チームで意見が通らないのはほぼ自分のせいだよって話【通す手順を解説】
チームの規模が大きくなると起きてしまう問題のひとつとして「自分の意見が通りにくい」というものがあります。
・自分の意見は尊重されない
・何を言ってもムダ
こう考えてしまうのは結構辛いですよね。
結局のところ、人間は自己承認が欲しい生き物なので、全部は無理でも少しは認めてほしいという願望があります。
特に仕事では思うところが多いかと思います。
これは卑しいことでもないし、厚かましいということでもありません。
人間とはそういう生き物なのです。
長い間、自分の意見が通らない・自由に動けないとなると、ちょっとでも難しい局面に遭遇してしまうと何もかも諦めがちになります。
そんなときどうしますか?
人のせいにしますか?
自分の努力不足だと痛感しますか?
苦しい時こそ、人の真価が発揮されます。
自分の意見が通らないとき、どう振る舞って動くべきなのか?
勝手に諦めて、勝手に絶望して、勝手に人のせいにする人生は今日で終わりにしましょう!
意見を通したいときに考えるポイント
これから説明していきますが、意見を通したいときに注意・意識したいポイントは以下の通りです。
・自分のせい
・問題はコミュニケーション
・改善は小さなことから
・意見も小さなことから
・油断禁物
これらのステップを踏んでいくことで、確実にチーム内の風通しは良くなりますし、一度確立してしまえばあとは楽ちんです。
意見が通らないのは自分のせい
ほとんどの場合においてこう考えたほうがいいです。
相手の思考は誘導はできても、コントロールはできません。
自分の努力不足で意見が通らない、自由にしてもらえないと考える方が健全です。相手のせいにしていては何も進歩しないし、鋭い人なら「あいつ、また人のせいにしているよ」なんてことも言われかねません。
まずはできることをちゃんとやる。
これは鉄則です。
その上で今までにやらなかった行動をプラスアルファとして見せる。
意見が通らないのは、コミュニケーションが足りていないからです。
自分からコミュニケーションを取らないのに、意見が通らないと嘆くのは完全な受け身の姿勢であって、それは社会では通用しないものです。
だから自分から動きましょう。
そうしないと何も変わりません。
問題の9割はコミュニケーションにある
自分の意見がよくないとか、不完全だとか、何かと理由をつけたがる人がいますが、どんなにクソな意見でも通るときは通るんです。
結局、コミュニケーションをとっていれば相手のことがわかるものですし、どういうアプローチをしたら意見が通るかな?ということが言語化できなくても感覚的にわかるものです。
意見の良し悪しはほぼ関係ありません。
最初から完璧な意見なんてありませんし、大抵の場合は動きながら細かい調整をして改善していくものです。
関係性さえ良ければ意見は通ります。
関係性が悪いと意見はほぼ通りません。
まずはコミュニケーションを磨いて、相手に認めてもらう。
これに尽きます。
大きな動きはいらない
・コミュニケーションが大事
・意見の質は関係ない
こうアドバイスすると極端な行動をとってしまう人も結構います。
でも、これは逆効果です。
小さいことから始めるでいいんです。
朝の挨拶を元気よくしてみるとか、笑顔を増やすとか、とにかく相手に好印象を残すことが大切。
意見を通したい、もっと発言力を高めたいと思ったら特定の誰かじゃなくて、チームメンバーはもちろん、接する人全てにちょっとずつ変化を見せる。
すぐには効果が出るものではありません。
でも確実に、じわじわ効果が現れてきます。
焦らないことが大切です。
ちょっとずつ足場を固めていきましょう。
小さなことから要求する
人間関係の足場を固めたら、もうほとんどの場合は大丈夫です。
意見が通るようになります。
ただここで油断してとんでもない意見を通そうとしてはいけません。
まずは小さなことから通していきましょう。
たとえば仕事で使う書類を変更したいとしましょう。
いきなり「書類を変更したい」というのは簡単ですが、マニュアル変更や周知の問題が大きく、提案された方は身構えてしまいます。人間は変化を嫌う生き物です。それが仕事だと分かっていても、どうしても拒絶反応は多かれ少なかれ出てきます。
そうではなく「チーム内での約束事を確認したい」という感じから入っていき、「ここが問題だと思うんですけど・・・」とやんわりと伝える。そうすると周りも「じゃあ対応しないといけないね」というふうになっていきます。
要求は目に見えないレベルから徐々に拡大していく。
頭では分かっていてもできていない人が多いです。
このコツを掴むだけで、驚くほど意見が通るようになります。
また、いきなり大きく提案してしまうという方法もあります。
この場合はちゃんと小さな提案(最低限通したい意見)も用意しておきましょう。
大きなものを見せておいてから小さなものを見せることも、要求や意見を通すときに使えるテクニックです。
油断はしない
コミュニケーションなんてものは、一度築いたと思っても簡単に瓦解するものです。油断は禁物。
だからといって怖がることはなくて、普段からこまめなコミュニケーションをとっていたらそう簡単には崩れたりしません。
ちゃんと相手のことをリスペクトすること。
たまにコミュニケーションを重ねるたびに傷口を広げて、最終的に嫌われる人がいますが、これは相手のことをリスペクトしていないから。ことの中心は自分なんですよね。
関係性が構築できていないのに
・自分はこう思うんです?
・なんで違うんですか?
というような自分本位の質問やアピールをするのはNG。
確実に関係性が悪くなります。
一度仲良く話せたからといって、信頼されたと思わない方がいいんです。
仲良くなったと思わない方がいいんです。
そういう感覚は知らない間に養われるものであって、「こないだ楽しく話せたから仲良くなった!」とかではないんです。
勘違いすることほど悲しいこともないですし、辛いものもありません。
ただただ恥ずかしいだけです。
全ては自分次第
ということでチームで意見が通らないのは人のせいではなく、自分次第でどうとでもなるということを解説してきました。
まとめると
・意見が通らないのは自分のせい
・ほとんどの問題はコミュニケーション
・関係改善は小さなことから始める
・意見も小さなことから大きなことへ
・関係性良くなっても油断は禁物
組織やチームの中で生きていく、活躍するためには対人コミュニケーションは必須ですし、もはやこれが全てと言っても過言ではないくらい大切なものです。
意見の良し悪しは二の次。まずはコミュニケーションを伸ばしましょう。
だぴてぃ
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