- 運営しているクリエイター
記事一覧
”僕”の起業の物語 ラットレース
前回は↓
相変わらず忙しい。
ついに日曜日まで出動し始めている。
求人広告だしても、人は集まらない。
たまに来ても全然続かない。
横のつながりで応援を頼むしかない。
かなりの日当を持っていかれるが
いたしかたない。
だましだましやるしかなかった。
そして2年目の決算を迎えるころ年収で
一千万円に届いた。
若い頃から一千万を目標にしていた。
一千万いけば楽になると思っていた。
ところが
”僕”の起業の物語 独立へ!
安定なんて幻想だ。
大企業に入れば一生安泰なんていつの時代の事?って感じだ。
倒産はしないにしても、リストラや早期退職、景気が悪ければ
減給・・・。安心はできない。
もっと言えば、いつ交通事故にあうかもわからないし、病気に
かかって働けなくなるかもしれない。
もっともっと言えば、大地震が起きたり、隕石が落ちてきたら?
僕らはただ生かされているだけなのだ。
人の夢や計画な
"僕”の起業の物語 蘇生
(妊娠、出産の話をします。)
39歳の時不妊治療を開始した。
子供を持つ気が全くなかった夫婦だった。
「たぶんこのまま2人だね」
ってよく言っていた。
しかし現実に子供が産めるリミットが近くと本当にいいのだろうか?
と思い始める。
実際、今までは借金があって、収入も多くはなかったので
作らないというより作れなかった。
だが、今は長く同じ仕事をやっているおかげで今の会社の役員になり
収入も随分
”僕”の起業の物語 失われた30代
僕は30代の事を「失われた30代」と呼んでいる。
今思い返しても、あまり記憶がない。
なにをしていたのか?
まぁこれだ。
「朝起きて仕事に行き、請求書を支払う、
そしてまた朝起きて仕事に行き、請求書を支払う」
波風はあまり立たない生活。
新聞屋は1年程で辞めた。
知人のつてで「墨出し」という仕事についた。
建築現場で基準となる線を引く人。
建築関係の人なら皆わかるのだが知っている
"僕”の起業の物語 失敗だらけの20代が終わる・・・
前回は↓
結局奥さんにバレた
散々泣かれたがなんとか許してもらう。
もちろん条件付きだ。
借金を返す為稼げる仕事に就くこと。
いまの損保では到底返せないから。
ばれて良かった。
あのまま続けていたら、と思うとゾッとする。
もちろんパチンコはやめる事に。
でも1人で行かなくなっただけで、夫婦ではよく行った。
完全に足を洗ったのは30代半ばだ。
なんて無駄なお金と時間を過ごしてしまった
”僕”の起業の物語 運命の出会い
前回まではこちら
結局二カ月間何もしなかった。
親に借金して暮らす。
この頃もう彼女と結婚していたので嫁さんか
のプレッシャーもキツかった。
とにかくまたブラックに入ったらやばい。
穏やかに暮らしたかった。お金は少しでいい
嫁さんがあまりにうるさいので一回不動産の
賃貸の営業に面接に行く。やる気はない。
採用されたけど直前に辞退。不動産の営業は
完全にトラウマ。も
”僕”の起業の物語 「ブラック企業死闘編」
初出勤。
いまでもその光景を覚えている。
まず、てかてかのオールバックの40代くらいの男の前に連れて行かれる。
「部長。新人です。」案内してくれた事務の人が言った。
「おー」
気だるそうに部長と呼ばれる男が言った。
肌の色は浅黒く、なんか歳のいったサーファーみたいだった。
テレビで見るような「ザ 部長」みたいではない。ヤクザの中堅みたいな感じ。
「なんでここに来た」部長が言った。
言い忘れた