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岡田 利規『わたしたちに許された特別な時間の終わり』を読んだ
短編が2話収録。どちらの話にも共通し、タイトルにもある「特別な時間」を表すのは、現代日本における若者のモラトリアム的な、ラブホで目的もなく連泊する(1話目)、バイトを休んで横になるだけの(2話目)、倦怠と逃避の時間。ぼうっとした意識の、無意味な思索みたいなのが延々と描かれていて、読んでいるこちらまで気怠くなるなるような、かなり不快なまどろみを体感できた。
1話目の冒頭は街によくいるような大声をあ
ジャック・ニコルソンvs俺ら『さすらいの二人』
最近は仕事が急に忙しく、てんやわんやしていた。自分は忙しかったり嫌なことがあると急に眠気が激しくなり、なんのやる気もなくなってしまう。仕事中に寝るわけにもいかないので気合を入れて頑張るが、この逃避グセはどうにかしたい。でも逃げられるなら逃げたい。
ミケランジェロ・アントニオーニの『さすらいの二人』。痺れるぐらい間のある映画。
主人公は記者のジャック・ニコルソン。アフリカで取材中、隣の部屋で滞在
『アステロイド・シティ』を見た、ポップコーンが食べられなくてムカつく
U-NEXTのポイントで『アステロイド・シティ』をTOHOシネマズに見に行った。
俺はお菓子が好きで、特に映画を見ながらお菓子を食うのが好きだ。映画がつまらなくても食い物が美味しければいい思い出になるし最高なのだが、普段行くようなミニシアターは客がピリピリしてるせいでポップコーンを食べながら映画を見れず(ミニシアターにいるような客は全員孤独で貧乏だから)、たまに行くシネコンでキャラメルポップコーン
『博奕打ち いのち札』を見た、QBハウスにも行った
QBハウスで髪を切った。特になんの感想もないが、なんの感想も持ちたくないためにQBハウスで髪を切っているので問題ない。
前回はイレブンカットという11分以内に散髪を終えることを売りとしたよく分からない店で切ったのだが、その際美容師のおばさんに「おまかせで」と言ったら「そんなの困ります」と言われて予想外の返答に黙ってしまい、なぜかおばさんも黙ったまま動かず、本当に1分ぐらい無言のまま見つめ合う時間が
『ママと娼婦』を見た
ずっと見たかったのに4時間半の長尺で見るのを躊躇し続けていたが、朝起きて体調がすこぶる良く、衝動的にチケットを買ってヒュートラ渋谷まで見に行った。俺はおしっこがとてもよく出る体質なのにコーヒーが大好きで我慢できず、一杯でもコーヒーを飲むと1時間で5回は排尿することになる。ただ、今朝はコーヒーを我慢し、極力水分も摂らず、上映前におしっこを出し尽くして挑んだ。
そんな『ママと娼婦』は俺のそんな気も知