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心に渦巻くとぐろの正体

今日 目が覚めて
胸が重い感覚はなかった。

だけど
心の奥でずっと何かが
とぐろを巻いている。



なんだろう…。



今日は一日
絵本を選んだり読んだりして
今週の授業の準備をしていた。

この日のために
金沢市と石川県の図書館から
20冊ほど借りていたのだ。

この絵可愛い。
ここの場面好きだなあ。

絵本の世界に浸れる時間は
私にとっては幸せそのものだ。



みんなにも
楽しんでもらえたら嬉しいけど
でもまずは私が楽しまなきゃ。

そんな心持ちで過ごしていたら
あっという間に時間は過ぎていた。



ちょっと休憩…。



横になって目をつぶったとき
とぐろの正体が見えた。



幼いときから大人になるまで
私の中に抑え込んできた
悲しみと悔しさと情けなさ。
そして
それらが入り混じった怒りだった。



第三者から見れば
変えられない過去に
いつまで固執しているのかと
思われるかもしれない。

だけど
過去の感情は
今の私を作っているもの。

なかったことになんか
できやしないんだ。



この歳になって
やっと自分の感情に正直なれた。
自分の感情は
伝えてもいいんだとわかった。

それをやっと今。

子どもの私ができなかったことを
今ここでやっと
実践できるようになったのに。



周りとの関係が壊れないように
とか
あなたに気を遣っているんだよ
と言われてしまうと

じゃあ
いつになったら
私の感情は表現してもいいの。

って思ってしまう。



みんなは子どものときに
いっぱい感情を表現してきたでしょう?

私はできなかったんだよ。

周りの子たちの感情を
受け止め、気を遣い続けて
ずっとずっと
感情を押し殺してきたんだよ。

今やっと
そのことに気が付いて
今やっと
言葉にできるようになったんだよ。



子どものときに子どもでいられた人に
何も言われたくない。



私のペースでもう一度
子どもから大人にならせてほしい。

ゆっくり大人にならせてほしい。



お願いだから
もう30歳代なんだからとか
もう社会人なんだからとか
そんな風に思わないで。



これが
私の心の奥のとぐろの正体。



これを
甘えだと受け止められるのが
猛烈に怖いのだ。