大場 康広 | Yasuhiro Oba

2017.4〜明光義塾黒田教室教室長 子どもとの接し方や受験情報や教室運営について記録…

大場 康広 | Yasuhiro Oba

2017.4〜明光義塾黒田教室教室長 子どもとの接し方や受験情報や教室運営について記録を残していきます。 https://instabio.cc/meikokuroda

マガジン

  • コミュニケーション

    子どもとのコミュニケーションの取り方を塾で働く私の視点からまとめています。

  • 生まれ変わったら○○になりたい

    生まれ変わったらやってみたいことを仕事ごとにまとめています。 中学生や高校生への仕事紹介になればと思います。

  • 思い出ばなし

  • 勉強のしかた

  • 塾で働くようになるまで

    個別指導塾で教室長として働くようになるまでの自伝となります。 ・中学入試編 ・高校在学編 ・高校入試編 ・大学在学編 ・就職活動編 ・転職編 上記のように、時系列に沿って今の仕事と巡り合うまでの軌跡をまとめています。

記事一覧

将来のこと

「うちの子、将来の夢決まってないんですよ」 保護者の方がよくおっしゃる言葉の一つです。 私が塾で働き始めた20年前も今も変わらず、出てくる言葉。 若いころの私は、…

子どもたちとのコミュニケーション

塾で働く私は、生徒とのコミュニケーションに多くの時間を費やしています。 教室では小学生から高校生までの幅広い年齢層が通っているため、各世代ごとに何をどう考えてい…

辰年の2024年

2024年。 辰年。 辰は十二支の中で唯一の架空の生き物。 過去の辰年。 古くは1回目の東京オリンピックが行われ、 東京モノレールや東海道新幹線が開業した年。 前回の辰…

受験生へ

キミはどんな気持ちで今を過ごしていますか? 受験は人生最初の大きなイベント。 不安もあるよね。プレッシャーも感じるよね。 ただね、 受験って、学力だけでなく、体…

2024年島根県立高校入試

2024年島根県立高校入試の変更点と入試の仕組みについてお伝えしていきます。 2024年の入試変更点上部にあるPDFの表の網掛け部分が昨年との変化を表しています。 今年は2…

生まれ変わったら○○になりたい ◆学校の先生編◆

このシリーズでは私自身が「こんな仕事をしてみたい」と思ったものをまとめています。 読んでいただき、中学生や高校生が将来のことを考えていく中で、自分一人では想像し…

島根県の教育の話②

以前投稿した「島根県の教育の話①」はこちらからどうぞ。 2023年県立高校入試の出願時における倍率が確定しました。 松江南高校や松江農林高校が特色を活かし、人気にな…

思い出ばなし(2021grad)

塾で出会った生徒たちの思い出ばなしを記録として残していく「振り返る」シリーズをスタートします。 先日、松江市でも成人式がありましたが、私が島根県に来た年に中3だ…

2023年 大学入学共通テスト/速報版

2023年1月14日・15日に大学入学共通テストが実施された。 今年で3回目の実施となったこともあり、傾向や対策も徐々に見えてきており、模試などを通して学生たちもテスト形…

勉強とスポーツの共通する部分

中学生や高校生の保護者の方のよくある悩みとして、「家で勉強しない」というものがあります。 そして「やる気がない」「勉強の仕方が分かっていない」という結論にたどり…

高校入試過去問について

10月を迎え、島根県では公立高校入試まであと150日ほどとなってきました。 この時期になると、受験勉強のために自ら「過去問」を始める生徒が増えてきます。意欲が上がっ…

生まれ変わったら○○になりたい ◆心理カウンセラー編◆

このシリーズでは私自身が「こんな仕事をしてみたい」と思ったものをまとめています。 読んでいただき、中学生や高校生が将来のことを考えていく中で、自分一人では想像し…

勉強のしかた(毎日コツコツ)

受験勉強をし始めて1ヵ月くらいの高校生。 模試などで良い結果が出ないと、 「勉強のやり方が違うのではないか」 「こんなにやったのに成績が上がらない」 と嘆く子もいま…

勉強のしかた(友だちの勉強法と1:9の法則)

「〇〇っていう問題集がいいらしい」 「過去問をもう始めないといけないらしい」 これらは夏休み中のよくある生徒の会話。 夏休み中の受験生は特に、勉強にベクトルが向…

勉強のしかた(学習環境と音読の話)

今回は勉強の質の話。 一人で勉強している生徒の様子を見てみると、暗記を一生懸命やっている子もいれば、多くの問題演習をしている子もいます。 私は勉強する場所によ…

島根県の教育の話①

私は生まれも育ちも東京ですが、2017年に島根県民になりました。現在は塾の教室長として、松江市の教室に勤務しています。 島根に来るまでの話はこちらをお読みください。…

将来のこと

「うちの子、将来の夢決まってないんですよ」 保護者の方がよくおっしゃる言葉の一つです。 私が塾で働き始めた20年前も今も変わらず、出てくる言葉。 若いころの私は、「一緒に何か見つけます」なんて話していましたが、広い広い世界を知らない子どもたちがやりたいことを決めることはかなり難しいことだと理解しています。だから今の私は「お母さまやお父さまは中学生(高校生)のとき、決まってましたか?」と意地悪な逆質問をしてしまいます。 20年、生徒を見てきた私の統計?によると、将来の方向

子どもたちとのコミュニケーション

塾で働く私は、生徒とのコミュニケーションに多くの時間を費やしています。 教室では小学生から高校生までの幅広い年齢層が通っているため、各世代ごとに何をどう考えているかなど他の大人より気づくことが多い環境にいると思います。そして日々のやり取りを通じて、子どもたちの感性を学べることもあります。 OKです。←怒ってる? そこで子どもたちとのコミュニケーションの話をひとつ。 生徒たちとLINEなどのチャットでやり取りすることが増えた昨今、感じていることがあります。 それは今の子ど

辰年の2024年

2024年。 辰年。 辰は十二支の中で唯一の架空の生き物。 過去の辰年。 古くは1回目の東京オリンピックが行われ、 東京モノレールや東海道新幹線が開業した年。 前回の辰年。 体のあらゆる細胞になる能力を持つiPS細胞を開発した 山中教授がノーベル医学生理学賞を受賞した年。 2024年は辰年。 架空の世界の出来事に思えたことが実現する特別な年。 できないと思っていたことができそうな気がしてきませんか?

受験生へ

キミはどんな気持ちで今を過ごしていますか? 受験は人生最初の大きなイベント。 不安もあるよね。プレッシャーも感じるよね。 ただね、 受験って、学力だけでなく、体力も、運も必要な戦い。 模試での結果がいくら良くても、当日の体調や運によってはうまくいかないこともある。模試でうまくいかなくても、本番で逆転することもある。 だから結果は今のキミの「評価」ではないんだ。 むしろ、 入試までのあと1ヶ月の過ごし方が、キミが大人になったときに大きな影響を及ぼすもの。 あと1ヶ月

2024年島根県立高校入試

2024年島根県立高校入試の変更点と入試の仕組みについてお伝えしていきます。 2024年の入試変更点上部にあるPDFの表の網掛け部分が昨年との変化を表しています。 今年は2つのポイントがあります。 ①松江工業高校が6学科から5学科に改編し、それに伴い、入学定員が全体でー40に ※電気科と電子科を統合して【電気電子工学科】に、情報技術科を【情報クリエイター学科】に改編 ②スポーツ特別推薦の指定競技が増加 松江工業高校はここ数年、高校全体での倍率が1倍を切ることが多く、学科

生まれ変わったら○○になりたい ◆学校の先生編◆

このシリーズでは私自身が「こんな仕事をしてみたい」と思ったものをまとめています。 読んでいただき、中学生や高校生が将来のことを考えていく中で、自分一人では想像しなかった仕事に出会ってもらえればと思います。 今回は「学校の先生」。 私が勤務している塾で、今年卒業した生徒たちが最も多く進学した学部は「教育学部」。学校の先生は子供たちの身近な仕事として、人気のある職業です。 環境は違えど、私自身も塾で生徒の希望があって教えたりすることもあります。教えていくと、「先生、高校に来

島根県の教育の話②

以前投稿した「島根県の教育の話①」はこちらからどうぞ。 2023年県立高校入試の出願時における倍率が確定しました。 松江南高校や松江農林高校が特色を活かし、人気になっているなという印象です。 なお県立高校は倍率が1倍を割っていたとしても、調査書や入試の得点で気になることがあれば不合格となります。 データを公開しておいて言うのもどうかなと思いますが、倍率はあくまで参考値。入学をゴールにするのではなく、入学後のことを考えて学力アップに励んでいくことが重要です。 さて、今日の本

思い出ばなし(2021grad)

塾で出会った生徒たちの思い出ばなしを記録として残していく「振り返る」シリーズをスタートします。 先日、松江市でも成人式がありましたが、私が島根県に来た年に中3だった子たちの式でした。成人式前後には「先生にはお世話になったので」と写真をLINEしてくれたり、教室に会いに来てくれた生徒もいました。そして島根に帰省したときに講師として働いてくれている子たちもいます。 この世代の子たちからはいろいろと島根のことを教えてもらった気もしますし、苦労した思い出も多々あります。 今日はそ

2023年 大学入学共通テスト/速報版

2023年1月14日・15日に大学入学共通テストが実施された。 今年で3回目の実施となったこともあり、傾向や対策も徐々に見えてきており、模試などを通して学生たちもテスト形式に慣れてきている。 そこで平均点の中間発表がされた現段階での個人的見解をまとめていく。 全体概況 大学入試センターが発表したデータおよび河合塾Kei-netによると、下記の通り。 ◆受験者数・志願者数は共に前年比3%減。 ◆現役志願者は前年比3%減の436,873人、現役生の割合は85%と過去最高。 ◆

勉強とスポーツの共通する部分

中学生や高校生の保護者の方のよくある悩みとして、「家で勉強しない」というものがあります。 そして「やる気がない」「勉強の仕方が分かっていない」という結論にたどり着く保護者の方が多いわけですが、やる気を出して、勉強の仕方を知ることで解決できる生徒はある程度の学力レベルの子であると感じます。 一人で勉強ができるお子さんは基礎基本の反復を嫌がらず、勉強もやるべき時間を決めて、やるべき学習計画を立てて、やるべき問題を自分で選べるレベルなわけです。これはスポーツの世界であれば、プロ

高校入試過去問について

10月を迎え、島根県では公立高校入試まであと150日ほどとなってきました。 この時期になると、受験勉強のために自ら「過去問」を始める生徒が増えてきます。意欲が上がってきていいことですが、過去問はただやるだけでは意味がありませんし、生徒さんごとで取り組む時期は異なります。 過去問と同じ問題が入試で出題されるのであれば、それを繰り返すことに意味はあるのでしょうが、残念ながら同じ問題は出ません。 親子の会話でも要注意なことがあります。 受験勉強の時に過去問を繰り返した経験は誰

生まれ変わったら○○になりたい ◆心理カウンセラー編◆

このシリーズでは私自身が「こんな仕事をしてみたい」と思ったものをまとめています。 読んでいただき、中学生や高校生が将来のことを考えていく中で、自分一人では想像しなかった仕事に出会ってもらえればと思います。 今回は「心理カウンセラー」。 私が勤務している塾でも毎年、心理学を学びたいという生徒がいるほど人気の分野です。 私も「教育」というジャンルを通じて、生徒さんや保護者の方にカウンセリングをしている一人です。なので生まれ変わってもなる仕事としてはイメージがしやすいです。

勉強のしかた(毎日コツコツ)

受験勉強をし始めて1ヵ月くらいの高校生。 模試などで良い結果が出ないと、 「勉強のやり方が違うのではないか」 「こんなにやったのに成績が上がらない」 と嘆く子もいます。 特に私が教室長として勤務している塾のある島根県の場合は入試の仕組み上、高校入試直前だけ必死に勉強して合格を勝ち取る子も多く、短期間で成功体験をしているため、コツコツ型の勉強を避け、「勉強のやり方」で効率的なものに執着する子も多いです。 コツコツ型の勉強の大事さ考えれば分かるのですが、高校生の成績を上げるのは

勉強のしかた(友だちの勉強法と1:9の法則)

「〇〇っていう問題集がいいらしい」 「過去問をもう始めないといけないらしい」 これらは夏休み中のよくある生徒の会話。 夏休み中の受験生は特に、勉強にベクトルが向く子が増えるため、どこの誰から聞いたか分からないような情報が飛び交うようになります。 そして今までやってきた自分の勉強を放り投げて、方針転換。 この現象は毎年必ず見る光景。 子どもたちの言葉を借りると「頭のいい友達がそうしていて、みんなやり始めている」のだそうです。 大人の世界でも少なからずある「みんながし

勉強のしかた(学習環境と音読の話)

今回は勉強の質の話。 一人で勉強している生徒の様子を見てみると、暗記を一生懸命やっている子もいれば、多くの問題演習をしている子もいます。 私は勉強する場所によって、その条件に適した学習法があると思っています。 環境により勉強内容を変える塾の自習席や図書館などは周りの人の行動音が気になる環境。(シャーペンの音とか) それに対して、家の自分の部屋は、イレギュラーなケースでなければ基本無音の環境。 例えば周りの人の行動音が気になる環境での勉強は実践(テスト)を意識した問

島根県の教育の話①

私は生まれも育ちも東京ですが、2017年に島根県民になりました。現在は塾の教室長として、松江市の教室に勤務しています。 島根に来るまでの話はこちらをお読みください。 さて、そんな私が島根県のこと、特に今回は島根の教育のことについて、感じていることを率直にまとめていきます。 先に言いますが、私は県民歴が浅いですが、島根県そして島根で出会った人たちが大好きです。大好きだからこその意見としてあたたかい目でお読みください。 県民性私が出会った島根の方たちはみなさん、いい方ばか