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エッセイ

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2023年8月の記事一覧

「トー横キッズ」を亡き者にする大人たち

「(トー横)界隈の子」=「トー横民」の言葉を聴きながら、ふいに口ずさんでいた。

♪・・息が詰まるほど hold me tight
・・・教えてほしい no pain tonight
Yes,you need somebady to love・・・♪

♪・・心のなかでは heavy rain
・・・いつもいつもただ love is in vain
Yes,you need somebady to

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多くは死のうと思ってリスカはしない。
ドラマの印象からそう思っている人もいるかもしれないけど。

リスカは「生きよう」とすることの証。

DV、虐待、貧困、いじめ、孤独、、
子どもはそこから逃れる術を知らない。
大人のアドバイスなんて簡単に実行できない。
だってそこに投げ込まれた身なんだから。
悪いのは振るう方なんだ。
振るわれる方は無力なんだ。

大人だって自分自身の苦悩からは逃れられないのに。

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慈愛あふるる「介護物語」なんて書けない(序)

 両親の介護生活がはじまり2ヶ月ほどが経った。
 介護突入の当初、テキスト芸人としては、かなり面白いネタを手に入れたと思った。

 両親共にかなりボケまくっていはいるが、「介護物語」ではオトボケ老人として書き上げ、そのお世話を人情とユーモアがあふれるヒューマンタッチなドラマに仕立てるなんて分けないさ、と高を括るのに「秒」もいらなかった。

 さらには、介護初心者が四苦八苦というより七転八倒しながら

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毒多、マダニに襲われる

ついにやられました。

まあ、週末ごとに森に潜んで藪カキをしていれば必然かもしれない。
藪カキってのは、犬かきみたいなもので、笹やシダや名も知らぬ草や枯れ木の海を手足を使い掻いて泳いでいくわけで、猪カキや鹿カキあるいは熊カキと同様、藪で人カキをするわけである。
蜘蛛の巣が顔面に引っかかったところで、気色悪いだけで大したことはないけど、ときに大したヤツに出会うこともあるんだな。
すっかり忘れていたけ

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