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【月刊おすすめの本 9月編】ミステリー好き必見!今月読んで面白かった海外小説2選

どうも〜yutaroです。                         
今月を読んで面白かった海外文学を紹介していきます。紹介する2冊のジャンルは、ミステリーです。どれも読み応えがあり、面白いです。

M W クレイヴン著 『ストーンサークルの殺人 (ハヤカワ・ミステリ文庫)』

イギリス・ミステリ界の頂点英国推理作家協会賞最優秀長篇賞、ゴールド・ダガー受賞という言葉に惹かれてしまい購入しちゃいました。また、あらすじにも興味を持ちました。 

英国カンブリア州に点在するストーンサークルで次々と焼死体が発見された。犯人は死体を損壊しており、三番目の被害者にはなぜか停職中の国家犯罪対策庁の警官ワシントン・ポーの名前と「5」と思しき字が刻み付けられていた。身に覚えのないポーは処分を解かれ、捜査に加わることに。しかし新たに発見された死体はさらなる謎を生み、事件は思いがけない展開へ

タイトルがかなりシンプルなので、内容もあっさりしたストーリーだと思っていました。
ところが、読み始めると、なかなか緻密に作られた濃厚なミステリー作品でした。なかなか犯人に結びつく情報が掴めず、犯人にやられぱっなしの前半ですが、後半にかけて犯人にむすびつく情報を掴み、地道に捜査し後半にかけてじわじわと盛り上げていきます。そこまでのプロセスがなかなか進まないのが少し、読みづらいですが、最後の真相を知ったとき、ヤラれたと感じました。見事に予想がはずれました。
英国では、シリーズ化され多く刊行されているので、次回の作品が日本で刊行されることが非常に楽しみです。

アレン・エスケンス著 『たとえ天が墜ちようとも (創元推理文庫)』

カバージャケットが読書の秋っぽいなあと思い、購入しました。そして、前作の『償いの雪が降る』を読んでいたので、気になっていました。あらすじは、

高級住宅街で女性が殺害された。刑事マックスは、被害者の夫の刑事弁護士プルイットに疑いをかける。プルイットは元弁護士で大学教授のボーディに潔白を証明してくれと依頼した。ボーディは引き受けるが、それは命の恩人である親友のマックスと敵対することを意味していた。たとえ友情を失おうとも、正義を為すべく対決するふたり。予想外の展開となる白熱の陪審裁判の行方は。

『償いの雪が降る』に登場したキャラクターが今作にも登場するのですが、正直『償いの雪が降る』を読んでなくても問題ないです。私は、前作読んでいたのですが、ずいぶん前に読んだので前作のストーリーや登場人物は覚えでないです。それでも苦なく読めました。
物語の前半では、刑事が事件の捜査を地道に行う場面、そのあと容疑者が逮捕され、後半の物語は法廷での戦いの場面になります。どの場面も飽きずに読め、読みながらも犯人予想を立てる面白さがありました。もちろん、予想が外れました。次回作の刊行が楽しみです。

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