J1 2024第32節 広島×町田(2024.9.28)観戦レポ-首位攻防戦勝利!-
前節、横浜FMに快勝し首位奪還したサンフレッチェ。
今節開始前の上位チームの状況ですが、
1位 広島 勝点59 得失点差+29
2位 町田 勝点59 得失点差+24
3位 神戸 勝点58 得失点差+20
J1リーグ、1位〜3位は大接戦。残り7試合、優勝するにはどのチームも連勝したいところ。
広島の選手は休養十分、怪我をしていた選手も帰還しつつある今、万全な体制で町田をホームに迎えての一戦。
神戸も同時刻にホームで浦和と激突。
シーズン終盤、優勝を目指してこんなにヒリヒリする試合を見ることができる幸せ。
広島は引き分け続きで一時期優勝戦線から脱落したと思った時期もありましたが、よくここまで昇ってきました。
今節は、熊本からのサンフレサポと応援。
チケット争奪戦は熾烈でしたが、なんとかメインシートでの応援が可能となりました。
試合開始前、大一番だと意識して会場入りしたサポーターの熱気が。
メインスタンドの椅子には、「CLAP YOUR HANDS!」という熱のこもったチラシが貼り付けてありました。
おそらくコアサポーターが、開場後1枚1枚貼り付けてくれていたのだと思います。
町田ゴール裏に近いサンフレサポのいる指定席エリアでの観戦となりましたが、いつもより手拍子の応援が凄く、熱量を感じました。
コアサポーターの皆さん、指定席でも手拍子凄かったですよ!
選手入場時には、久々出現!サンフレッチェ「ビッグオーレ」!
超大型応援ユニフォームですが、エディスタ時代には何度も見たビッグオーレ、Eピースで私の観た試合では初。
広島らしく。紫のビッグユニフォームが波打つ光景にテンションが一気に上がりました!
今期リーグ戦はホーム戦アウェイ戦含めこの試合が最後のナイトゲーム。
この試合の意味を知るサポーターの大応援で勝利を!
J1リーグ戦の首位攻防戦。攻撃の広島、守備の町田の対決。
さて、結果はいかに?
●試合は広島が町田を撃破!前節に続く勝利2−0!
<前半>
前半早々から広島は攻撃をガンガン仕掛ける。
開始1分、ここのところ町田対策なのか広島 中野選手がお株を奪う正確なロングスロー。
右サイド奥でしっかり受けた広島 加藤選手がサイドを突破、ペナルティエリア内から左サイドで待ち受ける東選手へクロスボールを送り、ダイレクトボレーシュート!
ゴール左サイドネットを揺らしたが、わずかに外れる。
広島の攻勢が続き、町田の堅いプレスもかわし、広島サイドでのボール回収が続き、前線へボールを送り続ける。
開始3分、広島 中野選手が右サイドからタイミング良くペナルティエリア内へ精度の高いクロスボールを蹴り出し、それをすかさず待ち構えていたパシエンシア選手がダイレクトボレー!
ゴールネットを揺らし、早くも広島先制!
加入3試合目のパシエンシア選手がいとも簡単に速いクロスに合わせたボレー。
スタジアムは大熱狂!私も大熱狂!笑
座席までわずか30mほどの場所で起きた出来事。しっかり見届けました!
その後も、見どころ満載。
広島 トルガイ先生と町田 相馬選手とのマッチアップ。相馬選手がボール奪取を試みるために何度も体を当てるが倒れず、最後は足を出さざるをえない状況。
代表級選手を手玉にとるプレーに会場は盛り上がりました。
また、町田がボール回収後、即広島が回収し直すシーンが何度も見られ、前半は町田に有効な攻撃をさせない状態。
14分、混戦から広島 松本選手が町田からボールを奪うと、走り込んできた塩谷選手へパス。
ペナルティエリア5m手前あたりからクリアなスルーパスを送り、走り込んできていた加藤選手が鋭いシュート!
しかし、これは町田 GK谷選手によりワンハンドで防がれる。
23分、広島選手は攻撃の手を緩めず、速いリスタートからトルガイ先生→川辺選手→中野選手とサクサクボールが渡る。
中野選手は右サイドから強めで低いクロスを送り、受けた加藤選手が迷わずダイレクトに左足でゴール左隅に蹴り込み、広島2点目ゴール!
会場のボルテージはMAX。
ゴール前に攻撃の人数をかけている広島にゴールチャンスがたくさん巡ってきていた前半。
<後半>
後半8分、町田のひさびさの攻撃を広島GK大迫選手がナイスセーブ。
13分、町田 藤本選手が一瞬の隙を突いて、ドリブルでゴールへ向かうとそのままミドルシュートを打つが、GK大迫選手が左手一本で弾き出す。
広島は要所要所相手の攻撃をうまく交わすプレーに徹し続けていた印象。そして安全な状態を保ちながらチャンスがあれば無理せず攻め上がるパターンが続く。
ゲームコントロールをしていたのは広島。
途中、広島 川辺選手のミドル、ビエイラ選手のシュートなどゴールのつながりそうな攻撃が続き、終了間近の40分過ぎからは諦めの色がプレーに出てきた町田を攻撃。
42分、東選手から松本選手へ縦に送る絶妙なスルーパスが通り、松本選手は一旦ゴールへ向かう。
その後くるっと後ろ向きに方向を変え、走り込んできた東選手へパス返し。
いい位置からの強烈なミドルシュートを蹴り込む!
しかし、ゴールポストに当たり惜しくも追加点ならず。
このまま広島は交代選手は3人のみでこの試合を切り抜け、見事な勝利!首位キープ。
●所感
点差以上に広島圧勝といえる試合となりました。
<今節終了後の上位チーム状況>
→1位 広島 勝点62 得失点差+31
↑2位 神戸 勝点61 得失点差+21
↓3位 町田 勝点59 得失点差+22
広島は首位キープ、神戸も連勝で追撃、勝点1差のまま2位浮上。町田は広島に敗れ勝点上積みできず3位後退。
今のところ、この上位3チームが優勝を賭けて残りの試合をこなしていくことになります。
▪️広島 パシエンシア選手の攻撃力が前半発揮され試合を有利に展開させた。
▪️広島 中野選手は2得点に絡むクロスでのアシストが素晴らしいのはもちろんのこと、要所要所での有効なディフェンスでナイスプレー。後半も魅せた数々のディフェンス、特に町田 相馬選手とのマッチアップでボールを奪うシーンは会場が沸いた。
▪️広島 加藤選手は素晴らしいゴール、フルタイム走り続け枠内シュートをどんどん打ち込み終盤に来て完全復調した。
▪️今節は他の選手が目立ったが、広島 川辺選手・松本選手の町田からこぼれ球を地味に何度も奪っていく献身性はこの試合で重要なポイントとなった。
▪️ファール数 町田21 広島7 これだけファールさせるプレーをさせた広島の動きが抜群だった試合。
▪️広島×町田は鉾盾対決と言われたが、広島はボールを奪うポイントが高く、ハーフコートゲームのような状況もつくり出し、守りではハイプレスで守備、奪ったら迷わず攻撃陣形へ転ずるパーフェクトな展開。
▪️広島が町田のストロングポイントであるセットプレーからの得点チャンスをごくわずかに抑えた。
▪️町田 望月選手は背が高くジャンプ力もあり、抜け出しが速く脅威を感じた選手。流石に代表選手に選出されるのも頷ける実力の持ち主。
▪️町田 韓国代表 高身長FWオ セフン選手が広島DF荒木選手・佐々木選手に徹底マークされ無力化できたことは大きい。
▪️衝撃だったのはW杯代表だった相馬選手がロングスロー要員になっていたこと。両サイドでその姿を見て他サポながらショックを受ける。
▪️町田がロングスローのためのタオルをピッチサイドに置く問題は今回も継続。広島のベンチサイドのピッチ横にビニール袋入りのタオルを平然と何個も設置したことから撤去などでトラブルが発生。今後この手の問題をルール化するのか、マナーとして捉えて揉め事をなくす方向にするのか。課題と感じた一件。
まだいろいろ感じたことはありますが、とにかくサンフレッチェのチーム状態は最高だということ。
入場者数は開幕戦(浦和戦)に次ぐ26,655人。
スタジアムの雰囲気は今シーズン一番だったですし、普段静かに見ている指定席のサポーターの反応や手拍子応援があり、さらにムードを上げたとも思います。
広島の得点数はJ1でトップクラスとなりましたが、得点選手はとてもバラけていて、DF陣含めどの選手も攻撃参加・得点できる状態がつくれているのがサンフレの現在地。
そのため、相手のマークはとてもしにくい状態になっていると思われます。
J1リーグは残り6試合。
ここからは他チームの結果も気にしながらも、全勝すれば優勝が確実になる位置にいますから、広島は今のチーム状態をキープして勝ち続けることを目標に戦って欲しい。
記念すべき新スタジアム初年度、9年ぶりのリーグ優勝を望みながら、残りの試合も応援し続けます!
●この日の広島はイベントが重なり宿泊施設予約が大変なことに!
この試合開催日、広島はさまざまなイベント開催が重なり、ホテル確保はとても苦労しました。
私は、かなり前から予約を済ませていたのですが、熊本からのサポーターは参戦が決まったのが8月だったたため、市内のホテル空室が少なくなり、かつ、残室のあるホテルはありえないほどの客室料金高騰。
苦肉の策として駅近くのカプセルホテルを探索、なんとか予約を滑り込ませることができたという次第です。
[9月29日広島イベント]
◇J1 広島×町田 首位攻防戦
町田サポーターはもちろんのこと、私含め広島在住者以外のサンフレサポも広島入りしてないとゲーム後の宿泊が必要となった。
◇NPB 広島×巨人
8月の時点では広島か巨人のいずれかの優勝決定試合となりそうな予感のあったカード。残念ながら広島は大失速したが、巨人は優勝に向けて大詰めの試合になることからかなりのファンが広島に入ったと思われ、宿泊者も多数。
◇なにわ男子ライブ
サンフレッチェの試合が行われるEピースそばの広島グリーンアリーナで2公演開催。観客の多くが宿泊。
◇長渕剛ライブ
広島サンプラザホールで夜間ライブのため宿泊者多数。
◇宮島花火大会
こちらも市内宿泊者多数を予想。
◇高中正義ライブ
1000人規模のライブ。私も大好き 笑 高中正義さんのライブがこれもEピース近くのNTTクレドホールで開催。こちらも宿泊者多数。
これだけのイベントが同時に開催されるのは滅多にないことなので、ホテル予約は困難になるわけで…
実際、広島駅・紙屋町界隈はいろいろなイベント参加の人でカオスでしたし、広島大盛り上がりの1日となりました。
●行きつけの祝勝会会場も満席!
イベントが重なる日だと広島地元サポから事前に知らされていたので、祝勝会会場は予約をしておきました。
私たちが店に入った時間は22:00近く。
勝利の余韻に浸り、スタジアムで熊本から来たサポーターの記念撮影(ピッチにいたサンチェとも肩を組んで記念撮影もしました 笑)をしたり、スタジアムで練習中の選手を見たりしているうちに退場時間が遅くなりました。
入店すると、満席。
客層を見ると普段より女性が多く、ライブ帰りの方々が来店したのではないかと。
町田のサポーターもいるかなと思っていましたが、いませんでした。
毎度私の好みの食事は残していただいている店なので、ありがたくいただき、今日は同行サポがもう1件行きたいとのことでしたので、何度かお邪魔しているバーへ。
そこでママさんが勝利のお祝いということで出してくれたのが、サンフレワンカップ 笑
西条の白牡丹。
広島県内限定商品だとのことで、美味しくいただきました!
かなり飲みましたが、翌日は悪酔いもせず、東京に帰還。
これから次の試合までの1週間、気持ちよく頑張れそうです!