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地球暦とめぐる季節の暮らし

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和文化が好きで、二十四節気や月齢を取り入れました。地球暦で1年を俯瞰する暮らし方は、時空間のとらえ方をニュートラルにし、豊かにしてくれます。暮らしの中での気付きを記しています。
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2022年7月の記事一覧

水星

水星

水星の特徴

水星は、地球の1/18(直径が地球の2/5程度、月より1/3くらい大きい)の小さな惑星で、太陽にいちばん近いところを回っています。地球から見ると、惑星の中で見かけの動きが一番大きく、伝令の神様Mercury(マーキュリー)の名前がついています。地球の公転周期は365日、自転周期は1日ですが、水星の公転周期は約88日、自転周期は約59日間かかります。

スピードが速いイメージですが、自

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夏土用

夏土用

夏の土用の食養生

夏土用の食養生には、「丑」の日に、「う」のつく食べもの、黒い食べものを食べるとよいといわれています。
暑さで食欲も落ちがちですから、胃腸に負担がかからないよう、よく噛んで食べることも大事です。

土用うなぎ

夏の土用と言えばウナギの日⁉
江戸時代に、発明家平賀源内さんが、夏に売り上げが落ちるウナギ屋さんに相談されて、「ウ」の付くウナギを丑の日に買ってもらうために「本日、丑の日

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四季と土用

四季と土用

四季の変化が起きるわけ

地球は1年かけて、太陽の周りを1周する公転運動をしていて、
地球自身も1日1回回転する自転運動をしています。

自転軸の向きは、地球の公転面 (黄道面) に対して垂直ではなく、約23.4°傾いているので、地球が太陽の周りを公転すると、順に以下のようになります。
・北極側が太陽を向く時期=北半球の夏=南半球の冬
・南極側が太陽を向く時期=南半球の夏=北半球の冬
・自転軸が太

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海の日(7月の第3月曜日)

海の日(7月の第3月曜日)

日本の国民の祝日の一つ。
「海の恩恵に感謝するとともに、海洋国日本の繁栄を願う」日として、7月の第3月曜日に定められています。

1876年明治天皇が東北ご巡幸の帰途、7月20日に灯台視察船・明治丸で横浜にご到着された日にちなんで、1941年に「海の記念日」が定められたのが始まりです。

平成に入り、7月20日海の日を国民の祝日にしようという運動が始まり、1995年制定、翌96年に施行されました。

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中元

中元

道教で、上元(旧暦正月15日)・中元(旧暦7月15日)・下元(旧暦10月15日)と、年3回の区切りとされていたのが三元です。
元旦、元日にみられるように「元」は「始め」の意味です。

上元は天上界を主り、福をもたらす(賜福)天官大帝の誕生日,
中元は地上界を主り、罪を赦す(赦罪)地官大帝の誕生日,
下元は地獄界を主り、厄を祓う(解厄)水官大帝の誕生日とされ、
各々の日にご神徳があると考えられました

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小暑(しょうしょ)Rising Heat

小暑(しょうしょ)Rising Heat

小暑@地球曆

太陽を基準にする二十四節気で立春から11番目の節気。
天球上の太陽の通り道である太陽黄経0度「春分点」から105度です。

暦では、立夏、小満、芒種、夏至、小暑、大暑が夏の節気たち。
雨期が終わって、本格的な夏の暑さがやってきますが、
暦ではもう晩夏です。

グレゴリオ暦でも上半期を過ぎての折り返しですね。
1年を1日のたとえると午後1時頃で、活動的な午後のはじまり。
一息ついて、

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