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『いろんな自分』がいることに悩んだあの日

本当の自分って、なんなんだろう…?








はじめに

突然だが、あなたはどんな性格だろうか。

明るい・暗い・冷静・怒りっぽい・優しい・冷たい・気が強い・気が小さい・ひょうきん・真面目・怠け者…

いろんな性格があると思う。

ただ、よく考えてみて欲しい。
根本の性格は確かに変わらないものの、表面的な性格というのは、その時々によって変化するものではないだろうか?

例えば、仲の良い友達といる時は、明るく饒舌になるが、時には冷静な自分もいるし、まじめになる自分もいる。

そう、人間には自分自身の中に『いろんな自分』が存在しており、TPOによってその『いろんな自分』を演じ分けている。

しかし、昔はその『いろんな自分』の存在に思い悩んだことがある。


本当の自分は、どれ…?

中学生くらいの頃だったと思う。
俺は、人や場面によって『自分』が変わることを悩んでいた。

仲のいい友達とは饒舌に話せるのに、ほかの人とはうまくしゃべれなくなったり。

「なんか○○(俺の本名)ってつかみどころないよな」というようなことをクラスメイトに言われたこともある。

まぁ思春期的なものもあったのだろう。

様々な状況によって性格を変える自分に対して「軸がない」と思っていたし、いったい本当の自分はどれなのだろうか…。とかなり真剣に考えていた。


『いろんな自分』のすべてが自分

ある時、app storeを見ていたら、とあるアプリを見つけた。
それは、匿名で思っていることを気兼ねなくつぶやけるというSNSだった。

面白いアプリだな~と思い、インストールをして実際に使ってみた。

そこでは、名前も年齢も知らない人々が、思い思いに感じていることをつぶやいており、その多くが「悩み」に関することだった。

「そうか、やっぱりみんな悩みを持っているんだなぁ」

と思いながら、俺も自分が抱えている悩みについてつぶやいてみた。

『いろんな自分を演じているから、どれが本当の自分かわかんなくなっちゃう(笑)』

するとそのつぶやきに多くの共感がついた。
ほかの人も同じことを思っているということに安心感とうれしさを覚えた。

と同時に、その中の一つに、俺はハッとさせられた。

『わかります…!でも、いろんな自分の全部が本当の自分だと思ってます。』

そうか…。俺は勝手に性格は一つじゃないといけない、こうあるべきだと決めつけていた。

おかげで、その言葉に出会ってから徐々に「本当の自分」というしがらみから解放されていったような気がする。


まとめ

今も、俺の中には『いろんな自分』が同居している。

でも全く悩んでいない。

だって全部が本当の自分なのだから。


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