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広告業界での就活。受けに受けまくって分かった「やってよかったこと・企業規模別の特徴」

はじめまして!
都内の経営学部に通う21卒の遠藤です。

初noteを飾るのは「広告業界での就活を経てやってよかったこと・企業規模別の特徴」です!
私は広告業界に絞って就活を行い、エントリーした + 受けた企業の合計を数えたら88社ありました。
周りの友達に言ったら引かれたこの数字。笑
でも多くの企業について調べ、必死に業界研究を行い、面接・ESを経験したからこそ見えてきたものがいっぱいありました。

ここ最近、後輩から広告業界での就活のコツやアドバイスを求められることも多くなったので、所属ゼミの就活報告会でお話したことをもとに、noteに書き起こしてみたいと思います!!!

★長くなってしまったので、結論だけ知りたい方は「まとめ」に飛んでチェックしてくださると嬉しいです★

※ここから下は「あくまで遠藤の見解です」を頭に入れて読んでくださいいい※

はじめに|そもそもなんで広告業界?

私は大学生活の中で、学校内のプロジェクトや学校外のビジネスコンテストに多く参加してきました。
そのほとんどが企業から「この商品を多くの人に買ってもらうためにはどうすればいいか」「この商品の認知拡大を図る案を考えてください」というもので、それぞれ案を考えて提出を行い、フィードバックをもらうという流れでした。

案を考えるにあたり、企業・商品についてや、生活者の行動・インサイトを調査していく中で、企業側の商品に対する熱意と生活者(購買者)の商品を買いたいと思う気持ちの高さに大きくギャップがあると感じました。

そこで私は「自分が企業の熱い思いを伝えられるコミュニケーションを考えて、生活者が自ら企業・商品を好きになり、選択する環境を創り出したい!」と強く思うようになり、それが実現できると考えた広告業界に就職しようと決断しました。

そのためこの思いを実現することができると思った企業にどんどん応募していった、という流れになります。
(広告業界は業種が多いですが、代理店、PR、マーケティング、制作会社、SP、メディアレップ…とほぼ全業種応募しました。)

遠藤が就活でやってよかったこと

ではここからは私が実際に就活でやってきたことを4点お伝えするとともに、それがどんな効果に繋がったのか、どんなメリットがあるのかも一緒にお伝えできればと思います!

一般的に言われている就活解禁日である3月1日を境に、3月1日より前を【本選考前】、後を【本選考】と設定し、進めさせていただきます。

①【本選考前】ESを使って自己分析

選考が始まる前に多くの企業がインターンシップの募集を始めますよね。
やっぱり広告業界って人気で企業規模に関係なく、インターンシップの参加ですらES・SPI・面接のステップがあるところも多かったです。

そこで私はあえて、ES・動画選考があるインターンシップを応募しまくりました。
ただただ紙に向かって自己分析するのは勿体ないし、やる気が出ない。しかも本選考始まったら嫌っていうほどESを書くことになるため、「早いうちに慣れておきたい」「どういうESが受かりやすいのか知れるのではないか」と思ったからです!

結果どうだったかというと、ES提出の締切があるため考えなくちゃいけないという環境から自己分析に繋がり※、そして落ちる・受かるESの書き方が分かってきました。
受かったらインターンシップに参加することができたし、落ちたとしてもどこがダメだったのかを知ることができたという面で、私的にいいことしかなかったな〜と思います。

※   ESの質問事項「学生時代で頑張ったこと」「〇〇のインターンシップに参加したい理由」などの回答文を考える中で、なんで私はプロジェクトを頑張れたのか、なぜそもそも参加したのか、何を学んだのかなど深く考えることが、結果、自己分析に繋がりました。

②【本選考前】お問い合わせフォームの活用

私は宣伝会議の『広告界就職ガイド』『広告・マーケティング会社年鑑』を愛読し、広告業界への知識を深めました。
また両本ともに最後のページに、本に掲載した企業一覧が載っていたので全ての企業のHPをチェックしました。
気になった、且つ、HP上に就活生向けの情報があまり載っていない企業に対して、お問い合わせフォームから素直に「貴社が気になっています」「お話聞かせていただけませんか」と送らせていただきました。

結果、5社企業訪問することができ、リアルな働き方や人事をはじめ他部署の社員さんから就活アドバイスをいただくことができました!
またお話しさせていただいた社員さんが口を揃えて言っていたことは「企業を使え」ということ。
詳しくお聞きすると「転職も昔と比べたらしやすくなったとはいえ、就職するという選択は人生において大きい選択になるのだから、本選考が始まるギリギリまでお問い合わせフォームでもOB・OGでもめいいっぱい活用し、納得のいく選択をして欲しい」という気持ちがあることがわかりました。

就活という目の前のことだけでなく、人生という大きなくくりの見方を改めて考えられる機会でした。(改めてお話してくださった社員さんありがとうございました!!!)

③【本選考】ESでインパクトを与える

本選考の最中に感じたこと、それは...
「とにかく広告業界は倍率が高すぎる」ということ。採用人数が1桁という企業も多くみました。そりゃ激戦になるわな〜と。

そんな中で訪れる第一関門はES審査です。Q&A回答のものに加え、白紙に「今までの人生をどういう風に書いてもいいので教えてください」とか「自由にあなたをアピールしてください」という難易度の高いものも多くありました。また動画で自己紹介をお願いしますというものもありました。
高い倍率をくぐり抜けるためにはESを通じて会いたいと思わせること、印象を残すことだと考え、白紙ESには画像のように、動画は紙芝居や歌をうたうなどで自分を表現しました。

表現の仕方をこだわったことで、ES審査を通過することができ、面接時には「あ、あのES書いてた子だよね?」「歌印象強かったよ!」と言ってくださり、その一言があるだけでもかなり緊張が和らぐ実感もしました。
そして白紙ESや動画をもとに自分が伝えたいことをしっかりと伝えることができたので、落ちてしまった企業もありますがこだわってよかったな〜と思いました。

④【本選考】逆質問で自分の印象を聞く

どの面接でもある逆質問。
私は企業を調べた中で気になったことや面接官から見た社内の雰囲気、入社理由、キャリアビジョンなど聞いていました。

しかしある日逆質問はただ自分から質問するのではなく、自分が面接を受けている企業で働いている様子を面接官にイメージさせること、私が入りたいと熱意を見せることが大切なのではないかと思いました。
そこで上記の質問に加えて「私の印象はどう映りましたか?また改善点があればお聞きしたいです。」と聞きました。

この質問をしたことで面接官が「遠藤さんは〇〇っていう人だと分かりました。この部署では〇〇という活躍をしてくれるのではないかなと思います。1つ改善点をあげるのであれば〜」というように、お話を繋げてくれる方がほとんどでした。
また初対面の相手に自分がどう映ったのか知ることができ、改善点は次の面接(他社面接)でも繋げることができると感じました。

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以上、4点が「遠藤が就活でやってよかったこと」です。

面白いほど特徴が分かれたベンチャー・中小・大手別の特徴&あるある質問集

ここからは面接を通じて感じた企業規模別の特徴をそれぞれお伝えしたいと思います!
こちらのセクションは簡単にスライドにまとめてみたのでぜひチェックしてみてください!

まずはベンチャーです。

ベンチャー企業は「あなたの趣味をプレゼンしてみてください」など即戦力が問われる質問が多い印象でした。
これは(あくまで推測ですが)、発展途上であるベンチャーに入社すれば新しいことを自ら提案し、行動に移すというようなベンチャーならではの即戦力が問われているのではないかと思います。
また企業のWorks(実績)についての感想を深く聞かれることも多かったことからも、企業側は新しい案や改善点をどんどん吸収していきたいのではないかなと感じました。
なので、ベンチャーの特徴は「即戦力が問われる、面接を通じて若者の意見を聞いている」とまとめました!

次に中小企業です。

中小企業はガクチカなどの一般的な質問に加え、大手でもなく、ベンチャーでもなく、「なぜ中小企業である弊社を選んだのか」という理由を深掘りされることがほとんどでした。
そのためしっかりと志望理由、熱意、実現したいことなど伝えられるように自己分析・企業分析を徹底して行うことをお勧めします。
また次いで多かった質問は「事業会社ではなくなぜ広告業界なのか(※3)」です。これも上記同様、分析の徹底と理解が必要だなと感じました。

※3  広告業界はクライアントが業界問わず存在しますが、事業会社の場合、クライアントはほとんどの場あ合自分の会社のみ(伝える商材が自社商品)になります。

最後は大手企業。

大手企業はベンチャー・中小企業に比べて、「1つの質問に対しての深掘り加減がハンパない!!!」というのが私の印象です。
インターネットで調べたら出てくるようないわゆるガクチカなどの面接チックな質問はあまりされず、「所属する大学はどんな大学か」「あなたが所属する〇〇学科について教えてください」と考えてもなかった質問をされて戸惑ったのを覚えています。そして深掘りをされ、最後には「(私は経営学部だったので)経営とは何ですか?」で終わった面接もありました。
大手企業に関しては私からすると対策方法は難しく、自己分析の応用の応用って感じでした。笑

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以上が「企業規模別の特徴」になります。
多く面接経験をしたからこそ傾向が分かったのはシンプルに面白かったですし、それぞれの企業が何を求めているのか違いを知ることができたので、最終的に1社に絞るという選択をする上でとても役に立ちました!

まとめ

広告業界での就活を経て...
●やってよかったこと
 ・インターンシップの選考はあえてES提出が発生する企業のみを応募しまくり、ESを使って自己分析を行ったこと
 ・気になった企業のHPを確認した上で、お問い合わせフォームを活用し、社員さんにお話を聞きにいく
 ・本選考ではESでインパクトを与え、書類審査を通過し、面接時に作成したESをもとに自分で話の導線つくる
 ・逆質問では自分の印象を聞き、働いている姿をイメージする・させる
●企業規模別の特徴
 ・ベンチャー:即戦力が問われる、面接を通じて若者の意見を聞いている
 ・中小:ベンチャー・大手ではなく「なぜ弊社か」の深掘り
 ・大手:なぜなぜ追求がえぐい、ガクチカなどの面接チックな質問はあまりされない

さいごに

めちゃくちゃ長くなってしまいましたが、最後まで読んでくださり、ありがとうございます😊

今回取り上げたテーマは私も書き残しておきたいことでしたし、後輩はじめ、私と同じように広告業界の就活でかなり苦しんでいる方もいらっしゃるのではないかな〜、何か1つでも就活のお助けになることをシェアできればな〜、と思い書いてみました!
(単純にnoteを書いてみたかった気持ちも大きいです。笑)

読んでくださったとおり、私は分析すること・調査することが好きです。笑
なのでこれから社会人になってもnoteで何かしら発信していきたいな〜と思いますので、よろしくお願いします!!!

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