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令和6年能登半島地震
元旦に大きな地震災害が発生した。今年の元日の1月1日は一粒万倍日とか天赦日とか最高の運気があり、初詣に行く人が最も多く、芸能人達もこぞって縁起の良いご縁を発表していたりするのだが、まさかの甚大的な災害が発生した。緊急アラームはもちろんのこと、各局テレビも全ての映像が切り替わり、各報道局も「解除」されるまで避難を呼びかけ続けた。

しかしながら、早々にこれらの報道に非難というか誹謗中傷的なSNSも登場している。そこまでしてアカウント件数が欲しいのだろうか、イイね評価が欲しいのだろうか。もはや人道的なコメントと言えるつぶやきではない。誰しも表現の自由はあるのだろうが、こういう世の中のためにITが使われることに遺憾を覚えてしまいます。

各報道局の呼びかけに威圧感があるとか、ヒステリックだとか、、、、逆に良く聞いているじゃないかと言いたいが、誰になんと言われようと、後でお叱りを受けようとも、この呼び掛けで命が助かった人もいるだろう。人数の問題ではない。その通りだ。一夜明けて、その災害の大きさが次第に見えて来ているようだが、過去の災害と同じように火災泥棒だとか、避難者(主に弱者や女性や子供らなど)が、災害に関係無いとんでもない被害に遭遇しているようだ。。。ボランティアという仮面を被ったヘンな輩もいるようなので、気を付けてもらいたい。こういう場所を報道するなど抑止効果もあるので、ぜひ国や自治体と連携して頑張ってもらいたい。

一方で、津波問題にしても専門家でも無いのに、津波警報にいちゃもんを付ける言葉もある。なぜそういう心理に働くかはわからないが、残念としか言いようがない。津波の影響は実際に経験のある人にはトラウマ以上に、人生の中で「恐怖」という影響を与えているだろう。サーフィンとか海水浴の波ではない、「津波は壁」(又はコンクリートの壁)という言葉を聞いた事がある。まさに経験から出た表現ではなかろうか。私も神戸出身者で、実際に被害を受けたわけではないが(いち早く復興には携わっているが、、、)、自分の生まれた街が崩壊しているのに、多くの死傷者数が発生している事に、未だに胸を痛め続けている自分がいるし、その教訓に大きな試練を持って生きている。
大手企業である〇〇〇〇製パンでは、必ずといっていいほど、これらの災害時の避難所に自主的に自社のパンを届けている。決して売れ残りや消費期限未満ではない。むしろ、出来立てのパンを届けているのである。しかも、報道局やSNSなどにも一切を自慢していない。誹謗中傷のコメントを出すヒマよりも、いち早く行動に出ている姿勢の在り方には脱帽するしかない。だからという訳ではないが、我が家の朝食には〇〇〇〇製パンが毎日のように用意されている。

とにかく自然災害であるが故に、今は時が過ぎるのを待つしかないのだろうが、復興に関して我々庶民ができる事と言えば「経済復興」だと思われる。善意な気持ちをSNSに投稿するなど県外の遠方からシートを持って駆け付けたなど、自分の車両が渋滞を生んでいる事に気付かないのだろうか。そんなに売名行為をしたいのだろうか。受け取る側が拒否するというか、断る勇気を持って声を上げてもらいたいものだ。物資支援にも優先順位に考慮や配慮し、一般的に復興できる状態になってから努力しても、経験上において十分と思われる。

また、特に外国人から見れば災害した地域には足を入れない風潮があり、観光業や流通業などは大打撃を強いられるわけだが、石川県は日本屈指の観光地でもあるので、我々日本国民が、現地でお金を落とすしかないだろう。新幹線も開通しており、東京からも行きやすくなっている。単にお金だけの寄付ではなく、実際に現地で消費する行動、そして現地の人々とのコミュニケーションを軸に、大いに盛り上がりたいものです。

それでも、心ない輩からの誹謗中傷的な言動は、日に日に多くなって来ると思われますが、耳も目もかす必要は全くありません。それ以上に、心に寄り添った活動をしている人達が多くいます。そういう姿勢を持った人達とのコミュニケーションを大切にして下さい。

過去の歴史が物語っているように、必ず「復興」します。

まだまだ余震が続いており予断を許さない北陸地方ですが、
一刻も早い災害救助含め、亡くなられた方々へのご冥福をお祈り申し上げますとともに、そのご家族や被災された方々に、心よりお悔やみとお見舞いを申し上げます。