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多いと同じは違う

同じカテゴリーだから
分かり合えるって
世間ではよく言われるけど
それは違うんだよ。



同じカテゴリーだったとしても
みんなが全く同じ体験や経験を
しているわけじゃないでしょ。

同じカテゴリーでも
みんな違うんだっていうことを
忘れちゃいけないよ。



そうじゃないと
ピアサポートグループに参加したけど
わかってもらえなくてがっかりした
なんてことが起こるからね。



先日参加した
とある大学の遠隔授業で
教授の方が
おっしゃっていた言葉。



正直はっとした。
だけど
たしかにそうだよな
って思った。



同じ発達障害
同じ社交不安障害
同じ抑うつ

同じカテゴリーだと
確かに
共通点は多いし
感情を共有できる場面は多い。



ただしあくまで
多いと同じは
違うんだってこと。



例えばだけど

ピアサポートグループで
悩みを打ち明けてくれた人も
お話に耳を傾ける人も
話が進むにつれて
お互いに自分たちは同じだって
思い込んでしまうことも
あるかもしれない。

そうすると
何もかも全て
分かり合えるんじゃないかって
お互いに期待しすぎてしまって
教授の方が言うように
お互いにがっかりすることも
あるかもしれない。



だから
共通点は多いねってところでは
共感しつつも
あくまでその人その人の
世界観は違うっていうところは
心のどこかで
覚えておこうと思った。



社会人になって
またこうして大学の授業に
参加できるなんて…
本当にありがとうございます。