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違いのわかる男たち。

夕方、通り雨のあと雲の間から日が照りつけて、じりじり。
セミが一生懸命鳴いていました。
空には、かきたま汁の卵のような雲。


なんだか最近、ごはんについてよく書いている気がしますが、今日も。

今日は、麻婆豆腐。

献立に迷ったとき、あ、前回から2週間はあいてるな、と思うと麻婆豆腐を作ります。
なぜなら、運命の麻婆豆腐レシピに出会ってしまったから。

料理家のウー・ウェンさんのレシピです。


とにかく、シンプル。簡単。
なのに、自分が料理上手になったかと錯覚を起こすほど、本格的。

材料は豆腐、牛肉。
味付けは、豆豉、唐辛子(私は豆板醤で代用)、しょうゆのみ。

ポイントは、肉は挽き肉を買わず、薄切りを細かく刻むこと。
"麻婆豆腐は煮物です。"とウーさんが言うように、しっかり豆腐に味を染み込ませていること。
豆豉は必須!!これを作るようになって初めて買いましたけど。

今日も食卓に並べると、子どもたちからも歓声が。
「豆豉がきいてるね。」
と、本当にわかってかどうか、長男はそう言いながら食べています。

『ウー・ウェンの炒めもの』より


うちの長男、割と鋭くて。
何を作ってるかなんて言っていないけど、匂いで当てたりする。

料理してると、離れたところで、あ、バターだね、とか、あ、ゴマ油入れた?とか言ってくる。食べながら、ショウガ入ってる?とか、出汁かえた?味噌変えた?とか聞いてくる。

私が、今日のお味噌汁、なんかいつもより美味しい、と思ったとき、同じように言ったりもする。

気付いてくれるのはうれしいよね。



で、思い出したのは、自分の小学生のころ。

兄が、『ミスター味っ子』を全巻集めていて、兄も私も、とにかくよく読んでいた。
子どもによくあるように、繰り返し繰り返し読んだ。 
そして、現実に適用できるかどうかもわからない、料理のネタを細かく覚えてしまっていました。

そう、母にとっては、よくわからない知識を言ってくる兄妹がさぞ鬱陶しかっただろう、と思います(笑)。

私は何でもいける口なのだけれど、兄は味にも昔からうるさかったなぁ。


違いのわかる男、はよいのだけどね。
あんまりわかりすぎるのも、ねぇ。




話は変わるのですが、最近私は地元のスーパーのオリジナル商品のドライフルーツにはまってまして。

杏と、南高梅。
これをかわりばんこに食べるのが好きで。
甘酸っぱいのと、甘酸っぱほろ苦いのと。
食べ出すと無限ループで。
やわらかドライフルーツ、というとおり、半生具合が絶妙でして。

季節限定の杏をストックしたくて、お値段も割とよいので、少しづつ買ってくるのですが、いくら買ってもストックできず、困っています。

でもでも、ぜひ声を大にすすめたい。

ご存じの方いらっしゃったら、同じ県民かも。




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