マガジンのカバー画像

自省録

7
運営しているクリエイター

#自己理解

全然凄くなかった自分を受け入れた日

全然凄くなかった自分を受け入れた日

 私の周囲には凄い人達がたくさんいた。

 素晴らしい画力を持っていたり、文才があったり、豊富な知識があったり、ユーモアがあったり、頭の回転が早かったり、度量が大きかったりと人それぞれに魅力があった。

 だからなにもない私にも何かしらの才能があるはずで、努力すればどうにでも出来ると本気で思っていた。今は全然努力してないけれど努力さえすればきっとすぐにあの人達のようになれると。

 これがとんだ思

もっとみる
テンパらなくても待ってくれる人はいる

テンパらなくても待ってくれる人はいる

 

 最近どんどん自分のことが分かっていく感覚がある。

 思考にかかっていた靄が突然晴れ、頭の中がクリアになった日があった。その日を境に自分や周囲の人がどういう人間なのかが見え始め、中学生や高校生が「自分とはいったい何者なのだろうか」と悩むことをやっと考えられるようになった。

 そんなだいぶ遅めの思春期を過ごしている。

 さて今日はタイトルにもある通り、人と話すたびにテンパってしまう人の原

もっとみる
2022.2.4

2022.2.4

 今日も美味しいごはんを頂くことができました。本当に感謝です。

 昨夜、湯船に浸かりながら考え事をしていた時に

「高等教育を受けたものは、それが受けられなかったもののためにその能力を使わなければならない」

 教授がかつて仰られていたことがふと思い起こされた。ノブレス・オブリージュとは違うのかもしれないが、自分の立ち位置を見定め、社会にどう貢献していくのかへの自覚を持った、強い言葉であった。

もっとみる
二度目のnote

二度目のnote

 気分が塞ぐようになってから早数年になる。

 同窓生が家庭を持つという大きな選択をしたり、夢の実現に向けて努力している間、私は何もできずベッドの上で自己嫌悪に苛まれたりしている。勿論焦りがない訳はなく、鍼灸に通ったりボクシングジムに入会したり自立支援をしてくださっている所でお世話になったりするも、精神状態が悪化したこととコロナの感染拡大をきっかけに足が遠のいてしまった。その頃noteにも挑戦した

もっとみる