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「SNSでつながろうよ!」Better Bossになろう!Weekly Pickup㊽

企業の外部相談窓口対応をしていると、相談者はハッキリと2つのタイプに分かれます。
タイプAは、起きたばかりのイヤなことを速攻で相談。そしてタイプBは、長期間我慢を重ね、最後の一滴でコップの水があふれ、自分ではもう抑えきれなくなってしまったケース。その場合、相談のきっかけとなった話から始まり、緊張のほぐれと共に過去にさかのぼって止めどなく話し続けることが多いのです。
きっと、これまで何度も何度も、自分の心の中だけで抑え込む努力を重ねてきたのでしょう。
その人の貴重な人生の時間とエネルギーが、気持ちに蓋をするために使われてた思うと、心から気の毒に思います。
「弱音を吐く」「立場が上のひとに意見を言う」という行為を良しとしない文化が日本にあるように思います。でも、それは江戸時代につくられた徳川幕府の管理社会がモデルです。
今は令和の世。江戸時代の掟を守っていると、抑圧された感情がその人の心身を蝕んでしまいます。
だからこその相談窓口やカウンセラーなのです。私は、すべての相談者がタイプAになることを目指し、これからも地道にがんばっていきます!

さて、Twitterで毎日発信中の「Better Bossになろう!」今週のピックアップは「SNSでつながろうよ!」です。

最近、部下の立場のかたからこのグチをよく聞きます。
おそらく、コミュニケーションを大切にしたい上司が、よかれと思って声がけをしているのでしょう。
私も最後に勤めた会社で、業務外チャットグループに誘われたっけ…。(断りましたが)

そもそも、上司の声かけを拒否するのは、仕事の評価にひびくことも考えて勇気がいりますよね
しかも、「均衡」を重要視する日本文化。
多くの部下は均衡を乱さないという理由だけで声かけに応えてしまい、結果、上司のコメントに義務的に「いいね」ボタンを押すというサービス残業状態に陥ってしまうのです。

実は業務外SNSのつながりは、上司にとって、すごく大きなリスクがあります。
それは、SNS上でうっかりアウト発言をしてしまった場合です。
そのときに「業務外の個人的な人間関係だから!」と主張したとしても、利害のない純粋なプライベートのつながりと認められない可能性があります。
しかも文字として証拠も残るし…危険ですよね!

どうぞくれぐれも、部下からリクエストされない限り、SNSのつながりは求めないでくださいね!

では本日はここまで。みなさまも心に蓋をしないように、外部のサポート活用しながら心軽くお暮しください!
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