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日本人はタイプ6

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エニアグラムでは、日本の国民性はタイプ6と言われています。 ネットで見掛けた文章、日々の事件、その他諸々を、タイプ6日本の視点で説明します。
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2019年5月の記事一覧

キャッシュレス手数料は消費者が払ってもいい

新聞に『キャッシュレス手数料 メリット享受の側が負担を』といった意見が掲載されていました。
書いた人は、株式会社「旅籠屋」代表取締役 甲斐真(かい・まこと)氏

 オース卜ラリアに滞在中、クレジットカードで買い物をしようとしたら、手数料の負担を求められた。現金なら表示通り100ドルだが、カード払いなら数%高くなる、というわけだ。初めての経験だったので驚き戸惑ったが、調べてみると、一部の国や地域で、

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なぜ日本には戦術があっても戦略が無いのか?

「日本には戦術があっても戦略が無い」
と思って、検索をかけてみたら、
幾つか引用できそうな文章が見つかったので、それらを引用しながら
「戦略が無い日本」を説明してみます。

先ずはいかに日本軍が戦術だけで戦略が無かったかという話。

『大東亜戦争の敗因から学ぶ、現代にも通じる6つのターニングポイント』

ガダルカナル島における作戦において、日米両軍の明暗を分けた日米両軍の学習過程の差「6つのポイン

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日本の指導者で思ったこと

新聞の書評に『昭和の指導者』戸部良一 (中央公論新社•1900円)
が出ていたので、書評を読んでいて思ったことを書いてみます。

 昭和初めの激動期になぜ日本は統率力を欠くリーダーしか登場しなかったのか。著者はその原因が分かれば、現代のヒントにもなると指摘している。
 まず取り上げたのは、戦後に首相を務めた吉田茂、中曽根康弘両氏。いずれも日米関係を基軸とする外交を展開し、強い指導力で長期政権を率い

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タイプ6日本社会の中で少年サッカーは頑張っている

『東京都少年サッカー、夏の公式戦禁止 異例の熱中症対策』

を読んでの感想。

先日書いた『独自進化を許さない日本 ― 新潟連盟の球数制限に“待った“問題』とは、えらい違い。

 夏の猛暑に備え、東京都少年サッカー連盟が今年から7、8月の公式戦を全面的に禁止する。

 昨年までは小学5、6年生の全国大会までつながる約600試合が組まれていた。同連盟の吉実雄二委員長は「試合をこなすことよりも子供の命

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優秀な新卒学生の初年度給料に、600万円出せるか問題 ― 『(略)優秀な外国人が結局、来日しない理由』を読んでの感想

『日本で働きたい優秀な外国人が結局、来日しない理由』

を読んでの感想です。

外国人の学生で、日本語ができて、優秀で、日本に行きたがっていて、しかも日本企業もその学生を欲しがっていて、つまり、相思相愛なはずが、
シンガポール企業からの600万円のオファーが入って学生が日本企業を断念した話が冒頭で紹介されています。

優秀な学生、特にエンジニア系の学生に対してはシンガポールやアメリカの企業からその

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エストニアで「日本人お断り」のスタートアップが増えているとのこと

エニアグラムのタイプ6日本関連です。
毎度同じ話となるので、言いたいことは過去にもう言っています。
聞き飽きた向きもあるかと思いますが、「日本人の行動が、エストニアでひんしゅくを買っている」そうなので、この話を取り上げることにしました。

『エストニアで「日本人お断り」のスタートアップが増えた理由』

毎度毎度の決められない日本の話にエストニアが加わりました。

元々、アジアのビジネス界で、日本人

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独自進化を許さない日本 ― 新潟連盟の球数制限に“待った“問題 から見えてくるもの

少し前、2019年2月20日のニュースにこのようなものがありました。
『高校野球の球数制限に“待った“ 高野連が新潟連盟に再考要請(NHK)』

新潟県高校野球連盟が、ピッチャーのけがの予防を目的に、ことし春の県大会で導入を目指していた球数制限について、高野連=日本高校野球連盟は、勝敗に影響を与える規則は、全国で足並みをそろえて検討すべきとして、新潟県高野連に再考を求めることになりました。

日本

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勉強が「かりそめの安心」という指摘に目から鱗が落ちた

『君たちはどう逃げるか』
を読んでの感想です。

今回、“目から鱗” の学びになった部分を引用します。

勉強の都合の良いところは、決断する必要がない、ことである。
そして、一時の安心をもたらす、ということでもある。

勉強をする、というのは一定の留保をもたらす、という話だ。
誤解してもらっては困るのだが、勉強することを否定しているわけではない。
勉強は人生を豊かにするし、やってマイナスであること

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