憧れはいつも遠く見上げればそこに
お月さまってどんなあじなんだろう。
ある日、ちいさなカメが決心しました。
【絵本レビュー📚】
《お月さまってどんなあじ?》
お月さま界の王道中の王道の絵本!
特にこんな方に読んで欲しい!
●協力する楽しさを思い出したい方
●夢を目指すワクワクを感じたい方
●何かに向かって頑張りたい!!
🎈ゆるっと内容紹介🎈
小さなカメがお月さまを食べてみたい!という興味から次々とみんなを巻き込んでいく。
一見すると無謀なようにも思える挑戦にみんなで向かっていき、やっとの思いでお月さまを食べることができたみんな。
それぞれの1番好きなものの味がした。
それをずっと見てたサカナが一言、
「どうして、あんなにとおいお月さまをとろうとしたんだろうね。もうひとつあるのにさ、ほら、この水のなかに」
皮肉な一言。
可愛らしい絵で魅力的です!にこやかなお月さんがネズミにちょっといじわるなことを言う場面にも注目してみてね😉
見かけによらないなぁってしみじみ思います。
絵本BOX🐿のココが気になる❗️
小さなカメがお月さま食べたい、食べてやる!って決心したことから始まるんですよね、、
動物の中で1番小さなカメさんが。
実はカメさん以外の他のみんなも、夜お月さまを見ながら
お月さまってどんなあじなんだろう。
ほんのひとくち、たべてみたいね。
こんなふうに思ってたんです。
大きい動物がいる中で、口に出したのは
小さなカメさん。
けれども、カメさんだけでは届きません。
カメさんの凄いところは、
迷わず、ゾウさんを呼んで、こう伝えるんです。
「ゾウさんがぼくのせなかにのったら、もしかしてとどくんじゃないかな」
1人じゃできないけど、あなたとならできるかもって素直に伝えてる。
これが応援したいとか協力したい!!
って思ってもらう上で大事なことだよねって
しみじみ思いました。
◇◇◇
心の中で思っていること。
いいなって思ってること。
やってみたいなって思ってること。
かっこいいなって思ってること。
1人では無理だと思ってること。
助けて欲しいって思ってること。
仲間になって欲しいって思ってること。
さみしいって思ってること。
たくさんたくさん私たちって常に思ってるわけで
ただ簡単には口に出せないわけで。
これができるカメさんだからこそ、
みんなが手伝ったと思うんです。
しかも”小さなカメさん”が言ったことが大事だったよねって。
“失敗しても自分が恥ずかしくないポジションなら
大胆なことができるようになる”
◇◇◇
子どもたちと関わると時々、この絵本に似た場面に出逢えるときがあります。
素直でいいよね、子どもって。
こんな簡単な言葉で片付けてしまう。
できないのは大人になったからなのでしょうか。
この絵本は少年ジャンプの漫画です。
◇◇◇
みんなにとっての憧れのようなお月さま
だからこそみんながお月さまを食べたときに
それぞれの好きなものの味がした。
読む前の想像ではワクワクでき、
絵本を読んだは自分の好きなものの味を答えて完成する。
また、読んでいただくとわかることがあって、
お月さまは遠い存在のような近寄りがたい感じにも見えるのですが、
みんながお月さまを食べようと
取りにこようとしてるときに、
“これはあたらしいゲームだな”
このお月さま楽しんでいるんです。
もしかしたら一緒になって遊びたかったのかな?
”あたらしい”って今まではどんな遊びを?
気になりますよね!
空想の中で自分だけの遊びをつくりあげるのも楽しみ方の1つです😌
食べた後、仲良く一緒に寝るんです。
それを見ているお月さまの表情がちょっと切ない
どうしてなのかな。
そして最後の最後に出てきたサカナさん。
みんなが協力してお月さまをやっとの思いで食べた姿を見て、皮肉っぽいこと言うんです。
こんなに近くにある、簡単にとれるじゃん。
サカナさんだからこそ
水に映るお月さまを当たり前に見つけることができた。
他のみんなは、全く気づかなかった。
なんかデキるビジネスマン感が出てるって
思ったんですよね。
発想の転換をしなさいって怒られそうで怖い笑
ただ、カメさんたちは上を見上げて、
届くかな、無理かな、でもやっぱり食べてみたい!憧れのお月さま!!
憧れた時間があればある程、
強い想いがあればある程、
行動できる。
私ははじめの一歩を踏み出せた
カメさんはめちゃくちゃカッコいいと思いました。
あなたには夢がありますか?
諦めていませんか?
憧れはいつも遠く見上げればそこに
あなたはどう思いますか?
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