見出し画像

ヒンドゥーの神々の物語展 レポ

先日ヨシダナギ展を観に行った際、せっかく池袋まで来たし!ということで古代オリエント博物館で開催中の「ヒンドゥーの神々の物語展」も観てきました。
こちらも11/27(本日)までの開催。
大体ギリギリに滑り込むのが私です…!

世界史大好きの私。でも、歴史の学習はほとんど戦争・人々の争いを軸にして進められるため、歴史を動かす重要な出来事に大きく関わるユダヤ教関連(イスラム教やキリスト教)とは違って、民族宗教であるヒンドゥー教って少し謎めいていませんか?

前知識もあまり無いまま、好奇心で立ち寄った今回の美術展。

そこには、ヒンドゥー教をバックグラウンドにしたヒンドゥー美術の歴史がありました。

土器や石器、ガラス細工と更紗(金糸を使った刺繍の布)、印刷物や陶磁器…
ヒンドゥー教の登場人物達が描かれた様々な美術品の数々。

なるほど、ヒンドゥー教とは何か、という歴史的史実の展示ではなく、インド地域の美術品やそれらにまつわる制作技術の歴史を辿る展示だったわけです。

ヒンドゥー教は現代ではアメコミになるほど、ひとつのポピュラーなコンテンツとして愛されています。

想像と破壊の神シヴァや、象の頭を持つガネーシャなど、ヒンドゥー教についての知識はなくても誰でも一度は見聞きしたことあるような神々。表現豊かな神々のアートを堪能できました。
(ガネーシャがなぜ象の頭を持つのか…その理由を知った私は目がテンに…笑)

ただ、今回の展示を観て、ヒンドゥー教がどんな物語でどんな美術で表現されてきたのかは良く分かったけれど、宗教としては、インド地域の人々の歴史や世界の歴史とどう関わってきたのか。
これに関してはあらためて掘り下げたくなりました。

ヒンドゥー教で欠かせないのがカースト制度ですが、カースト制度の抱える闇の大きさを考えると「これは伝統文化だから」で片付けていいのか?と思わざるを得ないからです。
言うまでもなく、描かれていた神々の肌は白かった。
 
 
12/10から再開する、常設の古代オリエント展も行ってきたらレポしたいと思います。
 
写真はインスタにも載せています。

https://www.instagram.com/p/CldLvQ1vjN3/?igshid=YmMyMTA2M2Y=

#古代オリエント #古代オリエント博物館 #ヒンドゥー教 #ヒンドゥー教の神様 #ヒンドゥーの神々の物語 #ヒンドゥー教美術 #シヴァ #ヴィシュヌ #ブラフマー #民族 #民族宗教 #古代文明 #インダス文明 #アーリア人 #カースト制 #インド #ネパール #中央アジア #世界史 #伝統美術 #文化 #美術品 #博物館 #博物館巡り #ガネーシャ #ハヌマーン #サンスクリット
 
 
https://aom-tokyo.com/index.html

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?