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笑って事後報告する人はみんな、孤独を乗り越えた人だと思う。

近況を聞かれた時に、
自分では上手く言えないので
もういっそのこと、私に起こった出来事を
全部あいみょんに歌にしてもらいたい。

そして、近況を聞かれた際に、
「これが今の私の心情なんよ」とか言って
楽曲を聴いてもらう形にしたい。

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コロナで人と会えてなかったけど、今月ぐらいから少しずつ友達にも会うようになって
会えてなかった期間の出来事を話したりする機会が多くなったんですけどね、

個人的に、ここ数ヶ月でいろんなことがあって
なかでも人生を変えるキッカケにもなった程の
辛い出来事もあって

でもそれを、どうしてもネタっぽく話してしまうんですよね。


そのたびに、本当は違うのに。ってなるんです。


あくまでもそれは、
私にとっての大きな出来事であって
人にとっては小さい出来事なんだろうし
それを私も分かっているから、実際よりも
軽い感じで話してしまう。

だからちょっと違和感あるんです。

例えて言うなら、

個人的には
全国ロードショーの映画並みの出来事だったのに
人に話すときは、深夜のバラエティ番組みたいになってしまう感じ。

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違うのに。私にとっては映画だったのに。
ってなる。


私に千原ジュニア並みの話術があれば、
もっと上手く伝えられたのかもしれない。


眠れなかった日々のこととか、電車乗ってるときなどあらゆる場面で勝手に涙が止まらなくなったりした日々とか、1人でお酒飲むと悲しくなっちゃうから、あんなに大好きだったハイボールをあんまり飲まなくなったこととか。そのせいでお酒に弱くなったこととか。何度も心折れそうになりながらも、自分を奮い立たせてなんとか這い上がったこととか。

これはほんの一部の話。

出来事の3割しか話せてなくて、
残りの7割は自分の心の中にしまう。

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でもこれってもしかして
皆そうなんじゃないかなって思ったんですよ。

事後報告で明るく話してる友達も、きっとそんな感じなんだろうなぁって。

本当は、もっともっと大変だったんだろうなぁって。

だから、誰かが事後報告で明るく話してくれたことを、そのまま受け取るんじゃなくて
その裏側を、背景を、言えなかった残り7割の話を
聞いてあげられるような存在でありたいなって思ったりした。

本音は、言えなかった残り7割の中にある気がするから。

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「人間関係、仕事、恋愛、健康」
これらは人間の悩みとしてよくあるラインナップだと思う。

だから自分の経験した出来事を誰かに話したとしても、
よくある悩みのカテゴリーのひとつとして捉えられてしまうのかもとか思ったりするし
そうじゃないんだけどなぁって思ったりもする。

例えば失恋ひとつにしても
どんな人とどういう時間を過ごして、どんな気持ちになって、どれだけ心を揺さぶられて、どういう終わり方をして、、、
それって人それぞれオンリーワンの出来事なわけじゃないですか。

カテゴリー分けすると「失恋」の一言で片付けられてしまうのかもしれないけれど
それはその人にしか経験できなかったオンリーワンの辛さだと思うんです。

大切な人たちの話を聞くときは、
そういう背景を忘れずに耳を傾けたいなって思う。

ちゃんと聞きたいなって思う。

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この気持ちはきっと誰にも分からない、
とか思うこともあるけれど
それって逆に貴重で尊いものなのかもしれない。

そういう自分にしか経験できなかった出来事や
悩みを、ギュっと抱きしめて大切にすればいいのかもしれない。

その先に、自分だけの花を咲かせることができるのかもしれないから。

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それに、
本当に頑張ったことって自分にしか分からない。

だから自分で自分を誇れるような生き方をするのが一番感動するし、きっと楽しい。


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