          HUNTER×HUNTERが4年ぶりに連載再開するらしいので、頭の準備体操的に読むのに頭使うなーってところをまとめます。特にキメラアント編にその傾向が大きかったのでその分だけです。 一応テーマ別にしてますが結構いい加減です。 ■ブラフ ハンタ世界の住人はみんな賢いので息をするようにハッタリをかまします。特に好きなのがこのシーン。 ナックルの”天井不知唯我独損”は発動時にポットクリンを憑依させることができますが、それ自体はオーラの貸付額をカウントする機能しかないので、ここ

          【HUNTER×HUNTER】キメラアント編で頭を使うシーン

          『ハケンアニメ!』とガンダムとエヴァとか

          『ハケンアニメ!』を観てきました。すごく面白かったのでネタバレしながら感想書きます。  私は原作小説未読で、予告以外の事前情報なしで観劇しました。ので、原作を読んでからだと違った感想になるかもしれないし、完全な妄想になるかもしれないことを前提に書きます。 ■王子監督  この作品の顔といえば、やはり王子監督(中村倫也)でしょう。好感度マイナスから始まって、対談や作品へのこだわりを示すシーンを積み重ねつつハワイに行ってたと見せかけてセルフ缶詰してた事実が見えてきて、好きな人

          『ハケンアニメ!』とガンダムとエヴァとか