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英語の独学法を解説します。読む力を活かして4技能を伸ばす。遍歴:実務系英語翻訳、ライティング。新形式TOEIC900点。TESOL120h(ITT)。洋書はのべ300冊くらい読了。英語ブログ→ https://language-seeker.com/

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英語独学のロードマップをざっくり解説【これだけやっとけばOK】

英語の勉強が実を結ぶかどうか。 これを決定する最大の要因のひとつが「正しい英語学習法を取り入れているか」という点(もうひとつは量が足りているかどうか)。 いくらやみくもにがんばっても、学習方法が間違っていると伸びません。 といっても学習初心者は何から手をつけたらいいのかまったくわからないと思うんですよね。 ここでは僕が今まで英語を勉強してきた実体験に、第二言語習得研究の知見を盛り込み、学習ロードマップの全体像をざっくり描いてみようと思います(個々の学習法については別記

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    • 多言語習得の罠はメンテナンスの大変さ

      「英語以外の外国語も学習してみようかな」 このように思っている人は少なくないと思います。 僕もドイツ語と中国語をなんとなく気分でかじってみた経験があるので、よくわかります。 中国語もできるようになりたいとか、英語のほかにも外国語が使えたら生き方の幅が広がるなとかたまに思うんですよね。 しかし本格的に第3外国語の学習を始めることなく終わってしまいます。 なぜ躊躇してしまうかというと、力の維持が大変すぎるからなんです。 新たな外国語を勉強するときに何が重しになるかとい

      • 洋書は序盤がいちばん難しい

        洋書は序盤がもっとも負荷が高く、読み進めるのが難しいです。 これを知っているかどうかでだいぶ成果が違ってきます。 なぜ序盤が難しいかというと、全体の構成や話の流れがわからないからです。 どういうテーマなのか、どういう文章スタイルなのか、登場人物の関係図はどうなっているのか、などなど。 こうした全体像がつかめていない序盤は、負荷が高くなります。 逆に言えば、全体像さえつかめれば負荷は一気に下がり、飛ばし読みや速読で読み進めていくことすら可能になるのです。 「最初は難

        • 中学レベルから始めて洋書1冊読めるようになる学習ロードマップ

          「洋書を読んでみたいけどどうやって勉強すればいいのかわからないな。そもそも中学英語もあんまり理解できてないレベルだし…」 このような方に向けて、洋書を読めるようになるための学習ロードマップを提示しようと思います。 中学レベルの英語学習から始めて、簡単なペーパーバックが読めるようになるところまでもっていきます。 早ければ1年以内、遅くとも2年もあればゴールに到達できるでしょう。 付随的な効果で、リスニングや英作文、スピーキングの基礎も固まります。したがってTOEICや英

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          Scientific Americanで語彙増強「燃え尽き症候群はセルフケアでは治せない」

          今回もScientific Americanのポッドキャスト。 タイトルは「You Can’t Fix Burnout with Self-Care」 burnoutはいわゆる燃え尽き症候群のこと。 注目したいフレーズは以下の3つ。 ・nail 成功する、上手くやる I’m going to make time for activities that I find nourishing and finally nail that work/life balance.

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          シュリーマンの伝説的な英語勉強法『古代への情熱』

          シュリーマン(1822-1890)は伝説の考古学者。 架空の存在と思われていたトロヤ、ミケネ、ティリンスを発掘してしまったことで知られます。 そして彼は外国語学習者のあいだでも名の知られた存在でもあります。 何ヵ国語をもマスターする異様な才能にくわえ、その独自の学習法が注目を集めるのです。 彼の自伝『古代への情熱』には、その方法がさらっと書かれています。 この本の存在は昔から知っていましたが、実際に読んだのは今回が初めて。 シュリーマンは英語の学習法について次のよ

          シュリーマンの伝説的な英語勉強法『古代への情熱』

          ビル・ブライソンで学ぶ英語『人類が知っていることすべての短い歴史』

          ビル・ブライソンはアメリカのノンフィクション作家。 一番の長所は強烈なユーモアの連発。とくに旅行記が人気です。 そのブライソンが書いた科学入門の本が『A Short History Of Nearly Everything』(邦題は『人類が知っていることすべての短い歴史』) 日本では新潮文庫で入手できます。訳のクオリティも高し。 ブライソン自身が科学史を勉強しつつ、その成果を読者にシェアしていくという構成になっていて、すこぶる面白い。 扱われる分野はありとあらゆる方

          ビル・ブライソンで学ぶ英語『人類が知っていることすべての短い歴史』

          サイエンティフィックアメリカンで語彙増強『なぜ仮眠は健康に良いのか』

          今回もサイエンティフィックアメリカンでリスニングしました。 使った記事は『Why Short Naps Are Good for You』。 短時間(10~20分)の仮眠の効果を解説した記事になってます。 今回注目したいフレーズは以下の3つ。 ・quick snooze 仮眠 I would like a quick snooze sometimes. 「時々、ちょっとした仮眠がしたいですね。」 ちなみに短時間の昼寝のことはpower napとも言います。 ・

          サイエンティフィックアメリカンで語彙増強『なぜ仮眠は健康に良いのか』

          サイエンティフィックアメリカンで語彙増強「時間旅行はできるのか?」

          今回はサイエンティフィック・アメリカンの記事でリスニングしてみました。 ここのポッドキャストは非常に有益。もちろんスクリプトもついてる。しかも見やすい。 使ったのは「The Great Debate: Could We Ever Travel through Time?」というポッドキャスト。 注目したいフレーズは次の4つ。 ・dug our heels in 立場を譲らない We each picked a side – I was pro time travel

          サイエンティフィックアメリカンで語彙増強「時間旅行はできるのか?」

          『超勉強法』の英語学習法は正しいのか?

          野口悠紀雄の『超勉強法』というベストセラーがあります。 1995年に単行本が出て、2001年の文庫化の時点で100万部が売れていたという。 現在までにどれだけ部数を積み重ねているのかはわかりませんが、相当なものだろうというのは予想できます。 実際すごくいい本。僕も高校生のときに読んでけっこう影響を受けた覚えがあります。 そして久しぶりに読み返してみたら、モチベーションが上がりました。 この本には英語学習についても書かれています。 その方法は教科書の丸暗記。 従来

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          『速読英単語 中学版』を読んでみた

          まったくの英語初心者が英単語学習を始める場合、いったいどんなテキストから手を出せばいいのか? この問題に決着をつけるべく、最近、中学レベルの色んな参考書を読んでます。 まずはこれを完了。 Z会から出ている速読英単語シリーズの一冊。 本作は中学生向けのバージョン。 基本的には、単語学習はこのシリーズだけやっておけば大丈夫なんです。 中学レベルからTOEIC900点レベルまで、他のものに手を出す必要なし。 しかも正しい使い方をすれば、語彙力と長文読解力だけでなく、リ

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          クラッシュコースで語彙増強『地球はどのように動いているのか?』

          今回は「クラッシュコース」というチャンネルにある地理学(Geography)の動画を使ってリスニング学習してみました。 クラッシュコースはYoutubeにある英語圏のチャンネル。 歴史や科学などの基礎を、アニメーションを使って解説してくれる教育チャンネルです。登録者は1540万人もいる模様。 英語のスピードはむやみに早いです。 僕は過去に何度か、このチャンネルをメインに英語学習してみようと思ったことがあるのですが、なんかしっくりこなくてすぐ辞める、というパターンを繰り

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          音読とシャドーイングどっちをやるべき?

          英語学習の王道に音読とシャドーイングがあります。 だいぶ似通ったトレーニング法ですが、どっちをやったほうがいいとかあるんでしょうか? 結論からいうと、リーディング力を伸ばしたいなら音読を、リスニング力を伸ばしたいならシャドーイングを重視して取り組むのがよいです。 音読は目で見た情報を脳で処理して発話につなげます。一方でシャドーイングは耳から聞いた情報を脳で処理して発話につなげます。 この差異によって、それぞれ大きく伸びる能力が違ってくるんですね。 音読で伸びていく力

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          キューブラー・ロスで学ぶ英語『Life Lessons』

          今月はエリザベス・キューブラー・ロスの『Life Lessons』という洋書を読んでました。 キューブラー・ロスはスイス生まれの精神科医で、とくに死と喪失に関する研究で有名です。 代表作は『死ぬ瞬間』など。日本でもベストセラーかつロングセラーになってる。 彼女の晩年の名著が本作『Life Lessons』。共著者のデイヴィッド・ケスラーはホスピスケアのリーダー的存在。 人生を学ぶべきレッスンと捉えるふたりが、14のテーマについて考察を重ねていく本です。 14のテーマ

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          FTで語彙増強「イギリスで数学嫌いが社会問題になっている理由」

          今回はフィナンシャルタイムズのチャンネルを使ってリスニング&シャドーイングの学習をしてみました。 FTはイギリスのチャンネルなので、全編イギリス英語です。 使った動画は「Why the UK has a problem with maths」。なぜイギリスは数学の能力に問題を抱えているのかという内容。 学生だけでなく大人も数学力の欠如に悩んでいる人が多いそうです。 われわれからすると欧米の人って数学が得意なイメージありますよね(そうでもないか?)。コンピュータの発明と

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          TOEIC学習で使うべき参考書はこれ【おすすめ7冊】

          TOEICのスコアを上げるには、英語力とTOEIC力の両方が必要(英語力が桁外れであれば英語力だけでいいのですが)。 良質なTOEICテキストを使えば効率的に力がつきます。 「別にTOEIC向けの勉強とかしなくてもいいだろ」と僕もかつては思っていたんですが、最近は考えをあらためて色々と手を出してます。 そしたらけっこう面白い。 今回は、僕が知ってるテキストから特に良質なものを紹介します。これ以外はとくにやらなくていいと思います。 英単語は『銀のフレーズ』と『金のフレ

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