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恋愛救済の1冊かもしれない

私たちが「なんとなく」分かった気になっている程度のもの
であるにもかかわらず、
人生を大きく左右するもの、
それが恋愛だ。

恋愛の哲学   戸谷 洋志

恋愛を客観的に見るなんて視点、
今まで人生で持ったことはあっただろうか。
人の恋愛はさして興味はない。
ドラマは好きだけど、
こんな恋愛自分ができたらいいなぁと
思ってみている。(私は笑)

恋愛が始まると、とたんに周りの世界が変化する。
眠ってるとき以外は、その人が頭にいるし、
なにもかも放り出してまで、
なにもかもを注ぐ。

そんな恋愛を今までしてきて、
それが恋愛だと思ってきた私。
最近そんな捨て身なことできない自分が、
もう恋愛できないんじゃないかって思ってるとき、
本屋さんで見つけた本。
恋愛の哲学
恋愛を客観的に7人の哲学者が考えていることを
一部抜粋しながら
この本は解説していく。

人間に恋愛は必要ない。
それでもある種の人々は恋愛を始めてしまうのである。
しかしそれは、往々にして、
自分で始めたいと思っていたわけではないのに、
勝手に始まってしまうのだ。

恋愛の哲学  戸谷 洋志

勝手に始まってしまうもの。
ある種の人々は、そうなのだとしたら、
客観的に恋愛とはどういうものなのかを
考えて損はない。

私は若いときは、なぜ私だけ恋愛がうまくいかないのか
必死に考えていた。
それは、恋人に執着していたのもそうだが、
私だけがこんな考えを持っていると思っていたからだ。
でも、人間はそもそもそう考えると
知っていたら、また人生は違うものになっていたのかもしれない。
もっと楽しく、苦しいときの孤独感でさえも、
すこしは和らいだのかもしれない。

頭で考えて、そんな簡単にわかるものでもないし、
正解もない。
でも、俯瞰的に恋愛を私と切り離して考える時間が
恋愛にはきっと必要だと作者はあとがきで述べている。

自分があってないような、
考えれば考えるほど奥の深い哲学。
この本を読んでぜひ感想を聞かせてください。

Written by  なおこ

アラフォー女


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