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夏のボーナス全額カットから一転支給の方向へ

看護師400人超が夏のボーナスが全額カットされて退職希望しているというニュースがありました。それについて以前noteでも書きました。

✅夏のボーナス一転支給の方針

新型コロナウィルスの影響により病院の経営難に陥ったために夏のボーナスを全額カットすることを明らかにしたとニュースで報道がありました。
しかし今度は一転して夏のボーナスの支給を検討していることが分かりました。

東京女子医科大学病院が新型コロナウイルスによる経営悪化を理由に夏のボーナスをカットし、看護師に大量の退職希望者が出ているとされる問題で、大学側が来月をめどに手当の支給を検討していることが分かりました。

この問題は、東京女子医大病院が外来患者の減少などによる経営悪化を理由に、先月のボーナス支給を見送ったことなどに対し、労働組合側が反発していたものです。大学側は資金調達が可能になったとして、来月をめどに手当を支給する方向で検討することを、17日、職員に通知したということです。

一方、400人を超える看護師が退職を希望していると報じられたことについては、「アンケート等で意思確認を明確に行ったわけではない」などとしています。
(TBSニュースより)

✅人件費を経費とみるのか投資とみるのか

今回のニュースでは経営難に陥っているため少しでも経費を抑えて利益を出そうと思ってボーナスカットということになったのだと思います。

しかし経営難に陥ったのは外的な要因であり、看護師さんの責任ではありません。看護師は新型コロナウィルス感染者を何としても助けたい気持ちで仕事をしており、当然ボーナスも期待していたはずです。

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しかし結果としてはボーナスを支払われないと思うと今まで一生懸命看護していたのは何だったのかと思います。慈愛の心もありますが、それはそれに見合うだけの報酬があってこそだと思います。したがって看護士は退職を決意しました。

経営者は経費削減できて利益が出たかと思っていましたが、その利益を出したのは看護師さんたち病院関係者さんが働いていたものだから利益が出たわけです。そこの考え方が欠如しているからボーナスカットという動きに出たのだと思います。

人件費を経費と見るのか投資と見るのかによって経営が変わってくる

私はこの考え方が大事だと思います。

✅労使の信頼関係が崩れた終わり

今回の件については経営難になっているということは看護師さんたちも分かっています。看護師さんたちを集めて事情を説明して去年よりもボーナスは出せないということを伝えておいた方がよかったと思います。

そうすれば看護師さんも理解はできて退職される人数も400人とかみたいな数字にはならなかったと思います。

これからボーナス支給に向けて話し合うと思います。しかしボーナスをもらうために残った看護師さんたちもおそらくボーナスをもらった後に大量に退職すると思います。

労使の信頼関係が崩れたら終わりです。

経営難がさらに経営難になり病院経営ができなくなります。経営者は今一度社員さんの気持ちを考えた方がいいと思います。

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