英語教育どっとこむ

元中学校の英語の先生。現役時代、担当クラスが模試で全員偏差値50以上、市でダントツ1位…

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元中学校の英語の先生。現役時代、担当クラスが模試で全員偏差値50以上、市でダントツ1位の成績を獲得する完全習得を達成しました。教員時代に培ってきた知恵をみなさんに使っていただきたいという思いで、筆を取っています。

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【楽しい】英単語スペルをゲームで暗記!授業ですぐに使える「チョークリレー」

「準備が簡単で、子どもが楽しんでくれて、かつ勉強にもなるゲームないかなぁ…」 そんなあなたに、とっておきのゲーム「チョークリレー」をお伝えします! チョークリレーは楽しみながら英単語のスペルを覚えるゲームです。 とにかく楽しいので、子どもは「先生、チョークリレーやりたい!」と、いつもおねだりしてきます。 チーム対抗でみんなで協力するので、子どもの人間関係もぐんぐんよくなります! 準備は黒板と、チョークと、教科書があればOK!(準備いらず) さぁ、こんな魔法のような

    • 【英語】疑問詞の覚え方(歌でわかりやすく簡単!)

      「疑問詞の意味がこんがらがって、覚えられない…」 「疑問詞をどうやったら、だれでもわかるように教えられるだろう…」 そのような悩みを抱える、英語学習者や英語の先生に向けて… この記事では、だれでも知っているあの歌を替え歌にした「疑問詞の歌」を使って、疑問詞を楽しく覚えます。 今から紹介するのは、英語が苦手な人でも「すぐに覚えることができる」とっておきのやり方です。 この記事を読んだあなたは、よく使う疑問詞12個の意味を一瞬で覚え、疑問詞を使ってカンタンな疑問文を書ける

      • 【英語】助動詞の覚え方(歌でわかりやすく簡単!)

        「助動詞がたくさんありすぎて、意味がこんがらがって、覚えられない…」「助動詞をどうやったら、だれでもわかるように教えられるだろう…」 そのような悩みを抱える、英語学習者や英語の先生に向けて… この記事では、だれでも知っているあの歌を替え歌にした「助動詞の歌」を使って、助動詞を楽しく覚えます。 今から紹介するのは、英語が苦手な人でも「すぐに覚えることができる」とっておきのやり方です。 この記事を読んだあなたは、中学レベルの助動詞11個の意味をすぐに覚え、助動詞を使って簡

        • 英語授業に洋楽の歌は取り入れるべき?おすすめ曲あり

          この記事は「英語授業×洋楽」がテーマ。 洋楽を授業で歌うことは、楽しみながら自然な英語に触れることができ、一定の効果はあります! ただし、実際やってみるとメリットだけでなくデメリットも結構ありますので、見極めつつ取り入れていくのがよいでしょう。 後半にはおすすめ曲や、曲の選び方、英語教育のプロたちがどんな曲を使っているのかまとめています。 英語授業に洋楽の歌は取り入れるべき? 結論からいうと「取り入れるべき」とは、心からはいえません。 洋楽を授業で歌うことは、楽しみ

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        • 英語教育によく効くマガジン
          12本

        記事

          英語授業・学習で使える替え歌まとめ

          短時間で指導でき、文法エッセンスだけをギュッと詰め込んだ、替え歌は超効果的! 卒業生から、高校に入ってからも歌っているよ!といわれるくらい、印象的な歌ばかりですよ。 “サザエさん”で覚える助動詞“サザエさん”で覚える助動詞 do does 「ふだんから」didは「した」 will「つもり」 can「できる」should「すべき」 May I~?「していいかい?」 mustとhave toは「しなければならない」よ must not「しちゃいけない」 don’t have

          英語授業・学習で使える替え歌まとめ

          【保存版】英語のフォニックス(発音)の教え方・学び方

          「フォニックスが気になっているけど、どうやって教えればよいのだろう」 「英語の音声指導ってどうやっていけばよいのだろう」 「英語の正しい発音を学びたい」 このような人に向けて、「フォニックスの教え方・学び方」を徹底解説。 これは特別な道具もいらない、黒板とチョークさえあればOKなフォニックス指導法です。 また必要に応じて、わかりやすく解説されているYouTube動画も厳選して載せているので、英語学習者にも役立てていただけます。 フォニックスの教え方3ステップ フォニッ

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          目標と目的の違いを理解し、子どもに響く目的を語れ!【教育】

          「先生、何のために英語を勉強しなければいけないんですか?私は日本を出るつもりもないし、大学いくつもりもないです」 あなたはこの質問にどう答えるでしょうか? そもそも英語の先生は「何のために」英語を教えているのでしょうか? 理科の先生なら「何のために」理科を教えますか? 数学の先生なら「何のために」数学を教えますか? この「何のために」を深く深く追究することが、実は私たちの授業を深いものにしてくれます。 そして「何のために」をしっかり語れることが、子どもたちのやる気

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          なぜあなたの指導はうまくいかないか?「教育の定義」から考える教員の根本問題3つ

          子ども・保護者とのトラブル、不登校、学力不振、授業崩壊・学級崩壊… この記事は、学校で起こる数多くの悲劇、教育問題の原因となっている「教員の問題点」がテーマです。 「教育の定義:教育とはなにか?」までさかのぼることで、教育の難しさについて思索していきます。 学校教員の根本的な3つの問題 学校で起こる数多くの深刻な問題…その根本には次の3つの問題があります。 学校教員の根本的な3つの問題 ①教員、子どもの今の姿をつかめていない問題 ②教員、子どもの望ましい姿が描けていな

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          【実例あり】英語授業のノートの取り方(超簡単!成績アップ!)

          この記事では、英語授業のノートの取り方というテーマで書いていきます。 このノートの取り方はとっても簡単!かつ効果もバッチリあります。 ※本記事は教師向けです。 ①めあて・目標→②本時の内容(板書・メモ)→③振り返り 私の授業中のノートの取り方はとてもシンプル。以下の構成でノートを取る、ただそれだけです。 ノートの構成 ①本時のめあて・目標 ②本時の内容(板書・メモ) ③振り返り ※感想ではなく、目標を達成したことを示す内容にする 百聞は一見にしかずということで、早速

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          someとanyの違い&使い分けをわかりやすく【コミュニケーションから考えよう】

          「someは肯定文で、anyは否定文と疑問文で」はウソだった!? この記事は、someとanyの違い&使い分け、教え方をわかりやすく解説。 なお今回は「いくつかの・いくらかの」という意味で用いられる形容詞の”some / any”に限定。 「someは肯定文、anyは否定文・疑問文」のウソ この説明、英語学習者なら誰もが一度は聞いたことがあると思います。 つまり、 で、結論から言うと、これはウソです。 なぜかというと、特に疑問文において、これでは説明できないケース

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          【英語授業】パパイヤジュース。アイスブレイクに最適な英単語ゲーム

          みたいな、メリットだらけのゲームがあれば、やってみたいと思いませんか? この記事では、そんなメリットだらけのとっておきゲーム「パパイヤジュース」を紹介します。 ほんっっっとオススメのゲームなので、記事を参考に、ぜひやってもらいたいです。 それでは早速〜パパイヤジュース!おいしいね! パパイヤジュースのルール このゲームの考案者は福島県の畑中豊先生です。 ①基本的なゲームの流れ 教師はまず「タンタンタンタン…」とリズムを刻みます。 リズムは正直なんでもよく、リズムボ

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          【歌ネタあり】現在完了形をおもしろく、わかりやすく

          ・現在完了形を習ったけど、意味がよくわからないし、表現がなかなか覚えられない… ・現在完了形をどうやったら、だれでもわかるように教えられるだろう… そのような悩みを抱える、英語を勉強している人、英語の先生に向けて… この記事では、だれでも知っているあの歌を替え歌にした「現在完了の歌」をつかって、現在完了形を楽しく理解します。 この記事を読んだあなたは、現在完了形の3つの意味と、いっしょに使う表現を整理して覚えることができます。 現在完了形には意味が3つある 現在完了形

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          英語授業は場面設定が肝心【“使えない英語”から脱却するヒント】

          「場面設定」がないと、どう表現すればよいかなんてわからない!突然ですが、あなたはつぎの質問にどのように答えますか? Do you like sushi? この質問への一般的な答え方として、学校では以下のように指導することが多いと思います。 Do you like sushi? ーYes, I do. / No, I don’t. これに加えて、ちょっと気の利いた先生なら、こんな指導をするでしょう。 “Yes”と答える時は、どんな寿司が好きか、 “No”と答える時も、

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          英語教育はコミュニケーションを意識するだけで変わる【活動例あり】

          英語教育が根本的に変わるたった1つの魔法。それはコミュニケーションを意識することです。 この考え方をきちんと理解できれば、 ・子どもが楽しんで自ら学ぶ ・大幅な成績アップ ・実践的に使える英語の習得 ・教師も授業の方針が立てやすくなる などなど、いいことずくめ! 私自身は、教員5年目にこのことにようやく気づき、びっくりするほど授業がやりやすくなりましたし、子どもの成績もグングン伸びるようになりました。 ちなみに、コミュニケーションは学習指導要領の目標にもある重要な話

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