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【世界旅行記】イタリア フィレンツェ編
2018年9月2日~9月3日に訪問したイタリアの古都・花の都「フィレンツェ」についておすすめのスポットを紹介していきます!
使ったお金は、79.32ユーロでした!(食費34.5ユーロ、宿泊費30.82ユーロ、ベネチアまでのバス代14ユーロ)
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【バス】ローマからフィレンツェへの行き方
ローマからフィレンツェの移動はヨーロッパではよく使われているバスサービス「FlixBus」を利用しました! ↓↓
ローマにあるバスターミナルのRome Anagnina駅から、フィレンツェのVilla Costanza Tram T1駅まで3時間程で到着しました。
距離にすると約286kmですが、この区間が12ユーロ(1,550円)と非常に安い!
バックパッカーにおすすめの安宿「Hostel 7 Santi」
今回のホステル「Hostel 7 Santi」は教会の真横にあります。
外観は綺麗めで、朝食と夕食のバイキングがそれぞれ5ユーロ、7ユーロで提供されています。
フィレンツェ郊外にあるということ(中心地から遠い)と、Wifiが部屋で使えないという点を除けば決して悪くない宿泊先です。
男女共用の相部屋で15.5ユーロ(2,000円)でした。
一部屋にベッドが数台置いてあるといった感じですが、ホステル自体は何かの施設をリノベーションしたような作りでかなり広いです。
画質が荒いですが、こちらは2日間お世話になった7ユーロ(900円)の夕食バイキンです。ハイネケンビールは1ユーロ(130円)でした。
Hostel 7 Santi おすすめ度 ★★
古都・花の都と呼ばれる「フィレンツェ」の街
バス停からフィレンツェの街の中心部には路面電車が走っています。
停留所内に設置してある赤い「自動券売機」からチケットを買うことができますが、路面電車の存在を知らなかった私は1時間半かけて街まで歩くことになってしまいました。
しかし、華やかな観光地とは違った現地のリアルな生活を垣間見るのも旅の一興です!
バス停から中心部へ歩いていくと現れる大きな門をくぐると街の雰囲気がガラリと変わります。
アスファルトだった地面は石畳に変わり、聖堂らしき建物が見えてきました。
さらに進んで「アルノ川」を渡ると街の中心部です。
このアルノ川は「ピサの斜塔」で有名なピサまで流れているそうです。
ふらっと立ち寄った店で買った4ユーロ(520円)のサンドイッチが美味しすぎて衝撃でした。。
ヨーロッパのパンはレベルが違います!ハムや野菜などの具材もマッチして今まで食べたサンドイッチの中でも上位のクオリティです。
莫大な財力でフィレンツェを支配したメディチ家
「メディチ家礼拝堂」はルネサンス期に莫大な財力でフィレンツェを支配していたメディチ家の力を象徴していました。
メディチ家は15世紀~18世紀にかけて金融業で莫大な財産を手にし、ミケランジェロなどの芸術家を支えてきたイタリア美術史には欠かせない一族です。
礼拝堂には入れませんでしたが、中の様子を写真撮影することはできました。
メディチ家礼拝堂 おすすめ度 ★★
フィレンツェのランドマーク「ドゥオーモ広場」
フィレンツェの街並みはローマとは明らかに異なります!
ローマの建物は大きなブロックを山積みした石造りでどこか歴史を感じるような街並みですが、一方でフィレンツェの建物は童話に出てくるようなカラフルな家が多いです。
そんな不思議なフィレンツェの街並みを歩いていると、フィレンツェのランドマーク「ドゥオーモ広場」に到着しました。
上の写真にあるのは「サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂」と、「ジオットの鐘楼」です。
鐘楼から街並みを見たい方は20ユーロ(2600円)程で中に入ることができます。
ドゥオーモ広場 おすすめ度 ★★★
イタリアのコンビニ「TABACCHI」
この街ではバスを多く利用することになりそうだ。
バスのチケットは上の「TABACCHI(イタリアのコンビニのような店)」で買えます。
90分間有効のシングルチケットをTABACCHIで買うと1.5ユーロ(200円)で、バスの車内で買うと2ユーロ(260円)です。
フィレンツェ名物のB級グルメ「Lampredotto」
小腹を満たすにはフィレンツェ名物のB級グルメ「Lampredotto」に決まり!
「TRIPPERIA POLLINI」というこの移動式の露店が有名です。
こちらがランプレドット 3.5ユーロ(450円)
ランプレドットとは、牛の胃袋、トマト、パセリ、セロリなどを塩コショウで煮込み、サルサソースをかけてパンで挟んだもの。
腸独特の食感がありますが、塩味が効いていて辛口のソースが美味!
収まらりきらないほど大量に入った肉が地面に転がり落ちました。
フィレンツェは元々屠殺場の街で、そんな環境で生まれた独特な料理なのだろうと思います。
TRIPPERIA POLLINI おすすめ度 ★★★
ランプレドットを求める英語堪能な難民
食べ終わる頃、物乞いの黒人男性が近寄ってきて堪能な英語で
「Excuse me sir, Could you buy me a bread? I’m hungry.」(すみません。パンを買ってくれませんか?お腹が空いているんです。)
と言ってきました。
彼はアフリカなどの英語圏の国から来た難民なのかもしれない。
イタリアでは手に職がなかったり、ホームレスの黒人をよく目にしました。
観光客相手に布や水を売っていたり、スーパーから出てきた人の荷物持ちをしたり。
ローマで泊まったホステルでも、オーナーが黒人男性に熱心に業務の説明をしているのを見ました。
おそらくイタリアでは企業がそういった人々に仕事を与えなければいけない法律や義務があるのかもしれません。
フィレンツェの街は見どころいっぱい!
白いシルエットが特徴的な「サンタ・クローチェ聖堂」の前には、「ダビデ像」のレプリカがあります。
ダビデ像はミケランジェロが作った彫刻作品で、本物はフィレンツェにあるアカデミア美術館というところに所蔵されています。
茶色いレンガ調の建物の隙間から顔を見せるのは「ヴェッキオ宮殿」。
以前はメディチ家も住んでいた有名な宮殿です。
すき間からすらっとのびる時計台の風景がGoodでした!
有名レストランの名前の由来にもなった「ポンテ・ヴェッキオ」
フィレンツェ最古の橋「ポンテヴェッキオ」は、有名ジュエリーブランドや、有名イタリアンレストランの名前に採用されています。
立ち並ぶ家がアルノ川の水面に映り、この橋からの眺めはとても良いです!
橋の周りではブランド店や貴金属店が立ち並んでいます。
昔屠殺場だったフィレンツェでメディチ家が多くの貴金属店を作り、街を繁栄させたのが始まりとなっています。
橋を渡るとどこか社会主義的なイメージを彷彿させる「ピッティ宮殿」が出てきました。
トスカーナ大公の宮殿として使用されていたそうです。
※ちなみにトスカーナは生ハムやチーズなど美味しいものが多い地域で有名です
ポンテヴェキッオから回り込んできて「サンタ・トリニタ橋」を渡ります。
フィレンツェにはアルノ川を結ぶいくつかの橋がありますが、やはり「ポンテヴェッキオ」が一番華やかに感じます。
ポンテヴェッキオ おすすめ度 ★★★
本場イタリアのジェラテリア「Gelateria Pasco」で一息つこう!
歩き疲れたときはジェラートで一息つこう!
「Gelateria Pasco」は多種類のジェラートを楽しめるジェラテリアです。
女性の店員がおすすめしてくれたのは、「DULCE DE LECHE」というジェラート2ユーロ(260円)。
ジェラートに練りこまれたキャラメルが適度な甘さで身体を回復してくれます。
Gelateria Pasco おすすめ度 ★★★
世界最古の薬局「サンタ・マリア・ノヴェッラ薬局」
「サンタ・マリア・ノヴェッラ薬局」にやってきました。
サンタ・マリア・ノヴェッラ薬局は、サンタ・マリア・ノヴェッラ広場に隣接する世界最古の薬局です。
その歴史は13世紀までさかのぼる超老舗の薬局です!
店員さんの丁寧な接客の様子が伝統ある店であることを思わせます。
店員さんの中には日本人の方もいました。
薬局の中は博物館のようになっていて、様々な絵画や肖像画、香水瓶などが展示されています。
サンタ・マリア・ノヴェッラ薬局 おすすめ度 ★★★
本格パニーニのお店「IL Panino Santa Maria Novella」
薬局の裏側にあるのは「フィレンツェ・サンタ・マリア・ノヴェッラ駅」。
明日はこの路面電車で「Villa Costanza駅」まで行き、ベネチア行きのバスに乗ります。
フィレンツェ・サンタ・マリア・ノヴェッラ駅にの近くにあるパニーニのお店「IL Panino Santa Maria Novella」にきました。
なんとこちらのお店、プロシュートやパンチェッタ、ラルドなどのイタリアを代表するシャルキュトリーが入ったパニーニやスキアッチャータ(フォカッチャ)が4ユーロほどで食べれます!
店員のおじいさんは「Salami is good!」(サラミが美味しいよ)と言ってくれました。
サラミがふんだんに入ったパニーニは4ユーロ(520円)でした。
サラミは少し脂っこかったですが、チーズとマッチして美味しかったです!
スーパーマーケットで見つけたこちらの平たい桃。
2個で1.3ユーロ(170円)でした。
シチリア島の火山エトナ山の丘陵部で育てられる甘みの強い品種だそうです。
日本の丸い桃と比べて歯ごたえがあり、カリカリとした食感でしたが甘くておいしいです!
フィレンツェでバスに乗ってみよう!
1.5ユーロの切符をTABACCHIで買いました。
バスの切符は、駅の窓口やTABACCHIなどで購入可能です。(おそらく車内で買えると思います。)
朝からずっと歩きっぱなしだったので、一度ホステルに行くにしました。
先程買ったバスのチケットを持って、「Indipendenza Nazionale」というバス停でバスを待つと予定時刻を2、3分ほど過ぎてバスが来ました。
バスの車内は特別変わった様子もなく、どこにでもある路面バスでした。
世界最高峰の眺めを「ミケランジェロ広場」から
フィレンツェ最終日は「ミケランジェロ広場」で締めくくることにしました。
19世紀にできたこの広場にはレプリカの「ダビデ象」があります。
ダビデはヘブライ王国の2代目国王で、フィレンツェの自由と独立精神を象徴しているそうです。
標高の高いこの広場では涼しい風が吹いています。
ミケランジェロ広場からのフィレンツェの街の眺めは最高でした。
赤で統一された建物の屋根がとても綺麗で、この街は独特の世界観を持ち合わせています。
時刻は18:30、空はまだ青い。
絶景を見ながら広場を歩いていくと、階段に座って日没を待っている人々がいました。
自然の美しさを素直に受け入れようとする人々の姿にとても感動しました。
そして待つこと30分。
ゆっくりと沈んでいく太陽に照らされたフィレンツェの街並みは、黄金に染まり、今まで見せたことのない美しさを見せました。
この光景がみれただけでフィレンツェにきて良かったと心から思いました!
ミケランジェロ広場 おすすめ度 ★★★
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いかがでしたでしょうか。花の都『フィレンツェ』に行きたくなりましたか?
フィレンツェの街は建物の作りが可愛く歩いていてとても楽しいです。そしてなんといっても「ミケランジェロ広場」からみた夕日は絶景でした。
あの夕日をみるだけでもフィレンツェに来る価値はあります!
最後までお読みいただき有難うございました。
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