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【TOEIC・英検対策】ミュージカル映画で”英語耳”を鍛える勉強法の魅力とは?

こんにちは!東京都板橋区/文京区の完全個別指導進学塾・穎才学院講師のNです。

この記事では、塾講師歴3年目の私が

・英語学習者にミュージカル映画を勧める2つの理由
・英語学習者にオススメの3つのミュージカル映画

について、徹底的に語っていきます!


昨今の大学入試問題改革や語学学習人気の加熱の中で、「英語のリスニング能力を鍛えたい」と思っていらっしゃる方は多いのではないでしょうか?私もその一人です。

私は、この記事で紹介する英語のミュージカル映画を活用した英語学習で自分のTOEIC L&Rテストのスコアを100点アップさせました

この方法はびっくりするぐらいに上手くいったので、ホントは誰にも教えたくなかったんですけど……最近、指導している高校生から「どんな勉強をすれば英語を聴き取ることができるようになりますか?」という質問を受けることが増えてきて、この方法を教えるようになりました。何人かの生徒に試してもらったところ、英検のリスニング対策にかなりの効果を発揮しました!

せっかくなので、noteユーザーのみなさんにもこのノウハウをこっそりお伝えしちゃいますね。

ミュージカル映画の鑑賞が英語リスニングの勉強になる

まずはこの学習方法を編み出したきっかけからお話ししましょうか。


ある日のことです。

私はTOEICの受験に向けてリスニング問題の対策をしていました。元々リスニングに苦手意識があったためか、思うように効果が上がらず……

「もういいや、勉強なんてやめて、好きな映画でも観よう。せっかく英語リスニングを勉強していたんだから、英語圏の映画を吹き替えじゃなくて字幕で観ようかな」


そう思った私は、ヒュー・ジャックマン主演のミュージカル映画『レ・ミゼラブル』をアマプラで観ました。吹き替えで何度も観ている映画ですが、やっぱり俳優本人の英語台詞と歌唱は”本物感”があって良いですね。”I dreamed a dream”でいつも以上に号泣し、”One day more”に感動し、”Do You Hear the People Sing?”に勇気をもらい……

すると、かつてないほどに勉強に対するモチベーションが湧いてきたので、そのままTOEICのリスニングセクションの問題集を取り出して解いてみました。

するとね、いやホントに、びっくりしましたよ。


めちゃくちゃ英語が聴き取れる!!!!!!!

「そんなうまい話があるわけないやろ」、私も最初はそう思いました。まさか映画を一本観ただけでリスニング能力が飛躍的に向上するなんて、まず有り得ないでしょう。実際、2〜3日経つと、「あの日の調子の良さはどこへやら」という状態になってしまいました。そこで、別のミュージカル映画を字幕で観てみました。すると、レ・ミゼラブルを観た直後の状態が戻ってきたのです!

私は仮説を立てました。

継続的にミュージカル映画の英語に触れることで、英語を聴く耳の状態が作られるのではないか?

この仮説を検証するために、「台詞を注意深く聴きながら英語の映画を観る→リスニングの勉強をする」というルーティンを数日おきにこなすことにしました。
すると、高校生の頃は想像することもできなかったぐらい英語を聴き取ることができるようになり、1ヶ月半後に受けたTOEICでなんと前回比+100点の大躍進!

見事、結果にあらわれました。

まぁ、ホントのところを言うと、適度な息抜きをしながらモチベーションを保って勉強することができたからスコアが伸びたのかもしれませんが……でも、自分の実感としては、ミュージカル映画を観続けた(というよりは、ミュージカル映画の英語台詞を聴き続けた?)ことが自分の英語を聴く耳を作ってくれたような気がしてならないんです。


不思議ですよね、どうしてミュージカル映画が英語学習、特にリスニング対策に効果的なのか。

TOEICを受けた後で、その理由を私なりにいろいろと考えてみました。

どうやら、普通の映画には無い、ミュージカル映画ならではの特徴が英語学習の効果を高めるようです。

ここからがいよいよ本題です。なぜ私が英語学習者にミュージカル映画を勧めるのか?
ミュージカル映画の特徴に注目しつつ、その理由をお伝えしましょう。

理由①:台詞が少なくて分かりやすい

ミュージカル映画は、通常の映画とちがって心の交感や重大な独白を歌で表現します。なので、ふつうのお喋りの台詞は少なめ。その上、数が少ない分ひとつひとつの台詞の印象が残りやすい。さらに舞台が原作になっている作品の場合は、登場する台詞は舞台で発声しやすい、聴き取りやすい長さのものばかり。

このような特徴を持っているので、ミュージカル映画の英語台詞は英語初心者でも比較的聴き取りやすいんです!

聴き取りやすく印象に残りやすい台詞を耳で追いかけ続けていれば、だんだん英語のリズムを掴むことができるようになってきます。私のような”純ジャパ”が英語を学ぶにあたって最大の障壁が英語特有の発音・発生のリズム感なのですが、映画の中で実際に話されている台詞からそのリズムを理解することができるようになれば、この障壁をある程度乗り越えることができるかもしれません。

リズム感さえ掴んでしまえば、耳に入ってくる英語が「よくわからない音の塊」から「リズムをもった言葉の連なり」に聴こえるようになります。長回しの難解な台詞を話す映画から英会話のリズムを学ぶのは非常に難しいですが、ミュージカル映画の台詞であれば、本気を出せば全て暗記することもできるぐらい短く・少なく・わかりやすいので、英会話のリズムを学ぶのには打ってつけです!ぜひともお試しあれ!


理由②:映画のつくりが分かりやすい(ものが多い)

ミュージカル映画は「いつ」「どこで」「誰と誰が」「どういう状況で」「どんな話をしているのか」をはっきりと示すオペレッタなどの舞台芸術を源流としているので、普通の映画よりも場面設定を掴みやすいのが特徴です。また、歌と芝居の総合芸術としての表現を最重要視しているので、難解で複雑なメタファーや奇抜な映像を見せられるようなことがほとんどありません。なので、英会話の理解以外に脳みそを使わなくていいんです!

加えて、後味の悪い終わり方をする作品がほとんどないというのもミュージカル映画の良いところですね。たいていのミュージカル映画は、分かりやすいストーリー展開で前向きなハッピーエンドまで持って行ってくれます。勉強の息抜きとして鑑賞するのにもピッタリですし、後味がすっきりしているがゆえに台詞を暗記するまで何度でも繰り返し観られます(実際、私はTOEICの勉強期間中に次に紹介するオススメ映画3作品を数えきれないほど観ました)。


いかがでしょうか、ミュージカル映画がいかに英語学習の素材として優れているか、お分かりいただけたでしょうか。


そろそろミュージカル映画を観たくて観たくてウズウズしてきた頃では?


そんなあなたのために、英語学習にピッタリの映画を3つご紹介します。英語学習者向けのオススメポイントにも言及しているので、ぜひとも参考にしてみてください!


英語学習者にオススメのミュージカル映画3選


①レ・ミゼラブル(2012)



言わずと知れた名作ミュージカルの映画版です。元窃盗犯という身の上を隠しながら実業家として成功したジャン・バルジャンと彼に引き取られた少女コゼット、コゼットと恋に落ちる青年革命家のマリウス、そしてジャン・バルジャンを追うジャベール警部を中心とした登場人物たちの人生が、フランス革命の6月暴動に向けて交わっていくというストーリー。『夢やぶれて(I Dreamed A Dream)』や『民衆の歌(Do You Hear The People Sing?)』といった劇中歌唱曲は誰もが一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか?

英語学習の観点からこの映画を鑑賞するにあたって注目していただきたいのが、主人公ジャン・バルジャンを演じるヒュー・ジャックマンのクリアな英語の発音です。オーストラリア出身の彼は、イギリス・アメリカの映画に出演するにあたって自身の英語のオーストラリア訛りを矯正しています。イギリス英語・アメリカ英語を学ぶ私たちにとって、彼の話す英語はまさに最高のお手本と言っても過言ではありません!

ジャン・バルジャンの台詞をすべて暗記して真似できるようになれば、リスニング能力だけでなくスピーキング能力も飛躍的に向上すること間違いなし!ぜひともお試しあれ。


②マンマ・ミーア!(2009)



世界的ポップ音楽グループ・ABBAの楽曲をモチーフとした大人気ブロードウェイミュージカルを映画化した作品です。
ギリシャ・エーゲ海の架空の島にあるホテルを舞台に、ホテルを切り盛りするドナと彼女の一人娘・ソフィア、そしてソフィアの結婚式に招待された3人の父親候補を中心として繰り広げられる、ハートフル・ドタバタラブコメディ。エーゲ海の美しい風景、楽しそうに生きる登場人物たち、親しみやすいABBAの楽曲、心あたたまるハッピーエンド、この映画を構成する全ての要素が、私たちの心を幸せな気持ちで満たしてくれます。

いろいろな種類の英語を聴くことができるというのが、英語学習のためにこの映画を観るメリットです。台詞によく耳を傾けていると、それぞれのキャラクターの個性が話し方に強く表れているのが分かります。「一口に英語と言っても、いろいろなアクセントがあるんだなぁ」ということに気付くと、英語学習の幅が一気に広がります!


③ハイスクール・ミュージカル(2006)


はい来ました、ハイスク。マジで最高のミュージカル映画です。
バスケ部キャプテンのトロイと科学が大好きなガブリエラがひょんなことからミュージカルにのめり込んでいき、デュエットを通して互いに惹かれあっていく学園ラブコメディ。
青春の甘酸っぱさと熱量にあなたも圧倒されること間違いなし!映画を観終える頃には、きっとあなたも歌って踊って恋をしたくなっていることでしょう。

15年前の作品なのでまぁちょっと古いですが、若者の”生きた英語”に触れられる貴重なミュージカル映画です。10代の若い俳優たちの、良い意味で芝居らしくない、自然な英語台詞を聴くことができます


いかがだったでしょうか?
英語学習者のみなさん、騙されたと思って、試しに台詞に耳を傾けながらレミゼかマンマミーアかハイスクを観てみてください。できれば今週末にでも!

私が講師を務めている学習塾・穎才学院では、この記事で紹介したミュージカル映画を用いた英語リスニングの勉強法以外にも、教科書や問題集にとらわれない自由な完全個別指導を提供しています。この記事を読んで穎才学院に興味を持ってくださった中学生、高校生、あるいは保護者のみなさんは、下記の情報をぜひともチェックしてみてください!!

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