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感情は湧かせておくって決めている

スポーツマンなんだから
相手をリスペクトしなきゃ。
試合を最悪だ
って言うなんて
相手に失礼じゃない!!

まあまあ。
きっと悔しかったんよ。
そんな風に言ってしまう
ことだってあるわいね。



とある日の会話。



その道のプロにしかわからない
苦しみや痛みって私はあると思う。

究極に自分を高めて高めて
それでも
結果が出なかったとき
どんなに悔しいだろうって思う。
どんなに悲しいだろうって思う。

そんなときのインタビューで
完璧なコメントを求めるなんて
ちょっと酷なんじゃないかって
私は思ってしまった。



いいじゃないか。
弱音が出てしまっても。

いいじゃないか。
自分の気持ちが
前に出てしまっても。



感情を持つ人間なんだから。



きっと冒頭の人のように
スポーツマンだから
こうでなくちゃいけない…
って言う人は
自身も人前では弱いところを
見せられない人なんじゃないか
って思う。

完璧主義的な言葉には
弱さを人に見せられないという
ある種の弱さをはらんでいる
って思う。



そして
冒頭の人の言葉を
真に受けてしまう私自身も
完璧主義な冒頭の人の
ある種の弱さを
受け止められていない
って思う。

きっと私自身が
完璧主義から少しでも
抜け出そうとしているのに
完璧を求められている気がして
冒頭の人の言葉に
拒否反応が出てしまうのだろう。



だからと言って
冒頭の人のことが嫌いではない。
むしろ大好きだ。



きっと
大好きな人だからこそ
冒頭の人の言葉に
一喜一憂してしまうのだろう。



感情は蓋をしないで
自然に任せて湧かしておく。

そう私は決めているから
冒頭の会話も
まあ、もやもやするよねって
受け止めておくことにする。