手帳でやりたいこと
手帳制作、販売が今年で6冊目となりました。
来年2024年はうるう年なので、商品名は4年に一度の「366 pasos」です。
(いつもは365pasos)
今年屋号を「あわい舎」にしたこともあり、手帳についても改めて考えていました。
手帳を使う目的
手帳を使う人の目的は様々だと思います。
多くの場合、大きくはこの3つだなと感じています。
「予定を管理するため」
「時間を効率的に、有意義に使うため」
「夢をかなえるため」
わたしも目的の中にはこれらが含まれていて、具体的にこんな風に使っています。
「未来のために考えた予定を実行し、記録することで確認や次の目標・計画に活かす」の繰り返しです。
わたしに限らず「記録」に活用している人も最近は少しずつ増えている気がしています。
6冊目にして出てきた「手帳を制作販売する、ということ」
では、なぜ市販の手帳ではなく、わざわざ自分でオリジナルの手帳を作ったのか。
最初は「自分の理想の手帳を作りたい」という想いから始まっているのですが、それだけではありませんでした。
しかし、その想いのコアな部分がなかなか言葉にならなくてモヤモヤし続けていました。
折に触れては考え続けて、ふと今回は湧き出てきました。
「手帳を作ることで、わたしの考える ”時間” や ”過ごし方” を表現して、他者と共有する可能性を持っている」
「手帳が時間(過去・現在・未来を含む)を見つめ直すきっかけとして活かせるのではないか」
という想いです。
地球上に住んでいる誰もが「1日」として過ごす時間を24時間よりも増やすことも減らすこともできないけれど、その24時間の充実感は変えられる。
何を持って「充実」と感じるのか。
時間の流れの中で好きなもの、心地よいもののベースは大きくは変化しないかもしれない。しかし時と場合によって、過ごし方は変化する。
ただ空白の時間をたくさん持てば良いのではない。
より多くの予定や用事を詰め込んで過ごすだけが良いわけでもない。
もしかしたら、自分の成長のために苦手なことや心地よくないものに向き合う時間も必要かもしれない。
いつも同じ配分で過ごせば良いものでもなく。
これは「キャリア(ここでは、仕事に限らずその人の働くことを含む生活全般という意味で用います)」に関わるなかで、幸せであるために「自分を知ること」や「充実した人生を歩みたい、という願い」を身近なツールである手帳を活用しながら実現できないか、という試みでもあります。
どうやって充実感を上げていくのか、は人それぞれ。
だけど自分の最適を見つけるヒントを持ち寄る際に、手帳がきっかけの1つになるのではないかと思っています。
当初から「手帳メーカー」になる、というのとは少し違うと思っていますが、制作販売をしているので「できる限り多くの人に届けたい」という想いも持っています。
そのためにも、多くの方が手に取りやすい環境を整えるために販路を広げることや知っていただく機会をつくるといったことも頑張らないと、とも。
色んな方とこの手帳を育てていきたいと思っています。
ということで、2024年の手帳。
絶賛販売中です。
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