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子育てに「困っている」方に…

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ユニークな個性をもった子どもたちを育てていると、「困った!」と大人が思うことが少なくありません。子どもたちは「困った子」としてみられる支援が確立しはじめていますが、関わっている大…
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2021年4月の記事一覧

同じように見えても質が違うこと

同じように見えても質が違うこと

物事になかなか取り組まない人とか、サクサク進めない人に遭遇したら、その人のことを慎重なのかしら?って思うのでしょうかねぇ?

わたしですが、はじめてのことは様子見しながら進めていくため、慎重な人と間違われることもあるのですが、ただのビビりです。
初めの場所に行きたくない、初めてのことをやりたくない、わからないこと・見通しの立たないことは怖いから、初めてのことには丁寧に向き合って進めます。

しかし

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不登校と節目効果について

不登校と節目効果について

中2になった娘は、「2年生になったら学校にいくんだ!」と3月上旬から言い始めて、3月中頃から相談室登校を数回して、4月からは部活に復帰して…と徐々に学校に戻れる準備をしてきたものの、始業式翌日から、休むようになっています。

学年が変わる
学校が変わる…などの節目を機に、学校に行けるのでは? という節目効果を期待するのは親や先生ばかりだけではないのだなぁ…と、改めて娘の言動をみていて気付きました。

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不安って言えるようになってよかったよね

不安って言えるようになってよかったよね

今日から大学のオンライン授業が始まる娘のパソコンが、故障をしました。それも、今日の昼過ぎに出先に電話がかかってきて、「4時半からの授業に間に合うかな?」と申します。

いやいや、間に合うかわかりません。
ってか、母ちゃん、午後から小金稼ぎのバイトの予定だったんですけど?をお断りして、家に帰って、娘様のパソコンを拝見してところ、まあ、パソコン歴だけは30年越えの素人おばちゃんが見ても、まったく役には

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年齢は背番号みたいなもの

年齢は背番号みたいなもの

何歳になったら普通はこれくらいできるでしょ…
そんな感覚を持たないことが、私の子育てには有益だったし、年齢という指標で推定される発達モデルとの比較をしなくなると少し楽になることを、マイペースな育ちをする子の親には知っていてほしいなぁ…と改めて思ったのは、一年遅れで行われた娘の入学式でした。

親の同席不可の入学式が、本日ありました。
入場できない式に同伴する保護者はほぼおらず、時間が区切られて行わ

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苦手の克服よりも、好きを伸ばす教育モデルがいい

苦手の克服よりも、好きを伸ばす教育モデルがいい

放課後等デイサービスを立ち上げる友人のお手伝いをするために、一時期、同業者さんのチラシやホームページを比較検討したことがありました。

すると、ほとんどの施設で書かれていたのは、
苦手の克服をすること、
できる!を体験することで自信をもたせること
それらを楽しく取り組ませること、などのフレーズが並んでました。

そんなチラシを見ながら、友人とわたしは、「学校で頑張ってヘロヘロなときに、まだ頑張らな

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