手を放して目を離さない『リードから見守りへ』
挑戦者が独り立ちして事業化を進めていく段階に入った。
▼その状況において
いつまでも寄り添い過ぎていると、挑戦者の中にある可能性の開花やパワーの表出を妨げてしまう。常に報告したり、相談したりし続けなくてはならないと、挑戦者の動きのスピードが落ちたり、本人のモチベーションにもマイナスの影響を与えてしまう。
▼そこで
本人に任せる基準・範囲を明確にして、その範囲内に関しては口出しせず、信じて任せながら、絶対的な応援者となる。
目標や達成指標を明確にし、方法は本人の自由に任せる。
任せる範囲(予算、リスク等)を明確にし、挑戦者が自己決定して、動きやすい状態をつくる。
報告は不要だが、自分の力では解決できない問題があれば支援するので相談してほしいと意図を伝える。
挑戦者を信頼しているということを、本人にも、本人の周囲の人にも伝える。
助けを求められたことは、全力で支援する。
▼その結果
挑戦者は、自由に動ける感覚を得て、よりモチベーションも高まり、自らの責任で判断し問題を解決する経験を重ねることで、一段と成長できる。自らの構想の実現を前に進めることができるだけでなく、その後の事業推進の原動力になる。また、他者の挑戦を支援する時に役立つ実践知を得ることができる。また、イネーブラー側にとっても、見守り信じることは強い覚悟と信念がいるため、イネーブラーとして人を信じて任せる実感が伴った経験値を上げていくことにもつながっていく。
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