意思決定ルートの風通し『知っといてもらう』
組織の中で正式な動きとして承認を得たい。
▼その状況において
承認する立場や意思決定に影響のある人にとって、取り組みの内容や存在が唐突に感じられると、様々な要因から動きが滞ることがある。
日頃コミュニケーションの機会が少ない上位の決裁権限者には、あらかじめ情報が伝わりにくいものだが、いきなり持ち込むと好意的な受け止めを得られにくい。また、リソースを出さなければならない立場の人は、自分たちのリスクを回避したいという思いから、反感を持ちやすい傾向がある。
▼そこで
意思決定に関わる人たちには、日頃からこちらの考えや動き(進捗)を伝えるようにし、状況を理解しておいてもらえるようなコミュニケーションをしていく。
日頃からエグゼクティブや、エグゼクティブに影響のある人と会話する機会を持ち、関係構築と情報収集、情報共有を行う。
エグゼクティブと食事などカジュアルな場で想いを共有し、コミュニケーションできる機会をつくる。
実績を見せて、現業の上司の納得をつくる。
現業の上司には、「誰でもできる仕事ではなく、彼・彼女しかできない仕事だ」と日頃から伝え理解してもらい、徐々に業務を移していく。
▼その結果
組織の中の政治力学がわかり、効果的、効率的に、事業構想の承認を得て、事業化を進めていくことができる。エグゼクティブのサポーターを得ることで、組織内の抵抗を抑えることができる。
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