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【英語】助動詞の覚え方(歌でわかりやすく簡単!)

「助動詞がたくさんありすぎて、意味がこんがらがって、覚えられない…」「助動詞をどうやったら、だれでもわかるように教えられるだろう…」

そのような悩みを抱える、英語学習者や英語の先生に向けて…

この記事では、だれでも知っているあの歌を替え歌にした「助動詞の歌」を使って、助動詞を楽しく覚えます。

今から紹介するのは、英語が苦手な人でも「すぐに覚えることができる」とっておきのやり方です。

この記事を読んだあなたは、中学レベルの助動詞11個の意味をすぐに覚え、助動詞を使って簡単な文章を書けるようになります!

英語の助動詞の覚え方(歌を使えば絶対に覚えることができます!)

助動詞は「サザエさんの替え歌」で覚えればめちゃめちゃ簡単!

サザエさんの歌はこれ↓

“サザエさん”で覚える助動詞
do does 「ふだんから」didは「した」
will「つもり」
can「できる」should「すべき」
May I~?「していいかい?」
mustとhave toは「しなければならない」よ
must not「しちゃいけない」
don’t have to「しなくてよい」

原曲の歌詞※上と対応させて
(お魚くわえたドラ猫)
(追っかけて)
(素足でかけてく)
(陽気なサザエさん)
(みんなが笑ってる おひさまも笑ってる)
(ルルルルルル)
(今日もいい天気)

わかると思いますが、左にある英語と、右の日本語が対応しています。
例)”do does「ふだんから」”→ “do does”の意味 =「ふだんから」

ちなみに、助動詞はこれで全部というわけではありません。

また、同じ”will”でも「つもり」以外の意味もあります。

ただ、一気に覚える必要はなくて、まずはこの歌に出てくる助動詞と意味をしっかり覚えてから、次に行けば大丈夫です!


助動詞ってなに?

助動詞の単語と意味を覚えたら、次は助動詞の使い方をマスターしましょう!そもそも、助動詞ってなんなのでしょうか?

「助動詞」は、「動詞」を「助ける」と書きます。(助+動詞=助動詞)

つまり、「動詞を助ける」はたらきをするのが、助動詞です。

「動詞を助ける」とは、動詞に意味を加えるということ。

例えば、 “read(読む)”という動詞に、助動詞で意味を加えてみると…

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となり、「read(読む)」にいろいろな意味が加わるのです!

助動詞の「動詞を助ける」イメージをつかめましたか?

動きを表す単語…
・see(見る)
・use(使う)
・eat(食べる)
・read(読む)
など、一般動詞(いっぱんどうし)を使った文には、助動詞を使うことがとても多いです。なので、助動詞はとっても大事です。
※命令文や進行形の文には助動詞は使わない。

助動詞の使い方は?(語順をマスター!)

助動詞は「動詞を助ける」つまり「動詞に意味を加える」ということを見てきました。

では、今度は助動詞を文の中でどうやって使うか?をマスター。

これを理解すれば、英語の簡単な文ならスラスラ書けちゃいますよ!

①一般動詞の文、キホンの語順

助動詞の使い方をマスターするとき、文の語順(ごじゅん)に注目します。

語順とは、文の中の単語の順番のこと。英語を理解するために、最初は、文の単語の順番をしっかり意識することが大切なのです。

では、語順とはどんなものか?

まず、英語には「肯定文(こうていぶん)」「否定文」「疑問文」という3つの基本の文の形があることを確認しましょう。

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そして、「肯定文」「否定文」「疑問文」という3つの基本の文は、語の順番(語順)が違います。

「主語」「助動詞」「動詞」の語順に注目しながら、もう一度さっきの文を見てみると…

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語順だけを抜き出してみると、次のようになります。

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つまり…

「肯定文」は「主語→助動詞→動詞」という語順
「否定文」は「主語→助動詞not→動詞」という語順
「疑問文」は「助動詞→主語→動詞」という語順

というように、それぞれ語順が決まっているので、この語順を覚えることが大事なのです。

「主語→助動詞→動詞」
「主語→助動詞not→動詞」
「助動詞→主語→動詞」
を、くりかえしぶつぶつと念仏のように覚えましょう!


②キホンの語順に当てはめれば、カンタンに文がつくれる!

このキホンの語順に当てはめれば、カンタンに文を作ることができます。

次の例題を使って解説していきます。

例題:次の日本語の意味になる英文を書きなさい。
・彼は英語を勉強するつもりです。
・彼は英語を勉強するつもりではありません。
・彼は英語を勉強するつもりですか。

ステップ1は、先ほどの語順を思い出すことです。慣れない内は、ノートなどにメモするのもオススメ。

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ステップ2は、文の主語を考えます。例題では「彼は」となっているので、主語は”He”です。

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ステップ3は、文の動詞を考えます。例題では「英語を勉強する」となっているので、”study English”です。

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ステップ4は、助動詞を考えます。例題は「つもり」となっているので、”will”です。

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まとめると、次のようになります。

例題:次の日本語の意味になる英文を書きなさい。
・彼は英語を勉強するつもりです。
 こたえ) He will study English.
・彼は英語を勉強するつもりではありません。
 こたえ) He will not study English.
・彼は英語を勉強するつもりですか。
 こたえ) Will he study English?

もちろん、ここまで簡単な文ばかりではありません。が、実はどんな複雑な文も、このキホンの語順の応用にすぎません。

なので、まずはこの基本をとにかくマスターしてください!


【例外】はずかしがり屋の “do” “does” “did”

“You play tennis.”という文。これ、助動詞なくないですか?

はい。確かに、この文はぱっと見だと助動詞が見当たりませんね…。

けれども、この文の否定文や疑問文では…

You don’t play tennis.
Do you play tennis?

のように、急にdoが出てきます。

つまり、この文は「助動詞 “do”(ふだんから)」を使った文なのです。

「助動詞 “do”(ふだんから)」を使った文
You play tennis.(あなたはふだんからテニスをする。)
You don’t play tennis.(あなたはふだんからテニスをしない。)
Do you play tennis?(あなたはふだんからテニスをしますか。)

けど、1つ目の肯定文にはどこにも、doは見つかりません。doはどこにいるのでしょうか?

実は、助動詞”do”を使った肯定文も、本当は以下のような姿なのです。

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けれども、なんと、

助動詞doは恥ずかしがり屋さんなので、肯定文のときは、動詞の後ろに隠れてしまって見えなくなってしまっているのです。

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本当は“You do play tennis.”なのに、doがplayの後ろに隠れて、“You play tennis.”になっている!!

恥ずかしがり屋さんの助動詞は他にもあって、それは”does”と”did”です。

ちなみに、”does”は”do”より胴体が長いので、お尻が少しはみ出しちゃいます。

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このdoesのはみ出したお尻が、”3単現のs”と呼ばれるものです。

助動詞”did”も同じです。

ただし、didが動詞の後ろに隠れると、動詞を突然変異させることがあります。

例)did+go → went

これは、動詞の不規則変化と言って、1つ1つ覚えなければなならないので、ちょっと大変です。


頭で理解したあとは大量に練習しよう!

替え歌と語順で学ぶ「助動詞」はどうでしたか?

語順を使ったやり方はとってもわかりやすいのですが、それだけではまだ不十分です。

次に必要のは、大量の練習!

・教科書の文の語順がどうなっているかを一つ一つ確認する
・語順を使って、英作文をしてみる

頭で理解したものを、身体で覚えるまで何度も何度も繰り返しましょう!

そうすれば、英語は必ずできるようになりますよ♪

それでは、最後までお読みいただきありがとうございました。


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