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【モンキーマインドを理解する】

今日は『モンキーマインドを理解する』
についてお伝えしていきます。

「モンキーマインド」とは
人間の脳が雑念で
入り乱れている時の
状態のことです。
あるいは
脳内のエネルギーを消費し続け
毎日の生活に疲労を感じてしまう
状態のことでもあります。

日本語で表記すると
「心猿」もしくは
「意馬心猿」です。

要するに猿を雑念と
捉えている事です。


今回は巷の一般的な
「モンキーマインド」ではなく
「ぐぎぎっ」と摩擦を感じる
内容を取り上げていきます。

通常では頭の中で猿(雑念)が
駆け巡って心身共に
不安定な状態であると
伝えられています。

何とかして猿(雑念)を
追い払おうとして
解決策を見出しています。


方法として
理解する、自由にしてみる
自然に触れる、瞑想する等
色々なアイデアを考えています。

頭の中で猿(雑念)が
騒がしかったら
落ち着かないなぁと
思うのも無理はないです。

しかし
私はこの解決策そのものに
違和感を覚えました。

動物的直感もしくは
本能というのでしょうか
何かが引っかかったのです。


それは
我々人間は猿と同じ
動物であるにもかかわらず
猿を下に見ている事です。

人間の特徴として
「言語を使って喋る」

「感情を最大限に表現する」

「嘘をつく」

「情報を共有する」

etc


他の動物にはない
多様な機能を
兼ね備えています。

特に脳の発達は
最も顕著であります。


一方で動物は現実として
「言語を使って喋らない」

「感情豊かに表さない」
注)亀は泣く事があります

「嘘をつかない」

「背中で行動を見せても
 大半は情報を連絡する事はない」


一見すると人間は
動物より優位に立っている
かのように思えます。

実際には脳の機能を
フル回転させているだけで
他は動物と変わらないです。


「いや、そんな事はない!
 その立派な叡智があるから
 進化出来るんだ!」

「世の中の発展に大いに
 貢献しているではないか!」

「何バカな事を言ってるんだ!」

罵声が飛び交うでしょう。


確かに人類は素晴らしい知恵で
輝かしい功績を残しています。

しかし
それらも表向きの概念であって
実際のところは違っています。


建前と本音が
区別されています。

建前は綺麗ごとを発信しながら
本音はドロドロとした事を
平然としています。

そうです。
このドロドロとした内容こそ
真摯に向き合う事です。

つまり
人間と動物が共通して
行っている
「三大欲求」です。


「三大欲求」は
生物が生きていく上で
必ず必要な事です。

人間も動物も根底としては
生きる事が目的です。


ところが
人間は脳が発達した為に
動物と決定的に違う要素を
備えています。

それは

「嘘をつく」

「作話する」

「言い訳をする」

「責任転嫁する」

です。


上記4つはそれぞれ
神様レベルと思えるほど
器用にこなします。

「約束を破る」

「平気で誤魔化す」

「素直に認めない」

「他者・社会に押し付ける」

人間ならではの
得意分野かもしれません。


動物は果たして
「嘘」「作話」
「言い訳」「責任転嫁」を
するでしょうか?

私は見た事がありません。

生きるために必死なので
そんな邪まな事を
考える暇がないです。

純粋に本能のまま
生きています。


とは言え人間が残酷で
動物が正しいと言っている
のではありません。

動物と同じ様に本能だけで
突き進むと共喰いになり
やがて生存出来なくなります。

だから脳を進化させて
理性で抑制しています。


ただ違和感を覚えた背景が
本能と理性があまりにも
かけ離れている事です。

人間は本能を直視しないで
上辺だけで繕おうとする
誠実性を無視した行動に
目を向ける必要があります。


「モンキーマインド」の核心は
人間は猿と同じ事を
普通に行っていると
素直に認識する事です。

動物と同じ三大欲求を
純粋に追求していると。

人間の究極の目的としては

「セックス(子孫繁栄)」

「ステータス(周囲との比較)」

です。

「セックス」(子孫繁栄)」
生理的欲求と
安心安全欲求を
満たす事です。

「ステータス(周囲との比較)」
社会的欲求
承認欲求(どちらかと言えば社会的欲求に近いです)
を満たす事です。


この2つに一所懸命に
取り組んでいるに
過ぎないのです。

セックスとステータスの事例として

【セックス】
「素敵な異性と出会いたい」

「高級外車を購入してデートしたい」

最終的には
ロマンティックを
したいという欲望です。

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【ステータス】
「高級ブランド品が欲しい」

「豪華な家に住みたい」

「貧困の子供達に家を建てて提供したい」

最終的には
周囲と比べて優越感に浸り
称賛されたいという欲望です。

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※「セックス」の概念を言われた時に
 抵抗、摩擦、拒否がある場合は
 何かしら根深いものを
 抱えていると思われます。 

表向きはオブラートに包んで
カッコつけた表現をします。

本心は本能的に獰猛で
野心的なのです。


だからと言って
誠実性を一致させる意味で
無理にセックスやステータスを
公言するのではありません。

私が今回お伝えしたい事は

「モンキーマインド」は
解決しようとするのではなく
誠実性のズレを確認するために
素直に受け入れる概念である事です。

モンキーマインドを
適切に扱うために
3つの「心構え」が
あります。


1.自分を猿だと認める

2.相手を猿だと思う

3.人間の思考はアクセサリー(道具)


動物を格下と思わずに
同じ生き物として
行動している事を
素直に受け入れます。

「セックス」「ステータス」を
下品な行動と見なさず
心から湧き出てくる真の欲求を
発見するための認識とします。


頭の中で猿(雑念)が
走り回っている時は
本当に実現したい願望が
隠れている可能性があります。

押し殺さずにむしろ
優しく包み込んで
出してあげたほうが
良いです。

知性が発達し過ぎるがゆえに
逃げる事を考えがちです。

自己防衛しようと
「嘘」「作話」
「言い訳」「責任転嫁」を
発動してしまいます。


色々な意味で
正直に生きたほうが
得すると思います。

「嘘も方便」と言われますが
不一致があるといずれ
墓穴を掘る事になります。

「モンキーマインド」を
正しく理解して
受け止めていきましょう。

今日も読んでくださって
ありがとうございます。


追伸
「モンキーマインド」で
皆様が体験した事を
お聞かせください。

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