財産分与で怒り爆発
離婚を受け入れると通達すると、即座に財産分与の話に移行した。離婚に至る帰責性について、本調停では夫は全く責任を問われないので、財産は真っ二つにされることになった。
財産分与において、一番のハイライトは“住んでいるマンションをどうするか”ということだった。
私は住んでいた物件を引き取って住み続けたいと、夫にも弁護士にも伝えていた。そのため、夫が失踪する前に夫婦で話し合った際、夫は物件の譲渡額について以下のように提示してきていた。
私は、離婚の原因を作った(夫の借金および同居義務違反)のは、夫だと思っているので、この金額提示に納得していなかった。だからこそ、揉めに揉めて、調停に至っているわけだけど。
そしたらなんと!
調停で財産分与が話し合われることになったら! 夫が! 私に! 提示してきた譲渡金額は! 驚きの4160万円!!! だってよ!!!!
あははははははははははは!(怒)
あのさ。この物件、購入したときは3250万円だったのよ。地価高騰があったわけでもないのに、どうして購入金額よりも910万円も高い金額で私に売りつけようとしてるわけ??? おかしいんじゃないの?
夫から提出された物件金額の根拠を見たら、もう笑うしかなかった。
・築年数入ってない
・駅からの距離入ってない
・マンション箱物の平均価格のみで算出している
・耐震か免震か、鉄筋鉄骨かなど入ってない
・階数と日当たりだけ
・立地も書いてない
・直近リフォーム済みの値段になっている(リフォームしてないと2800〜3000万円と書かれている)
つまり、意図的に金額を釣り上げているのが見え見えの査定書を出してきたのだ。
対抗措置として、夫が失踪する前に、夫自身が取り寄せた不動産の査定書(2社分)を提出した。以下その査定書だ。
それによると、この物件の査定額は2800万〜3346万円とある。買った時よりそれほど下がってなくて、自分の選定眼の正しさが嬉しい反面、買い取るとなると負担額が大きくなるのが難点なのよね。
……って、それ以前の問題で、夫はこの物件を4160万円でなら私に売ってやってもいいと言ってきたのだ。とんでもないふっかけである。
さて、どうしてやろうか。
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