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判断力か、作業力か。


『リーダーは判断力、プレイヤーは作業力』

僕のnoteでは散々この違いについて書いてきたわけですが、やっぱりチームメンバーにわかってもらえなかったり、リーダー自身が違いについて理解できていないことを実感することが多かったので改めて書こうと思います。
(リーダーは批判されがちなのですが…▶︎参考記事:リーダーは批判されるもの

両者の違いは細かく言えばたくさんありますが、つまるところは最初に書いた「判断力と作業力」に尽きるのかなと思います。

基本的に熱量でしか動かない人間なので、思ったらカタチにしたがるのが僕の特徴でもあります(できていないことも多いですが)。

で、こんなツイートをしました。

リーダーやマネージャーの苦しみや楽しさってやってみないとわからないんですよね。なので僕のチームではことあるごとにメンバーに対して「この仕事は〇〇さんがリーダーシップ発揮してやってみてね!はい、これ資料!」みたいな感じで、いつでも誰でもリーダーシップを発揮して仕事できる能力を伸ばする取り組みをしています。

このような目的はチームメンバーにはあえて言っていないですが、こういうものは自然と身につける方が変な方向にいかなくていいんです。もし間違った方向へ進もうとしてしまったら、進捗管理をして調整すれば大丈夫。これもリーダーやマネージャーの仕事です。

🔖チームに求められるマネージャーとは?🔖

🔖マネージャーの必須能力:進捗管理🔖


なんでこの違いを把握することが大事なのかというと、チームの成果を最大化すること、つまりチームで成果を出すにはそれぞれが担う役割が違うんだってことを強く理解しておかないといけないからです。

チームは個人の集まりですが、その戦闘力は足し算ではなく、掛け算であるべきです。足し算のままだと弱いチーム。いかにチーム内で化学反応を起こせるかが肝。

ここで押さえておきたいのが「判断力と作業力」の違い。

判断力

これはリーダーが主に武器として使う能力です。

短期的な視点で動くのではなく、チームにとって有益な結果になるにはどのように動かせばいいのか、経営陣やほかのセクションとの関係性をどのくらい重要視して、協力関係にできるのか、又はチームの成果をどういう形でカタチにするのか(僕のチームだと診療報酬だったり、患者さんの健康に寄与できるか)です。
長期的な視座でモノを見ていきます。

小難しいこと書いていますが、要は「チームが機能するように様々なことを判断し実現していく」のがリーダーやマネージャーの仕事。

■誤解を受けやすい力
ここでひとつ考えておきたいのが、判断力を使うときって誤解を受けやすいってことです。

資料と睨めっこしたり、部外のリーダーと協議や相談をすることが多いので、どうしても一箇所に留まることが少ないのです。または情報収集のためにあえて出向くこともあります。

そうしていると「うちのトップは何してんだ?」と誤解を受けてしまいます。別にそんなの気にしないって人もいますが、僕はそうは思わないようにしています。

こういう小さな不満だったり疑問点だったりが、チームを蝕んでいくことを体験しているから。
いわゆるチリツモってやつです。どんな小さなリスクも潰そうとしないと気が済まないっていう性格もあるかもしれませんが、後述する作業力をメインで使わないで仕事するリーダーやマネージャーにとっては、チームの小さな穴も塞いでいくことが仕事の一部です。

これを防ぐには事細かにメンバーとコミュニケーションをとることや、全体ミーティングで予定を示しておくとか、今取り組んでいるプロジェクトなどを明示しておくといいでしょう。少なくても今何してるのかがわからないってことはなくなると思います。

■効率の良いスタイルは人それぞれ
科学的にいうと立って考え事をしていた方が(あるいは歩きながら)頭に血流がいくので脳が活発になり考え事が捗ります。

経験的にもその通りで、だから僕はあまり一箇所に留まらないでプラプラしていることが多いです。遊んでいるように見えるかもしれませんが、その実、メンバーの仕事っぷりや調子を見ているのです。

考え事をするのもリーダーの仕事ですが、もちろんそれだけじゃない。思い立った時にすぐに他の仕事もできるようにしておくことも効率よく仕事を進める工夫のひとつです。

10m先にいる人にメールで連絡するなんてことをやる管理職も知っていますが(もちろん信頼はされないですよね)、仕事のスタイルは人それぞれです。自身のスタイルが全てじゃないことを理解しておくことも、お互いのことを知ってチームを機能させるために必要なことです。

では続いて作業力について解説します。

作業力

これはプレイヤーがメイン武器として使う力です。実務の部分ですね。
判断力を使うリーダーやマネージャーに対して、プレイヤーは作業力を行使して仕事をやっつけていくわけですが、前提として間違ってはいけないのが「脳停止で仕事するわけではない」ってこと。

実はプレイヤーも判断力を使います。
でもリーダーやマネージャーのそれと同質なものではないんです。リーダーが長期的な視座で見ることに対して、プレイヤーの判断力はより短期的に判断しなければいけないようなタスクに対して使っていきます。

この判断力をもとに作業力を使っていくわけですが、簡単に書くと「タスクを片付けていく力」が作業力。

■タスクの処理は「シングルタスク」で
よくシングルタスクで処理すべきと言いますよね。
これはビジネス本を読んでいる方なら誰でも知っていることで、さらに言えば男性と女性でマルチタスクの出来が違ってきます。これは脳の構造上のことなので、どちらが有意とかっていう話ではないってことを申し添えておきます。

わかりやすいところでは料理。
イメージで結構ですが、女性の方がテキパキとこなしている印象ですよね。実際、僕の家庭でもそうで、味はもちろんですが、女性のタスク処理ってどうなってるんだろうと、いつも思っています。一体どのくらい先まで読んで動いている?って感じです。

これが作業力。
目の前のタスクに100%集中してシングルタスクで処理しつつ、手を動かし、効率的にタスク処理する。マルチタスクっぽく見えますが、実は1つ1つはちゃんと片付けているので、処理の形態的にはシングルなんですよね。

■チームには作業力高いメンバーをおこう
上の例でいうようなメンバーがチームにいたら、リーダーは助かると思いませんか?

これを高水準でこなす人はどのチームで重宝されるのは当たり前ですね。実際に僕のチームでもこの作業力が高いメンバーがいるから、僕は安心して判断力で仕事することができます。彼女らが休暇などで、僕がプレイヤーとしてヘルプでカバーする時には、彼女らの凄さを実感します。こんなにやってたの?と。もちろんリーダーなのでこなせる量ではありますが、クオリティが違う。本当にありがたいですし、頼もしい。

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今日は判断力と作業力の違いについて解説しました。

チームメンバーに求められるのは作業力。
そしてそれを活かすのはリーダーの判断力。

これを意識して仕事するだけでも、動き方が変わってくるので、チームメンバーの方も、リーダーやマネージャーの方も、今一度考えてみましょう!

それではまた明日の投稿でお会いしましょう。

だぴてぃ先生でした😌

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