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HELP MEALS はじめました。

こんにちは。

この度、フリーの調理師 として、ご家庭に伺い作業を代行する料理代行サービスを始めました☺︎(調理師 / バリスタ/ コーチとして活動しています

主にご自宅での毎日の食事をサポートするもので、献立の提案(ご希望の場合)や下拵え、調理などを担います。

詳細はこちらからご覧になれます。

コーチングのアプローチも活かしてご希望を詳しく伺い、それぞれのご家庭に最適な味と時間を一緒につくっていきたいと考えています。

実際にやると決めるまでに考えたことはいろいろあったのですが、

今日は

◎どうして始めたのか
◎どんなサービスにしていきたいか

こちらの2点に絞ってお伝えしていきます。


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最もシンプルな結論

Apple製品の謳い文句のようになってしまうのですが、「どうして始めたのか」に一言で答えるなら、それが最もシンプルで、ベストな選択だとおもったからです。


2020年の秋に、代行会社で料理代行のお仕事を始め、

実際にお客さんと会い、お話をしていく中で、いろんな《個別のニーズ》が見えるようになりました。

「平日は帰りが遅いので、温めて食べるだけの作りおきがほしい」というオーソドックスなもの以外でも、


◎仕上げは自分でしたいので、下味をつけたりミールキットに近い状態の作りおきがほしい

◎大人は普通の味付けがいいけど、子どもに合わせて薄味調理で止めておいてほしい

◎買い物に行けないので、ネットスーパーの冷凍食材を基本に組み立ててほしい

◎お酒を飲むので、晩酌用の副菜を少量で多種作ってほしい

◎売っているものは味が濃すぎて食べられず困っている


など、思った以上に多岐にわたるものでした。

そこにはそれぞれの生活があり、個々の「もっとこうなったらいいんだけど」という希望が存在することを知りました。

個人でサービスを始めるにあたり、自分から見えた課題をベースにして、どうしたらもっと個別の事情に応じていけるだろうと考えたとき、

こちらも自由度を上げないと応えていけないとわかったことが最大の動機となりました。


代行会社では、(お客様のお宅に伺うというサービスの特性上)細かい規定がたくさんあり、これは同時に、多くのスタッフを抱えるマッチングサービスである以上、必要なことでもあります。

私も当初はそういうものなんだ、と感じていました。

ただ、作業の展開や段取りに慣れていったり、(定期的に通うお宅などで) お客さまそれぞれとのコミュニケーションがスムースになるにつれ喜んでもらえることが増え、一方で

「できるけどできない、してはいけない」といったことも増えていき、

だんだん輪郭がはっきりしてくるストレスと、

「想像以上に喜んでもらえている」という結果

反比例するようで、モヤモヤしていました。

自分がとれる選択肢のなかで一番いいのは、自分で始めちゃうことなんだろうな、というのは意外と早く結論が出ていたようにおもいます。


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《代行》 だからできること=課題が変わるたのしさ=



そんなストレスと申し訳なさのようなものを感じながら、頭の後ろのほうでずっと考えているような時間がしばらく続きましたが、後押しとなったのは、やはりお客さんの声でした。

いちばん力になったのは、日々のサービス後にいただくフィードバック。

良いものも、そうでないものも事実として受け取ることで、

《自分のサービスの結果》というデータが貯まり、「自分が担える、担うべきこと」の幅、
そのグラデーションが少しずつ見えていったようにおもいます。



伝えてくださる方がいる、ということはそれだけで本当にラッキーです。

というのは、わざわざ言葉にする義務はお客さんにはないので、最終的に伝えよう、という結論を出してくれることがありがたいなと感じます。


自分が提供する何かがあるとき、主体はそれを受け取る相手である、という考えかたがどうやら自分には強めにあることは、他のお仕事の際にも感じていましたが、

《 HELP 》 という立ち位置がとてもしっくりくることを、改めて発見していったような気がします。

何度か書いていますが、自分にとっては、

コーヒーも、料理も(自分が提供者になったとき)我を通すものではないんですね。

少し詳しく書きますね。

たとえば、シェフという役割だったら、
お客さんを喜ばせる ”表現” が必要になりますよね。
それは、少なからず「そうきたか」という裏切りの要素を含んでいますし、実際お客さんが望んでいるのはこのUNEXPECTED(予期しないこと)だったりもします。

おいしいものを食べたい、という欲求の奥にある、
「驚きたい」という欲求にも応えている
んですよね。

一方、代行の人は、お客さんが求めるものを代わりに作る人なので、

最終的なアジャスト先はお客さんの舌
になってきます。
(あくまで私の考えです。ここは、いろいろあっていいとおもいます)

どういう事情
で、どんな味が求められているのか。
顕在欲求のもう1歩だけ奥を想像するとしたら?

個々の事情に合わせるには情報が必要で、初回よりも2回目、2回目よりも3回目、とやりとりを重ねていっしょにそのお宅の味をつくる過程が好きです。

今回のサービスではここに力を入れていくつもりでいます。

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私自身、自分が絶対にこれ、とおもう味が「ない」かというとそうではありません。

たとえばカフェラテなら、チョコレートやナッツのフレーバーが強い深煎りのエスプレッソ25mlに180mlほどのミルク、フォームは厚さ8ミリ程度、温度は仕上がりで57度のものが自分にはいちばん美味しい。笑

しかし、求められているのが《代行》という役割だからこそ、受け取り手が求めるものに仕上げたいと考えています。

お店で働いているときは、シェフや先輩にOKを出してもらう味をつくる、つまり「いつも同じ味」に仕上げないといけませんでしたが、

今回は《各家庭の求める味》がお客さんの数だけあるので「毎回ちがう味」がゴールになります。


ここにおもしろさを感じています。

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実現可能性を横に置く。

せっかく自由度が上がったのだから、そこから始められたらいいな、と考えています。

「(家事代行は)こういうもの」という発想をいったん捨てて、

単純に1回3時間、料理を担う人間がいたとして、その中で、どうなったらいちばんいいと考えるのか。


技能的なことも、時間や設備といった条件面でも実現できることに限りはあります。

それでも、起点がそこであることにおおきな意味があるとおもうんです。

これまでコーチングの現場で「もし、できるとしたら」の部分を話してもらうことで、本人自身が、見えていなかった選択肢を発見したり、あたらしく作ったりするのを見てきました。

話してみることで、それが簡単ではなくとも「無理ではない」ことに気がついたり、逆に「そこまでそうしたいと感じていない」ことに気がついたりする

続けられることを前提としたシンプルなコミュニケーションというか、絶えずやりとりをしてチューニングしていく必要はありますが、

これがうまくいけば、3時間の価値は、これまで自分が提供していたものとは、やはり違ってくるとおもうんです。


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今日はあたらしく始めることになった HELP MEALS というサービスについて書きました。

読んでいただきありがとうございます。

料理代行は課題を解決するサービスであって、
「楽しませる」サービスではないかもしれませんが、

これまで出会った哲学のあるシェフたちに仕事を見せてもらってきたせいか、私にもすこしだけ「驚かせたい」という気持ちがあります。

その工夫を自分も楽しみ、願わくば過程をいっしょに楽しんでもらえるお客さんに出会っていけたら最高だなとおもいます。

気になった方はお気軽に問い合わせてみてくださいね☺︎


最後に、今回独立のサポートをしてくださったなつぞら舎さん、背中を押してくれたお客さんに感謝します。
ありがとうございました。


フリーのバリスタ、調理師、コーチとして活動しています。

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chieoikawa5@gmail.com

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