「リーダーとは、“才能”だ。-リーダーシップ本の最高傑作-」
「リーダーシップは、努力で身に付けられる。そんなのは、嘘だ。」
それが、本noteで伝えたいこと。
がっかりしないで欲しい、だからといって人生が終わるわけでもない。
今日は、数あるリーダーシップ本から、本物のリーダーシップ本、1冊を選びました。
リーダーシップの本質は、この本に詰まっています。
それは、『最高のリーダー、マネージャーがいつも考えているたったひとつのこと』著者、マーカス・バッキンガム。
現在、アマゾンビジネス書トップランクの『さあ、才能(じぶん)に目覚めよう』の第1版の著者である。
なぜ、本物のリーダーシップ本と僕が断言するか??
それは、たった一言でリーダーの本質を提言したから。
今日は、読者のみなさんに
リーダーとは、何か。
をお伝えしていきます。
■リーダーシップを、身に付けたい。
「リーダーシップが欲しい。。」
そんなことを考える人は、少なくない。
それは、そうだろう。
社会に出れば、誰もが部下を持ったり、チームを率いることが増える。
人は、一人じゃ何もできない。だから、
どうすれば、みんなを奮い立たせて、共通のゴールにチームを導けるのか。
その答えを、社会人になり部下を持つようになると、人は考えるようになる。
なぜなら、部下は選べないからだ。
大学のサークルとは違う。
仕事では、苦手な部下でも、動機付けし、教育し、評価しなければならない。
部下のキャリアに、責任がある
だからこそ、人はリーダーシップを欲する。
どうすれば、人を動かせるようになるのだろう。
と、自問をするようになる。
そこで、あなたは巷にある多くの本に手に取り、“リーダーになりたいあなた”に
向けたアドバイスに答えを求める。
「強みを見つけろ。」
「期待しろ。」
「自分が模範になれ。」
「目標を共有しろ。」
「部下に考えさせろ。」
「責任範囲を明確にしろ。」
そのアドバイスを愚直に実行して、
あなたは良きリーダーになれたと、実感できたことがあるだろうか??
僕は、ある。(笑)
僕のひとつのテーマは、「部下、同僚を大切にすること。」である。
結果として、部下が動機付けされ、昇格する。
また、チームとしては一人一人が、自分とチームの目標を理解し、チームのために努力する。
結果として、チームの成果を出す。
そんな経験をしてきた僕は、自分には“リーダーシップ”があると、考えていた。
嘘をついても仕方がない、僕は自分をリーダーだと思っていたのだ。
僕は、先日こんな記事を書いた。
「リーダーの条件は、心だ。」
確かに、それは間違いない。
ただ、心があればリーダーになれるわけではない。
心以外に、もっと本質的なリーダーとしての資質がある。
誤解を与えてしまって申し訳ない。この場を借りて訂正させて欲しい。
なぜなら、
リーダーとは、才能だからだ。
■リーダーを、一言で表す。
なぜ、リーダーが才能なのか、そもそもリーダーの資質とは何か。
リーダーとは、
すぐれた未来に向けて、人々を一致団結させる。
これが、良いリーダーのたったひとつの資質。
大切なのは、“未来”を示せる。
これに尽きる。
一致団結させるには、“心”が必要だ。
しかし、それではリーダーの資質を満たせない。
リーダーの行動の動機は、人助け、自己実現、部下の成長、ではない。
“より良い未来”だ。
だからこそ、リーダーは常に現状に対して不満を覚える。
絶対に、満足しない。
それがリーダーの資質である。本書の言葉を借りる。
「現実」と「可能性」の衝突がリーダーを燃え立たせ、奮起させ、前進させる。これがリーダーシップである。
なぜなら、リーダーには“未来が見える”からだ。
■なぜ、リーダーは才能なのか。
では、なぜ“すぐれた未来に向けて、人々を一致団結させる。”ことと、
リーダーであることは“才能”に結びつくのだろうか。
その才能とは、楽観主義と自我である。
楽観主義のリーダーに、「選択の余地はない。」
人々は奮起するか、障害は多いか、実現可能性はあるか、資源はあるか。
そんなことは、リーダーには関係がない。
未来の可能性>現実の困難
この方程式がリーダーには、いつもあてはまる。
それこそが、リーダーを突き動かす。
どんなに周りが無理だと言い、挫けそうになっていようとリーダーには関係ない。
ウィンストン・チャーチル。
第2次世界大戦中、ヨーロッパ各国がナチスドイツの手に落ち、国民を含めた多くの人が、
敗戦ムードで、宥和政策を推奨するなか、最高のリーダーであるチャーチルが放った言葉。
「われわれの狙いは何か。これは一言で答えられる。
-勝利だ。どんなに犠牲を払っても勝利するー
あらゆる恐怖を冒して勝利する。どれほど長く険しい道のりでも勝利する。
勝利なくして、生き残るすべはない。・・・私は、明るさと希望を持って仕事を始める。
われわれの大義が敗北の辛苦をなめるはずがないと私は確信している。
これこそが、リーダーだ。
必ず未来が良くなると信じてやまない力。
楽観主義。
これは、誰も持ちえる、もしくは身につけられるものではない。
自我。
リーダーに謙虚さなどない。
むしろ、自分を信じてやまない。それこそがリーダーである所以である。
自己中心的なわけではない。より良い実現のために、リーダーは多くの助けを求める。
自分の力を過信しているわけではない。
自己確信。本書の言葉を借りよう。
「リーダーシップの鍵は、よりよい未来を思い描くだけでなく、
それを実現させるのは自分しかいないと、己の全存在をかけて信じることにある。」
マハトマ・ガンジー
「物事は初めはきまって少数の人によって、ときにはただ一人で始められるものである。」
イギリスの塩税法に抗議するために、240Km先の海のある町にでかけた。
その海で塩を取るためだ。
誰にも気づかれないかもしれない、一人で海の塩をむなしく採ることになるかもしれない、
危険な目に遭うかもしれない。
そんなことは、ガンジーの頭によぎらない。
何万人もの人が共に行動すると信じて疑わなかった。
それが、自我であり、自己確信である。
誰もが、ガンジーと同じように信じきれるわけではない。
楽観主義と自我。
より良い未来を実現するための資質。
それは、生まれつきのものである。
■まとめ
本日は、リーダーとは何か、リーダーシップの資質とは何か。を考えてきました。
結論としては、
「リーダーとは、才能」
であり、
「すぐれた未来に向けて、人々を一致団結させる。」
させられる人が、リーダーであると述べました。
リーダーは未来志向であり、そして本人の動機付けは常に、
未来の可能性>現実の困難
であるからこそ、絶対に満足しないことがリーダーの究極の行動意欲になります。
しかし、それは誰もが持ち合わせている資質ではなく、
“楽観主義と自我”
という超強固な生まれもった資質によってある程度、定義づけされてしまう。
悲観主義者が楽観主義に180度変わることはない。
もはや、それは人格すら変わっている。
少し残念な気持ちになるが、
「自分は、より良い未来を描いていて、現状に対して常に不満だろうか。」
「ガンジーやチャーチルのように、楽観主義で自己確信を持てるだろうか。」
と、自らに問いかけるとYesと答えるのは難しい。
僕も、リーダーの資質はないと、この本を読んで実感させられた。
しかし、一方で
「リーダーシップとは何か??」
この超難題に対する答えを、本書は教えてくれた。
それだけで間違いなく一読の、価値がある。
読者のみなさんにもそれを伝えたかった。
「自分はリーダーには、向いてない。」
そう思われた方は、多いかもしれない。
大丈夫。
リーダーにはなれなくても、良いマネージャーにはなれる。
明日は、そんなnoteを書かせて欲しい。
ではでは、本日はここまでです。
また、明日のnoteでお会いしましょう。
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