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悲しい本とともに

とある小さな本屋さんで
ふと目が合った絵本。



「悲しい本」
マイケル・ローゼン=作
クェンティン・ブレイク=絵
谷川俊太郎=訳
あかね書房



許せない。
最近の私の中の強い感情。

はらわたが煮えくりかえるような
心の底から激しい怒り。



私の怒りの源。
それは深い深い悲しみ。



悲しみを
なかったことにしなくていい。
悲しみに
蓋をしなくてもいい。

悲しみに
向き合えなくてもいい。
悲しみを
どうにかしようとしなくていい。



ただただ
悲しみとともにいる。

そんな私を
見守ってほしい。

悲しみを
上手く表現できない私を
見守ってほしい。

アドバイスも
第三者の意見も
何も求めていない。

ただただ
悲しみの奥にいる私に
寄り添ってほしい。



そんな私の本音に
気づかせてくれた絵本。



怒りも悲しみも
私の大切な感情なんだから。

どう一緒に生きるかは
私が決める。



そう思わせてくれた絵本。



何度も読み返したかったから
絵本を購入させていただいた。



今日は一日
「悲しい本」を手に
絵本カフェにお邪魔したり
小さな図書室にお邪魔したり。

まるで悲しみとともに
生きているよう。



悲しみと一緒でも
絵本のお話をしていれば
私は幸せ。



悲しみとともに生きる。

そんな運命も悪くない。

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