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「禁止」ってどう言う?←大統領選の争点の一つ、妊娠中絶の禁止法

先週初めから週末にかけて日本のメディアでも露出の多かった時事ネタ、『アメリカ民主党全国大会*』。
この投稿の約24時間前にも、ヤフー・ニュースでカマラ・ハリスの家族のサポートについての記事が取り上げられていました。
*英語ではDNC(=Democratic National Convention)

複数の州において裁判を通じて争われている、妊娠中絶を禁止する法律の有効性・合憲性。
民主党は妊娠中絶を禁止する法律に強く反対し、DNC=民主党全国大会でも対立政党の政策批判の一つの大きなポイントとしてスピーチで頻繁に言及されています。
*この投稿・アカウントでは各政党の政策・主張の是非、Pros and Cons≪良い点と悪い点≫、には関知しません。

では、妊娠中絶(abortion)の『禁止』って英語で何と言う?


"ban (複数形でbans)"と言います。

本題の文脈では、妊娠中絶の禁止法なので、「abortion "ban/ bans"」と表現されますが、"ban (複数形でbans)"は政治・法律の文脈だけではなく、ビジネスでも使用される単語です。

外資系会社員だった頃、実際に"ban (複数形でbans)"が使用された文脈はプロジェクトリーダー&マーケターの私にはとても悲しい、悔しいものでした。
それは・・・

部下と共に率いたプロジェクトが目標をはるかに超えるシェア(市場占有率)・出荷個数を達成し、プロジェクトチームとして社長賞を受賞。
チームメンバー各位が受け取った社長賞ボーナスの金額もそれなりだったのですが、それと同等かそれ以上に盛り上がったのが、部下たちが頑張って企画・運営した『副賞』。

『副賞』は、日本の各地域でトップの成績を上げた営業の方々と、24時間対応で需要予測を大きく上回る数量の製造を実行し続けてくれた海外の工場の方々との合同祝勝会@それぞれの国でした。

ところが!
日本のメンバーが海外工場を訪れ、現地工場メンバーとの「お互い、『作る』・『売る』、頑張ったよな!」とねぎらい合いの各種イベントを大いに楽しんだ後で・・・

overseas business travel "ban"
「海外出張の『禁止』」という方針が日本を超えた範囲で経営陣から発表されたのです。
外資系時代のメールの多くが英語だったため、この英語表現は、メールの件名から始まり、メール本文でも頻繁に日本&海外で使用されました。

そんな・・・・。
訪日を予定していた海外工場のメンバーたちも、彼らを迎え入れてもてなす心づもりバッチリだった日本のプロジェクトメンバーたちも、共にがっくり肩を落としました。

以来、"ban"という英単語にトラウマ、いや、アレルギーが・・・。
部下を始めとしたプロジェクトのみんな、あの時はごめんなさい。
リーダーとして力及ばずでした。

以上、ほろ苦いパーソナル・エピソードも交えた、民主党全国大会のプレゼンから学べる英単語、『ban/ bans』についてでした。

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