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考え方のためのnote

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#マーケティング

"SNS時代の次世代メーカー"として「北欧、暮らしの道具店」のクラシコムがメーカーの次の形を作り始めた気がしたのでまとめてみました

結論から言うとクラシコム社は従来のメーカーと異なる点が多くあります。さらにD2C企業と比較しても大きく異なります。その異なる点を分析してみると一方的なマスメディアではなくほぼ全ての消費者が利用しているSNSがある今の時代の新しいメーカーの形なのではと思うようになりました。この記事はメーカーとしてクラシコムは他と何が違うのか?次世代メーカーとは何か?について書いていきます。 従来メーカーとの大きな違いまずはこの比較表を見てください。 (本当はこれ一個一個に解説を入れていきたい

2023年の働き方は、性悪説<性善説、管理ベース<モチベーション向上ベース、になりますように

筆者が今まで経験してきた企業の多くでは、物品購入や接待などのために経費を使う際、稟議による事前許可を得ることが必要でした。 そして、経費の支出後は、領収証などの証票とともに詳細を報告する業務、つまり精算が要求されることがほとんどです。 この事前許可と精算は、組織のお金を使う以上、必要なプロセスであるように直感されます。が、ここでちょっと筆者が、行動経済学者 ダン・アリエリー氏のオフィスで経験したエピソードを紹介させてください。 ダンの会社は従業員100名ほどの小体な組織

顧客視点に立った営業体制の話〜営業組織の三類型とThe PODs - #1sheetMktg 番外編2

 普段は表向きはマーケティングの話をすることばかりですが、実際にはマーケティングを改革していくと、営業体制の改革もしなければいけない場面に出くわします。あるいは、過去に外資IT企業でのセールスマーケティング   組織のチームリーダーとして働いた学びをもとに、ベンチャーやアドテク/マーケテック企業に、マーケティングと営業組織体制についてのアドバイスをする機会もあり、結構な頻度で営業とその組織の改革がプロジェクト化することが頻繁にあります。現在も数社、営業組織改革を含めたプロジェ

西口一希氏、ビジネスを成長させる「顧客起点」の概念とは?

これまで200社を超える企業の経営者に助言してきた西口一希さん。西口さんが提唱する「顧客起点」という概念を、皆さんはご存知でしょうか?私たちマクロミル社員がこの概念について理解を深め、クライアントへより良いサービスを提供するために、今回、西口さんにお話をうかがいました。 マクロミルからは、代表執行役社長 グローバルCEO 佐々木徹、消費財メーカーを担当する部門責任者であり上席執行役員の西部君隆が参加して鼎談。当企画はマクロミルの社内報「ミルコミ」の企画ですが、マーケターの皆様

この不確かな時代に、確からしさを追求するために。顧客ビジネスに関与する、WEBデザイナーの「基準」を目指す #羅針盤のつくりかた

そもそも、ビジネスとは何か。 「社会に出る前にこの本を読みなさい」 「社会人として、これは覚えておかないといけないから」 就活世代の私、野元は、大学のキャリア支援室や教授、先輩たちからこういった言葉をかけられることが多くあります。 目には見えないけれど、社会人なら身につけておかないといけない「何か」。 「これは知っとかんといけんから」と言われる度に、どうやって学べばいいの? それは本当に今、学ばないといけないの? と抱く違和感。 そんな時にTwitterで見かけたの

フレームワークはマネジメントツールと位置付けること

フレームワークを戦略策定時に使っているけど、作ったフレームワークは放置されている… このような状態になってしまっていることは多いのではないでしょうか? 自分も同じような過ちを何回も起こしてきました。 フレームワークを有効活用できる組織とできない組織の違いは何か? を考えてきて、もっとも大切なのは「マネジメントツール」としてフレームワークを位置付けられているか?なのではと考えるに至りました。 例:カスタマージャーニーマップを有効活用する視点スタマージャーニーマップを作

D2Cブランドの無駄なポップアップはもうやめよう。

皆さんこんにちは。 静岡のソファD2CブランドMANUALgraphの鈴木と申します。 小さな町工場によるものづくりD2Cブランドとして、日々あの手この手で四苦八苦しながら自分たちでつくったソファを自分たちの手でお届けしています。 なぜ無理してでもD2Cブランドを名乗り運営しているかは、よろしければこちらをお読みください。 さて先日、当社では2日間に渡り東京は銀座の TheCraftedと言う場所でポップアップイベントを開催しました。 「ポップアップインベント」と分か

マーケターが一歩抜きん出るための考え方と行動ーーアウトプットが成長の鍵

オンライン・オフラインをつなぐコマースプロデューサーかつECビジネス周りを伝える・応援するEコマース先生の川添 隆(Twitter等のSNS一覧)です。 MarketingNativeにて、私が日常的に意識している「マーケターが一歩抜きん出るための考え方と行動」について取材いただきました。 公開日:2019年7月9日 人それぞれ、歩んできた道によってキャリアやスキル形成に影響すると思っています。私はたまたま「局地戦でないと生き残れない環境」に置かれた経験が多かったため、こ

ECデザイナーがおさえるべき《売上の公式》別の施策

想像して下さい。 あなたはとある ECショップのオーナーです。 確かにその通りです。リアル店舗で考えればすぐに分かりますが、 イオンや駅ナカなどのショッピングモールに出店すれば店の前にはたくさんの人が通ります。 これが楽天市場やYahoo!ショッピング、Amazonなどに出店する最大のメリットです。 しかし、ショッピングモールにはあなたのお店以外にもライバルがたくさんいます。 お客様はぶらりとお店の前を歩きながら入るお店を探しています。 あなたのお店を見つけても

OMOは空母。店舗のみ注力の大艦巨砲主義ではこの先は生き残れない

 カバーは今週の日曜日に東京の日本橋のお昼の風景の写真です。人はほとんどいなく、日本橋室町のあたりの店舗は人がほとんどいませんでした。 少し前までなら雑な言い方ですが、オフラインの店舗をしっかり作り込んでいたらインバウンド客が流れてきて売り上げUPってお話が去年あたりは主でしたが、今回の件で、自分的には第二次世界大戦の大和を作ったけど、時代はすでに航空兵器を運用する為の空母の時代に移り変わっている感じがしました。  2年ほど前にスーパーのIT担当?のかたとお話をしたら、新聞

最大公約数を獲得するマーケティングの終わりの始まり

この記事は、フィードフォースグループAdvent Calender2021の25日目です。 昨日は、弊社のクリエイティブチームの鬼才、西尾さんの「『推しは心のストロングゼロ』 崖っぷちに立たされがちなオタク新卒が生き残るためにやったこと」でした。迸るボキャブラリーの幅に感動すら覚えました。。。わが社の新卒のポテンシャル、恐るべし。。。 最終日25日目ということで若干プレッシャーがないと言ったらうそになりますが、最終日だからなんなのだ?という心持で自由に書きたいことだけど書

マーケティングアジェンダ キーノート1「逆張りのマーケティング〜ラグジュアリー戦略で消費者心理を支配する〜」 参加レポート #MA東京21

どうも、フクパンマンです。 マーケティングアジェンダ東京2021の初日のキーノート1レポートになります。 「ラグジュアリーブランドは確固たる強い「ブランド」を、いかにして作りあげたのか」というテーマで、ラグジュアリー戦略の第一人者である、早稲田大学 長沢教授がスピーカーとなり、聞き手はユナイテッドアローズ 藤原氏が務めました。 まず、このキーノートの内容なのですが、以下の本の内容を抜粋しているものになります。 その中の第1部第3章「マーケティングの逆張りの法則」の中で【

1つの事象に、2つの視点。「見る位置」で変わる未来

ビジネスでもプライベートでも、うまくいかないことや、想定していなかったことが起こるのは当然の流れ。100%順風満帆なんてことはありません。その「壁」や「課題」、行く手を阻むものが目の前に現れたとき、どのような対応をすべきでしょうか。 専門的には「リフレーミング Re-Framing」といいますが(これは覚えなくてもよいです)、ひとつの事象(実際に発生した事柄、事実)に対し、どのように見るか、考えるか、によって、その後の行動も変わってくる、ということがあるそうです。 視点の違い

初耳学で放送された「戦略家森岡毅氏のインタビュー」から、人生を生き抜くヒントを学ぶ

どうも、フクパンマンです。 11月14日にMBS毎日放送系列にて放送された林修先生の「日曜日の初耳学」にて、マーケターでは知らない人はいない、株式会社刀の森岡毅さんのインタビューが放送されました。 私自身、森岡さんの本を読んでいるのはもちろん、マーケティングアジェンダにて直接講演をお聞きしたりして多大なる影響を受けているのですが、今回の内容も大変刺激的でみなさんに見ていただきたく、簡単に要点・名言だけまとめました。引用→コメント、という形でまとめております。 USJ、西武