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英語のこぼれ話⑧ will が出てくる歌①

みなさん、こんにちは。
英文法学び直しCafeへようこそ。


第62回からずっと、
助動詞will について
学んできましたね。


せっかく学んだ文法も、
使わなければ意味がない!

……というわけで、
今回は、will が出てくる歌
いくつか紹介します。



洋楽が英語の勉強に良い理由


みなさんは、洋楽が好きですか?
私は、大好きです。


英語の歌を聴いたり
歌ったりすることで、

英語の自然なリズム発音
イントネーションが身につくし、


歌詞の意味を知ろうとすることで
単語文法も自然と身につきます。


(私が中高生の頃、X というバンドが好きで、
英語の歌詞を必死に訳したことも
英語が好きになったきっかけの一つです。)


さらに、
がんばって学んだ文法が
実際に使われている
ことを知ると、
学ぶモチベーションも上がります


そして何より、
音楽を聴くと楽しい!
癒やされる!


疲れているときでも、
横になりながらでも、

通勤電車の中でも、
家事をしながらでも、

歌は聴けます!


勉強という感じがせず
歌を楽しんでいるうちに
自然と英語が上達するのって
ステキですよね!


今日は、土曜日。
お休みの方は、

ゆったりくつろぎながら
英語の歌に耳を傾けてみてください。


will が出てくるおすすめの歌、
1つめはこちらです。


① We Will Find A Way



歌っているのは、
Brenda Russell さんと Oleta Adams さんです。

この歌は、映画「コリーナ・コリーナ」
エンディングに流れていました。


落ち着く曲調で、
歌詞がとってもいい!


歌詞と日本語訳の一部を、
「コリーナ・コリーナ」の
サントラCDジャケットから
引用しますね。


(ちなみにこのCDを、私は引越の際に
手放してしまいました……後悔。)


冒頭の歌詞は、こうです。

Sun follows rain
Strength follows pain
Oh we will find a way

雨のあとには太陽が輝き
苦しみのあとに人は強くなるもの
きっと私たちにも道が見つかるはず

「コリーナ・コリーナ」オリジナルサウンドトラックより引用


3行目の
「 Oh we will find a way 」のところに
助動詞の will が使われていますね。


直訳すると、
「あぁ、私たちは一つの道を
 見つけるだろう」となります。

way は「道、方法、方向」という意味です。

will は未来を表すので、

「(今はまだ道が見つかっていないけど)
きっといつか、道が見つかるでしょう。

という、未来への希望
うたわれています。

詩の内容も素晴らしいですが、
行末で(いん)を踏んでいることにも
注目してください。


rain 」、「 pain 」、「 way 」と、
全て[ éɪ (エイ)]の音で
終わっています。


英語の詩
には、このように
脚韻(きゃくいん)といって
行末の音をそろえるという
形式があるんです。


日本の「五・七・五」のような感覚で、
英語圏の人々はリズム
楽しんでいるんですね。


途中の歌詞も、ステキですよ。

And in the long run
All things happen for a reason
Though it's hard sometimes believin'
What that means
Down the long road
We will sail above these water
There are more than seven wonders
To be seen

長い目で見てみれば
理由のないことなんてひとつもない
中には、どうしてそうなるのか
まるで分からないようなことだってあるけど
長い道のりを
私たちは航海しつづけていく
その途中で目にするのは
世界の七不思議よりもっと
不思議なことばかり

「コリーナ・コリーナ」オリジナルサウンドトラックより引用

下から3行目の
「 We will sail above these water 」にも
助動詞の will が出てきますね。

直訳すると、

「私たちはこれらの海の上を
船で進んでいくでしょう」

となります。

sail は「航海する、船で進む」。
above は「(~から離れて)上に」。

waters は water 「水」の複数形で、
ここでは「海」を指します。

人生を、航海にたとえているんですね。

私たちはこれから先も
航海を続けるのだと、
未来のことをうたっています。


ちなみに、
映画「コリーナ・コリーナ」
ウーピー・ゴールドバーグさんが主演で、

モリーという少女とのふれあいが
可愛く、心温まる映画です。

1994年製作の
少し古い映画ですが、

古い映画の方が
英語が聞き取りやすい
ので、
英語学習にもおすすめです。



②  Let It Be


will が出てくる英語の歌、
2つめは、有名な
Let It Be 」です。


ビートルズの名曲ですよね。

落ち込んだときに聴くと
元気が出る歌です。


助動詞の will は、
2番の歌詞に出てきます。

For though they may parted
There is still a chance that they will see
There will be an answer
Let it be

たとえ離ればなれになっても
また会うチャンスがある
答えはきっと見つかるだろう
なすがままに

The Beatles「Let It Be」歌詞より引用

For though は、「たとえ~でも」。
chance は「チャンス、機会」。

There is ~は、「(今)~がある、存在する」。

There will be ~は、
「(今はないけどいつか)~があるだろう」。

They will see は、
「彼ら(=離ればなれになった人々)は
(いつか)会うだろう」。

どちらの will にも、
「今は無理だけど、いつかきっと
こうなるだろう」という
未来の予測や希望が込められています。

この歌に出てくる
「 Mother Mary 」は、
キリスト教の聖母マリアのことですが、

一説によると、

ポール・マッカートニーさんの夢に
実のお母さんが出てきて

「 Let it be. 」と言ったことから
着想を得て、
この歌を作ったそうです。

間奏でパイプオルガンの音も
流れますし、

教会の中にいるような
敬虔(けいけん)な気持ちに
なる曲です。



……と、ここまで書いた段階で
2,500字を超えてしまいました。

他にも紹介したい曲があるのですが、
長すぎると読むのも大変でしょうから、

とりあえず今回は
ここで終わります。


また次回、残りの歌を
ご紹介しますね。


最後まで読んでくださって
ありがとうございました。


Have a nice weekend!
良い週末をお過ごしください。

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