女の読書クラブ

読書好きな20代アラサーと30代アラフォーが、お互いの好きな本をあーでもない、こーでも…

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読書好きな20代アラサーと30代アラフォーが、お互いの好きな本をあーでもない、こーでもない言うブログ。 本から得た学びを皆さんとシェアしたいです🙆‍♀️インスタ更新中👇 https://www.instagram.com/onna_dokusho_club/

最近の記事

誰にも届かない声をあなたは聞けますか?

今回はあかりさんセレクト 52ヘルツのクジラ 著 町田そのこ 映画化もされた話題作です。 自分の人生を家族に搾取されて生きた女性、貴瑚と、 母に虐待され「ムシ」と呼ばれる少年。 孤独ゆえ愛を欲し、裏切られてきた彼らが出会い、物語が始まる。(裏表紙、あらすじ) 通常のくじらは10から39ヘルツという高さで仲間に歌う。 そのため52ヘルツで歌うクジラの声はどの種類のくじらにも届かない。 家庭環境に恵まれず、誰にも声を聴いてもらえなかった二人が出会い、 人生に運命に向き合う作

    • たったひとりの魂の番

      大丈夫だよ。 蟻地獄に落ちるということわざを知ったとき、これはまさしく今の私にぴったりの表現だと思った時がある。 気がついたらポッカリ空いた落とし穴の中にいた。 抜け出したくて、一歩上に登ろうとする度に、砂漠みたいにサラサラした砂の中に足元が沈んでいく。 頑張ろう、前を向こうと気持ちを奮い立たせても、身体が思うようにいかない。食欲はないし、夜眠れない。 心と身体が火を追うごとにバラバラになっていく感覚。 そんな時、ある人の言葉をお守りにしていた。 大丈夫だよ。

      • 理解されない幸せを握りしめて

        凪良ゆうさんが描く人たちは、いつも常に狭間にいる気がする。 この社会に生きている“私”と、ひとりの人生を生きる“私”。 幸せの形がいつも微妙に世間や大衆、マジョリティから外れてしまうが故に、苦しんだり悩んだりする登場人物に感情移入してしまうのは何でだろう。 うる波ちゃんは大好きな鹿野さんが死んだあとどう生きるのが正解だったんだろう? きっと多くの人は言うと思う。 「悲しんだり、寂しくなって当たり前だと思う。だけどゆっくり彼の死を受け入れて、前を向いて残りの人生を生き

        • どんな形でもいい。ただあなたと幸せになりたい物語

          今回は私のおすすめする本 「神さまのビオトープ」 著 凪良ゆう この物語は主人公うる波の旦那さん、鹿野くんが死んでしまうところから 物語が始まる。 しかし、うる波の元に幽霊として鹿野君が戻ってくる。 そして、物語が展開していくのだ。 大好きな凪良ゆうさんの本から出会った素敵な言葉を紹介 うる波は幽霊の鹿野君と生きることを選択するのだが、 世間の普通や共感を求めてくる。 欲しい言葉や自分が間違っていないという証明を欲しがる。 でも、ずれたら違うと批判するのもちがう。 夢が共

        誰にも届かない声をあなたは聞けますか?

          悦るってなんだかわかりますか?

          今回はあかりセレクトの 自分をよろこばせる習慣  著 田中克成 この本は、幸せを手に入れるシンプルで 究極の習慣「悦び」を得るための 77個の習慣を紹介している。 ここで出会った素敵な言葉を紹介 自分を自分で悦ばせる。 自分の内面的な要因で自分を悦ばせ、 嫌いな自分でいる時間を減らし、 好きな自分でいられる時間を増やす。 これは私がやった中でも、もっとも効果があると実感しています。 もともと自分のことが大嫌いな私が、 まずは自分を認めるところから始めて、 今では大好きに

          悦るってなんだかわかりますか?

          あなたは本当は何がやりたいのですか?

          幸せになるにはどうしたらいいんだろう? 誰もが考え、きっと長い間胸に抱えているこの疑問に、本書はシンプルなアンサーを提示してくれます。 悦る???? 聞きなれない言葉だと思います。 悦る。 「悦」は訓読みすると「よろこぶ」と読むそうです。 「よろこぶ」なら「喜ぶ」と何が違うんだろうって思いますよね。 それに比べて、「悦」という漢字は つまり、「喜」は外からもたらされるもので、「悦」は自分の内側から湧いてくるもの。 最近メンタルケアについて海外の人から学んでいるん

          あなたは本当は何がやりたいのですか?

          Rule 12 大切にしてくれない相手とは別れる

          The Rules of Love 上手な愛し方 昔から私はこの手の本をみると鼻で笑っていた。 こういう本、誰が読むの?と。 でも手にとって、なるほど人間関係におけるルールを見直すきっかけになるなと思った。 あなたにもきっとあると思う、人間関係において自分が大切にしているルール。 それを言語化・可視化するのは良いことだと思う。 また、自分が忘れていたり気付かなかった別のルールを学ぶこともできると思う。 私が人と関わるときに採用しているルールは これらに全て共通す

          Rule 12 大切にしてくれない相手とは別れる

          愛にルールは必要だ

          今回私が紹介する本は、 「上手な愛し方」  著リチャード・テンプラー          訳桜田直美・亀田佐和子 愛は人間の本能だが、それだけでは不十分だ。 愛は溢れているのか、 枯渇しているのか。 愛は必要だが、あいまいでパワーがある。 だからこそ、ルールがいるのだ。 自分の中の愛と向き合えた素敵な言葉を紹介 愛は必要だ。 でも、上手に付き合わないと逃げて行ってしまう。 自分をダメにしてしまう。 自分を嫌いにしてしまう。 だから、上手に付き合い方を勉強しないといけないの

          愛にルールは必要だ

          名言がありすぎる

          この本は有名な岡本太郎さんの本である。 「自分の中に毒を持て」 この本は自分に挑み続ける岡本太郎さんの想いが ちりばめられている。 ここで出会った素敵な言葉を紹介 なにか芯を通してる人は、美しい。 それは常々思っていることだ。 周りがどう思おうとこれだ!と思ってるものを 信じる。 その姿は、美しいものだ。 自分を見つめ続け、信じ続ける。 それは一番難しいことだ。 まずは自分と向き合い、自分を知らないと 見つめることもできない。 これはやらないといけないことだと思う。 自

          名言がありすぎる

          「幸福」などでは満たされない私たち

          これを読んでくれている人の中で、どれくらいの人が人生の“師”と呼べる人を持っているだろうか。 大人になって気づいたことの一つは、自分のことを本当に思って叱ってくれる人がいなくなる、ということだった。 だからこそ、私は“師”が欲しかった。 自分で自分を厳しく律せられればいいけれど、私は自分に甘いところがあるので、それを外に求めた。 でも、現実の世界で師に出会うのって難しい! そんな時、やっぱり本が師に出会う窓口になった。 太陽の塔、または「芸術は爆発だ!」でお馴染み

          「幸福」などでは満たされない私たち

          四月を過ぎても僕たちは、、、

          私は小さい頃からかなりの本読みだったからか、時折読書家を気取る人の「本を読めばためになる」系の発言に、気味の悪さを感じていた。 私は本が好きだ。 だけど、“ためになる”から好きなんかじゃないし、小説を読んでいて“ため”になったことなんてない。 だけど、ああこの本に出会えてよかったと思える出会いがある。 この本も、そんな一冊だ。 この本に出てくる人間はみんな愛にがんじがらめだ。 恋に落ちて、この人を愛していることも、この人を愛している自分も、全部永遠に続く気がしてい

          四月を過ぎても僕たちは、、、

          もっと人生を足掻こうよ

          この本の中のでてくる人たちは、みんな一生懸命生きている人たちだ。 頑張って、踏ん張って今までなんとかやってきて、それでも今まで通りにはいかなくなって躓いている。 八方塞がり。 だけどもう一踏ん張りしよう、と自分の人生を諦めてはいない。 そして「もう一踏ん張りしよう」と思わせてくれる人が近くにいる。 私が好きな短編は、“旅をあきらめた友と、その母への手紙” 私は、海外留学を通して更に友人のありがたさを感じるようになった。 そして良い友人とは何か、と考えるようになった

          もっと人生を足掻こうよ

          過去の恋愛は最高の教科書

          今回素敵な言葉に出会った本は 「四月になれば彼女は」  著 川村 元気 四月、精神科医の藤代のもとに、 かつての恋人・ハルから九年ぶりに手紙が届いた。 だが、藤代は、そのとき結婚を決めていた。 愛しているかわからない女性と。 失った恋に翻弄される十二ケ月がはじまる。 映画化も決定され、話題の作品で 出会った素敵な言葉を紹介 どんな人でも、きっと形は違うかもしれないが、 愛が必要なのだ。 愛し、愛される。 私もいくつになっても必要だと思う。 永遠はけっして続かない。

          過去の恋愛は最高の教科書

          何度でも立ち上がれるってメッセージをくれるそんな1冊

          今回出会った素敵な本は、こちら さいはての彼女 著 原田マハ 4個の短編集から成り立つこの本。 再生をテーマにしたお話になっています。 ここで出会った素敵な言葉を紹介 ふとした瞬間に、自分の日常や些細なことを話せる人は、 あなたの周りにどれだけいるだろう。 歳を重ねると、そんな些細な事を話せるひとが少なくなる。 環境が変わり、タイミングが合わなくなる。 友達も恋人も、作るのにも、続けるのにも努力がいるのだ。 そんな当たり前の事を、いつも忘れてしまうのだ。 自分で引いた

          何度でも立ち上がれるってメッセージをくれるそんな1冊

          くるおしいほどの愛って運命なのか。

          今回の素敵な言葉に出会った本は 「サヨナライツカ」 著 辻仁成 結婚を控えた好青年と呼ばれる豊は結婚を控えるなか、 謎の美女、沓子と出会う。 そこから始まる激しくくるおしい性愛の日々。 2人は別れを選択するが25年後の再会で・・・。 このお話は、最初映画で見たんですが、 映画もよかったです! 運命の出会いでも、タイミングを間違えればうまくはいかない。 でも、強く惹かれあうのに時間は関係ない。 別れても運命ならば再び巡り合う。 私の好きな恋愛小説でした。 では、出会った素敵

          くるおしいほどの愛って運命なのか。

          愛ってなんなんだ。

          今回は角田光代さんの 「愛がなんだ」 で出会った素敵な言葉を紹介します。 この物語は、主人公テルちゃんとその想い人マモちゃんの話だ。 マモちゃんと出会い、世界が一変したテルちゃんは、 どんどんすべてを失っていく。 友達も職も自分という存在も失ってくのだ。 これは、わかる人すごく共感できる物語だ。 ちなみに私は、共感の嵐だった。 この現象あるあるだ。 好きを優先しようとすると、本当に予定をすぐ変更する。 先とか後に約束したとか関係ない。 求めてくれればいつだって飛んで行く。

          愛ってなんなんだ。