見出し画像

音読とシャドーイングどっちをやるべき?

英語学習の王道に音読とシャドーイングがあります。

だいぶ似通ったトレーニング法ですが、どっちをやったほうがいいとかあるんでしょうか?

結論からいうと、リーディング力を伸ばしたいなら音読を、リスニング力を伸ばしたいならシャドーイングを重視して取り組むのがよいです。


音読は目で見た情報を脳で処理して発話につなげます。一方でシャドーイングは耳から聞いた情報を脳で処理して発話につなげます。

この差異によって、それぞれ大きく伸びる能力が違ってくるんですね。


音読で伸びていく力は次の4つです。

・読解力
・スピーキング力
・記憶の定着と自動化(実践で使えるようになるという意味)
・学習状況のメタ認知(できているつもりだったのが実はできていなかったなど発見できる)


一方のシャドーイングで伸びていく力は次の4つです。

・リスニング力
・スピーキング力
・記憶の定着と自動化(実践で使えるようになるという意味)
・学習状況のメタ認知(できているつもりだったのが実はできていなかったなど発見できる)


だいたいにおいて似たような成果が得られますが、リーディング力に特化しているかリスニング力に特化しているかが違います。

だから今の自分がどっちの能力を重点的に伸ばしたいかを考えたうえで、学習法を採用すべきといえるでしょう。

読解力をとくに伸ばしたいなら音読に比重を、リスニング力をとくに伸ばしたいならシャドーイングに比重を置くのが正解です。


この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?