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英語授業に洋楽の歌は取り入れるべき?おすすめ曲あり

この記事は「英語授業×洋楽」がテーマ。

洋楽を授業で歌うことは、楽しみながら自然な英語に触れることができ、一定の効果はあります!

ただし、実際やってみるとメリットだけでなくデメリットも結構ありますので、見極めつつ取り入れていくのがよいでしょう。

後半にはおすすめ曲や、曲の選び方、英語教育のプロたちがどんな曲を使っているのかまとめています。

英語授業に洋楽の歌は取り入れるべき?

結論からいうと「取り入れるべき」とは、心からはいえません。

洋楽を授業で歌うことは、楽しみながら自然な英語に触れることができ、一定の効果はあります。

ただし、実際やってみるとメリットだけでなくデメリットも結構ありますので、見極めつつ取り入れていくのがよいでしょう。

授業で洋楽を歌うメリット・デメリット
○メリット
・楽しい!気分が上がる
→アイスブレイクとしての効果抜群!
・英語の自然な発音やイントネーション、リンキング(つながり)に慣れる
・教科書には出てこない単語や表現が学習できる
・洋楽を起点に英語に興味をもつ子が出てくる

●デメリット
・曲が歌えるようになるまでに時間がかかる(メロディ&発音)
・歌詞の意味確認や文法説明をどこまでやるかに悩む
※全てをカバーしようと思うとかなり時間がかかる。ただし、学習効果を高めるためには、ある程度歌詞の意味も押さえた方がいい
・単語や表現が難しい場合があったり、教科書のように文法が体系的にカバーされているわけではない
・選曲が簡単ではない(歌詞の内容、曲の認知度、声変わり期の中学生相手だと声域なども気を遣う)

私個人の結論としては「かけた時間に対しての学習効果が低いのでは?」と感じるため、ほとんど歌っていません。

歌の時間って授業の中でそんなに時間が取れないじゃないですか?

仮に「5分/コマ」と設定したとしても、5分で初めて聞いた曲をいきなり歌うことは不可能です。

なので、最初の1〜2回は発音なども確認したとして10分くらい必要だったり。

また、子どもがある程度歌えるようになるまで、合計で2週間くらいはかかるでしょう。

授業が週4回と見積もって、歌えるようになるまでに必要な時間を計算すると…

最初の2回を10分、そこから毎回5分使って、2週間(8コマ)洋楽の指導をしたとしたら・・・
10分×2(20分)+5分×6(30分)=50分

50分というのは、1コマ分の授業時間!

そこまでやって、ようやく子どもが一通り歌えるかどうか…ってレベルです。

つまり、ようやく準備完了!くらいの感じ。

さぁ、果たしてこれだけの時間をかけて、洋楽1曲歌えるようになることにどれほどの学習効果があるのか?

といった感じでしょうか…。

アイスブレイクだけなら、もっと楽しくて学習効果も高い活動がありますからね…。

↓例えばこれ

また、特別支援学級の場合なんかは、とくにテストを意識する必要もありません。

なので、自然な英語の音やリズムに慣れることができ、彼らにとっても音楽は身近であるという観点からおすすめできます。

授業で歌う曲の選び方&オススメ曲

授業で歌う曲を選ぶためにはポイントがあります。

授業で歌う洋楽の選び方ポイント
✔︎ 歌詞が適切か?(過激な表現や下ネタは含まれていないか?英語初心者には難しすぎないか?など)
✔︎ メロディは覚えやすいか?(音楽の時間ではないので、メロディを必死で覚える必要はない)
✔︎ 声変わり期の子どもでも歌いやすいか?

特に2つ目の「メロディは覚えやすいか?」という点については、

いっそのこと、最初から子どもがある程度知っている曲がいいのではないのか?と個人的には思っています。

私たちは、あくまでも英語の授業をやるわけなので、メロディを覚えるのに時間を割く必要はないと思うのです。

まず圧倒的にオススメなのが、ディズニー映画の曲です!先に示したポイントを満たしている曲が多いです。

アラジンより “A whole new world”

アナと雪の女王より “Let it Go”

トイ・ストーリー4より “You’ve Got a Friend in Me”

流行りの曲とつなげるのもオススメ!ただし、流行が終わった後だと「古い」って言われちゃうかも…

(以下はやや古いですが…)

DA PUMPのカバーで流行ったJoe Yellow “USA”

Carly Rae Japsen “Call Me Maybe”

BTS "Butter”

あとは往年の名曲で、一度はどこかで聞いたことあるシリーズは欠かせませんね。

QUEEN “I Was Born To Love You”

Bon Jovi “It’s My Life”


それでは最後までお読みいただきありがとうございました!

この記事がみなさんのお役に立てますように。


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