見出し画像

”伝え方+α”で、人間関係を良くしよう。

「上司から、合意を引出したい。」

「同僚のサポートが欲しい。」

「部下をやる気にさせたい。」

人間というのは、人の間と書くくらいだから、
他人と関わり合いの中で生きている。

特に、仕事においては、
いかに、他人に協力してもらうか。
いかに、他人からの合意を引き出すか。

これが、仕事のパフォーマンに影響してしまう。

みなさんも手に取ったことがあるだろう『伝え方が9割』から、明日からでも活用できるテクニックを厳選して紹介します。

ただし、伝える力だけで、思う方向に相手が動いてくれるわけではない。

本日のnoteでは伝える力+αをお伝えし、読者のみなさんが

伝え方+αで周りの人たちから、合意を取り付ける、サポートをもらえるようになる。

そんなお手伝いができれば幸いだ。

■ストレートな、依頼。

上司に、
「本件の結論、いただきたいのですが。」
同僚に、
「このプロジェクトに関する資料で、手伝って欲しいことあるんだけど。」
部下に、
「この仕事、お願いしてもいいかな。」

なんて、僕らは仕事でよく人にお願いをする。
仕事だけではなく、家庭でも、そうだ。

それでも、こんなふうに相手からは返答されるかもしれない。

上司からは、
「ちょっと、今忙しいから、自分で考えてやっといて。」

と、言われ自分で考えて結論を出したあげく、そのあとに失敗する。
そして、後になってから上司に指摘され、あなたは、心の中で思う。

だったら、なんで最初から結論言わないんだよ。

同僚には、
「ごめん、ちょっと今忙しいから無理だわ。」
と、軽くいなされる。

部下には、
「わかりました、では先日いただいた●●の件は、遅らせても良いですか?」
と、交換条件を出される。

そして、あなたは思ってしまう。

私って、人間力ないのかな。

いや、違う。

伝え方が、よろしくないだけだ。

■伝え方の、前提条件

伝え方には、前提条件がある。

①あなたの考えている言葉を、そのまま吐き出さない。
②相手の立場や考えていることを、想像する。
③相手の立場に立った時に、相手が動かされる言葉で伝えること。

この前提条件が、わかっているだけで
あなたの伝える言葉は、変わるはずだ。

①は誰にでもわかると思うのが、
②相手の立場や考えていることを、想像する。

ここは訓練が必要になる。

僕は、明日から使える”伝え方”をみなさんにお伝えしたいので、
上司・同僚・部下の3者に伝える上で、把握しておくべき相手の立場を考えよう。

①上司の立場

あなたより、意思決定をしている。
→意思決定疲れを起している可能性が高い。

②同僚の立場

あなたが頼む仕事は、相手には追加の仕事。
→メリットがないと、動かない。もしくは、あなたに対する信頼がないと、動かない。

③部下の立場

評価されることを望んでいる。
→その仕事が、自分の評価にどうつながるのか知りたい。

こちらが、3者の立場で一般的に理解すべきこと。
当然他にもあるが、いわゆる共通項だ。

この立場を理解した上で、明日から使えるテクニックをお伝えしたい。


■伝え方のテクニック+α

①上司に対しては、2者択一の選択肢を示す。
→意思決定の負担を軽くする。

僕がもっとも活用する”伝え方”のテクニックだ。

当たり前だが、ゼロベースで考えさせるより、選択肢を示してくれる方が、相手は決めやすい。

お子さんに対して、
「今日の夕飯、何にする??」と、聞いて
「なんでもよい。」

と、返されたことがある方も多いはず。

それよりも、
「ハンバーグか、カレーかどっちにする??」と、聞いてあげる。
その方が、相手からの結論を引き出せる可能性が格段に上がる。

伝え方+αは、もしあなたに意思があるなら、
その情報を意思決定前から、嫌らしくない程度に相手の小耳に意図的に入れておくことだ。

つまり、
「新鮮な夏野菜が実家から送られてきたわ、夏野菜カレーでも作ろうかな。」とか、
「友人から、すごい美味しいスパイス教えてもらったの。」
なんて、情報を相手の小耳に挟んでおく。

そして、いざ意思決定のタイミングが迫った時、
「今日カレーにしない??」
と、ストレートに伝えるのではなく、
「ハンバーグか、カレーどっちにする??」
と、選択肢を示す。

事前情報のある相手は、かなり高い可能性でカレーを選ぶ。

これは、仕事においてあなたの意思を通す鉄板のテクニックだ、

②同僚に対しては、感謝&お手伝いのダブルパンチ。
同僚に仕事を依頼するのは難易度が一番高い。

まずは、感謝を先に一言添える。

「このプロジェクトに関する資料で手伝ってほしいことあるんだけど。」

ではなくて、

「このプロジェクトに関する資料もお願いしていいかな。いつも、助けてくれてありがとう。

先に、感謝を入れ込む。笑
すると、相手は断りづらくなる。という心理的な作用を利用する。

しかし、感謝だけじゃダメ。
僕も、このやり方は多用するが、同じ人に対して3回程度が限度だ。

「こいつ、感謝すれば良いと思ってる。」
と、そのうち思われるのがオチ。

なので、同僚に対して仕事を依頼する時は、同時に必ずやるべき+αがある。

「最近、仕事忙しいの??」
と、聞いてあげることだ。

だいたい相手は仕事が忙しいので、その中でも何か自分が手伝えること、
サポートできることはないか、あったら絶対にサポートすること。

つまり、あなたへの信頼性を高める。
それを同時並行でやりながら、同僚とのキズナを深めることが大事。

実際に僕も、かなり重い仕事を同僚に依頼した際に、同僚が部署の人員不足で、全然仕事が回らないと訴えてきた。

そこで、僕は同僚に
「人事に掛け合ってみる。」
と、約束し、それを人事に伝え、最終的にそれが人員の補填につながった。

今は、その同僚と相当仕事がやりやすくなった。
相手に対して配慮する、それが同僚との仕事をうまく進めるコツとなる。

③部下に対しては、君しかいない特別感+フィードバック。

「この仕事、手伝って欲しいんだけど。」

ではなくて、

「●●さんのわかりやすい資料、前回部長に褒められてたよ、今回も、チャレンジしてみない。」
と、あなただけの特別感を出す。


さらに、その仕事を通じて、部下のキャリアや評価が変わるというイメージを抱かせるような、言葉をかける。

当然、誰だって周りに認められたい。
そんな気持ちをかきたてるような言葉を選んでみることが大切だ。

そして、言ったからには必ずフィードバック。
ここが意外と漏れがちだ。

「ありがとう、●●さんの資料で部長からの承認をもらうことができたよ。●●さんの、頑張りも伝えておいたよ。」

この一言を必ず添えること。
恥ずかしいなら、メールでも良いし、何か感謝を伝えるカードでも良い。

ここの気遣いができるようになると、あなたと部下の人間関係は飛躍的に向上する。

■まとめ

本日は、ベストセラー『伝え方が9割』から、明日から仕事で使える、伝え方のテクニック三選をお伝えしてきました。

伝えるにあたっては、

①あなたの考えている言葉を、そのまま吐き出さない。
②相手の立場や考えていることを、想像する。
③相手の立場に立った時に、相手が動かされる言葉で伝えること。

この3つの条件を理解しておくことが大切です。

でも、それだけでは足りません。

なぜなら、伝え方だけではどうしても上っ面感が出てしまい、相手に見抜かれるからです。

そのために、大切なことは相手の立場に立って、相手をサポートする、支える。

そんな行動を実際に自分自身が率先して行うこと、それが一番大切なことです。

冒頭に出した例は、僕の若い頃の伝え方です。
この伝え方で、何度も失敗し、自分で仕事を抱え、勝手に辛くなっていた。

また、周りの人から表面的と思われ、人間関係に悩んだことがありました。

今は、各部署のつなぎ役として、今まで以上にいろんな人を巻き込まないといけないので、

”どう、伝えるか。”

だけでなく、

“どう、相手をサポートするか”

は、チャットをおくるときでさえ、意識するようになりました。

その気持ちがあれば、周りが信頼してくれるようになり、伝え方だけではなく、あなたの人柄で、サポートしてくれる人が増えてくるはすです。

そんなことを意識して、人との関わり方を考える。

すると、ちょっとずつ人間関係に変化が現れるかもしれません。


ではでは、本日はここまでです。

また、明日のnoteでお逢いしましょう。

P.S: 毎日note投稿で、肩こりが激しくなるのは僕だけでしょうか笑



noteを通じてサポートし合えたら嬉しいです!!よろしければサポートお願いします!noteを通じて、少しでも良い人生、良い世界に。