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2021.4.17

8:30起床。昨日の夜から予約してあった『ロード・オブ・カオス』の15:50の上映時間に合わせて動かなくてはいけない。とりあえず新宿へ向かい、喫茶店でエフォートレス・マスタリーを読んで12:00に開店したディスクユニオン各店に。12:00ちょうどに入店すると待ち構えていたみたいでキモいので、喫煙所でタバコを吸って時間調整しつつ12:05ぐらいに入店。ジム・オルークの『Bad Timing』のレコードを買う。ジム・オルークはそこまで詳しくないけど、これが最高傑作だと思う。何より最後の展開が好きで、アルバムをちゃんと通しで聴かないと感動が薄れるから時間と余裕がある時にしか聴けない。他にはBarton Smithの『Reelizations』の1、2セットとGlobal Communication『74:16』をテレワーク中のBGM用に、あとマカロニウエスタンのDVD4枚、と『力王』のDVDを買った。マカロニのうち1本は『ライジング・スターの伝説』で、監督がブルーノ・マッティだしマカロニウエスタンなのに80年代後半の作品ということでカスっぽいけど気になって買った。あと本も数冊。で、そのあと念願の『ロード・オブ・カオス』を見た。そもそもブラックメタルどころかメタルは全然聴かなくて、メイヘムも青っぽいジャケのアルバム(多分1st)だけ昔聴いて、バンドの事件だけザックリと知ってるぐらい。だからメイヘムにそんなに興味があるわけではなく、監督のヨナス・アカーランド目当てで楽しみだった。ヨナス・アカーランドは『ポーラー』はまだ見てないんだけど、『スパン』がとにかく大好きでDVDも買って持ってるぐらい好き。全編滅茶苦茶やってるんだけど、最終的にえも言われぬ感傷的な気持ちになるラストが最高だった。ラストに流れるThe Soundtrack of Our Livesの「Instant Repeater ‘99」も映画がきっかけで未だに聴く。で、今回の『ロード・オブ・カオス』も断髪のシーンとか切なくてちょっと感動。多分アカーランドはそういう詩情が得意なのかも。特に目玉の自殺シーンは気合入ってて、想像以上にショッキングなんだけどセンチメンタルで幻想的で寂しくて、複雑な感情になった。見終わった後の妙なサッパリ加減は青春映画のソレで、ロン毛の殺し合いを見た後とは思えない清涼感。どんな形であれ、青春時代の刹那は分かりやすく心に響くのかもね。

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